生後何カ月から使用できるの? 赤ちゃんの入浴剤使用に関することと最適な入浴剤について
入浴効果を高める入浴剤には様々な種類があり、その日の気分や欲しい効能によって使い分けることができます。
そして、入浴剤は誰でも気軽に使用することができますが、敏感肌のような肌が弱い人は刺激の強い入浴剤を使用することはできません。
また、赤ちゃんも使うことができないので注意が必要です。
特に赤ちゃんは生まれたばかりなため肌が繊細で、肌に刺激があるものは良くありません。
そのため、低刺激の入浴剤を使用するか、ある程度成長してから使用しましょう。
このように赤ちゃんには特に気を使う必要があり、親は分からないこともあると思います。
そんな方のために、ここでは入浴剤を赤ちゃんに使用することについて説明していきます。
入浴剤と沐浴剤の異なる点
入浴剤を赤ちゃんに使用することに関することを説明する前に、まずは入浴剤と沐浴剤の異なる点などを説明していきます。
沐浴とは
一般的に湯船に浸かることを「入浴」といいますが、赤ちゃん専用の湯船(ベビーバス)などで浸かることを「沐浴」といいます。
この世に生を受けたばかりの赤ちゃんは雑菌などに対抗する力が弱いので、一般的な湯船ではなく赤ちゃん専用の湯船を使用して、感染症を防ぐ必要があります。
主に、生まれてから一ヶ月くらいまでの赤ちゃんが沐浴をします。
そのため、一ヶ月経過してから一般的な湯船を使用する人が多くいます。
赤ちゃんは身体が弱いので、母親は赤ちゃんに対して色々と気を使い、入浴に関しても心配になる場合があります。
そのような場合は、医者や助産師さんにアドバイスを受けると良いでしょう。
入浴剤と沐浴剤の違いとは?
沐浴剤とは、石鹸を使用しなくても赤ちゃんの身体を洗うことのできる入浴道具の一つになります。
石鹸を使用すると身体を洗っている最中に、赤ちゃんの目に入る心配が出てきます。
しかし、沐浴剤は石鹸ではないので、石鹸が目に入る心配がいりません。
また、泡がなく、滑りにくくなっているので、落とす心配も少なく安心して使用することができます。
すすいだり、お風呂から上がる時にお湯をかける必要がないので、短い時間で沐浴を行うことができます。
そして、赤ちゃんにかかる負担が少ないことも沐浴剤の特徴となっています。
沐浴剤と一言でいっても種類によって配合されている成分が異なるので、赤ちゃんの肌質に合わせて選ぶことが大切です。
沐浴の行い方
沐浴は1人よりも2人で行ったほうがやりやすいので、夫婦でやることをおすすめします。
赤ちゃんは生まれたばかりなので、首が座っていません。
そのため、1人が赤ちゃん専用の湯船の中で身体を支え、もう1人が身体を洗ってあげましょう。
こうすることにより、安全に沐浴を行うことができます。
そして、石鹸よりも沐浴剤を使用することにより、赤ちゃんの肌に負担をかけることなく、楽に洗うことができます。
沐浴剤は洗い流さなくても問題なく、赤ちゃん専用の湯船の中で溶かして使用するので、洗う人にも負担はかかりません。
そのようにお風呂から上がる時にお湯をかけたりすすいだりする必要がないので、効率的に沐浴を行うことができます。
入浴剤が入っている湯船に赤ちゃんはいつから入れる?
赤ちゃんは沐浴を卒業すると入浴剤を使えるようになります。
しかし、無理して入浴剤を使用する必要はありません。
ですが、赤ちゃんは生後二か月くらい経過すると、皮脂の分泌量は急激に減っていきます。
そのため、赤ちゃんの肌は乾燥しやすいので、保湿をすることが大切になります。
保湿をするには、赤ちゃん専用の保湿クリームを使用したり、ベビーローションを使用したりすることが効果的ですが、入浴剤が入っている湯船に入れてあげることも保湿になります。
赤ちゃんに入浴剤を使用する時期は、生後4ヶ月くらいが良いでしょう。
4ヶ月よりも前で入浴剤を使用すると、入浴剤の刺激によって肌荒れを起こす可能性があります。
それは、生まれてから3ヶ月くらいまでは皮膚機能が安定していないためです。
そのため、赤ちゃんの肌の状態に気を配りながら、入浴剤を使用することが重要になります。
赤ちゃんが使用しても問題ない入浴剤とは?
