産後の骨盤ベルトのススメ

妊娠すると骨盤が広がり、出産をすると大きく下半身が歪んでしまいます。

妊娠していない女性でも骨盤の歪んだ人はとても多いのですが、出産を経た骨盤は歪みと同時に非常に柔軟な状態であり、これを利用して骨盤ベルトで骨盤をしっかりと締めると下半身が矯正出来ると聞いたので、私は産後すぐから骨盤ベルトを使用しました。

果たしてその結果は如何に・・・その詳細をこれから記したいと思います。

産後すぐから出来るケア

まず、出産してすぐに産院で病院用の簡易骨盤ベルトをつけてもらいました。

これは本当に簡単なガーゼのようなもので出来