赤ちゃんの肌はデリケートなので、生まれてから4ヶ月経過していても、使用する入浴剤の種類には注意が必要です。
一般的な入浴剤は、普通の肌質に合わせて開発しているため、赤ちゃんのようなデリケートな肌を想定した成分で作られている訳ではありません。
したがって、安心して赤ちゃんに入浴剤を使用するには、赤ちゃんの肌に刺激を与えないようなものを選ぶことが大切です。
選ぶポイントとしては、刺激の少ないもの・水道水の塩素を除去できるもの・赤ちゃん用のもの・強い香りのしない好みの香りがするものになります。
刺激の少ない肌に優しい入浴剤
赤ちゃんは生まれたばかりなので、皮膚機能は成長過程で、肌は乾燥しやすく外からの刺激には強くありません。
そのため、刺激のある炭酸ガスや香料や発汗効果や清涼系の入浴剤は赤ちゃんの肌に向いていません。
赤ちゃんの肌を守るためにも、添加物が含まれていない肌に優しいものを使用すると良いでしょう。
赤ちゃん用の入浴剤でしたら、赤ちゃんの肌を考慮した成分が含まれているので、安心して使うことができます。
また、手軽に入浴剤を選ぶことができるので、親は赤ちゃん用の入浴剤で一緒に入ることをおすすめします。
お風呂の時間は、母親にとってもリラックスできる時間になります。
そのため、赤ちゃんと一緒に母親もリラックスできるよう、好みの香りがするものを使用しましょう。
しかし、赤ちゃんのためにも香りの強いものは避けるようにしましょう。
塩素を除去することのできる入浴剤
水道水には塩素という成分が含まれています。
塩素により刺激を感じてしまう赤ちゃんもいるので、注意が必要です。
塩素によって刺激を与えてしまうこともあるので母親は心配になりますが、ビタミンCやグルタミン酸ナトリウムが含まれている入浴剤は塩素を除去する作用があります。
そのため、水道水の塩素が気になる方は、それらが含まれている入浴剤を使用しましょう。
始めは、赤ちゃんの肌に異常がないか少しの量で確認していきましょう。
赤ちゃんに入浴剤を使用する上で注意すること
赤ちゃんは言葉を話せないので、親が気を付けなければいけません。
そのため、赤ちゃん用の入浴剤を使用する時でも、いくつか注意する必要があります。
お湯を飲んでしまった場合と肌に異常が起きた場合
赤ちゃんが入浴剤入りのお湯を飲んでしまうことがあるので、親は注意する必要があります。
販売されている入浴剤には、「誤ってお湯を飲んでしまっても少量なら問題ない」のようなことが書かれているものもありますが、お湯を少量飲んだだけで異常が起きたり、たくさん飲んで異常が起きた場合は、速やかに病院にいきましょう。
また、お湯を飲むことがクセのようになっている場合は、一時入浴剤の使用を禁じるようにしましょう。
それと、肌荒れや湿疹などの症状が出る場合も、入浴剤の使用は中止しましょう。
人それぞれ性格が違うように、赤ちゃんの肌質も人それぞれになります。
そのため、安全な入浴剤でも合わない可能性もあるので、肌に異常が出る場合は入浴剤を使わないようにしてください。
入浴時間や入浴剤の使用量
ただのお湯に入浴するよりも、入浴剤を使用すると入浴時間が長くなってしまいます。
しかし、赤ちゃんの肌はデリケートで、身体の機能は未発達なので、長く湯船に浸かることは良くありません。
したがって、お湯に浸かっている時間は3分くらいにすると良いでしょう。
それと、メーカーが定めている使用量を守ることも大切になります。
使用する量が多かったりすると赤ちゃんの肌や身体に負担がかかるので、定められている量を守るか少なめにすると良いです。
まとめ
赤ちゃんは言葉が話せないので、親が赤ちゃんの反応をちゃんと見ることは大切なことです。
そのため、入浴剤の使用にも十分に注意しましょう。
また、赤ちゃんを抱いている時に転倒しないように、お風呂場のぬめりに注意したり、入浴剤の対象年齢や成分や使用期限の表示を確認することも大切になります。
赤ちゃんの身体はとても弱いので、親がそのようなことに注意し、赤ちゃんを守ってあげましょう。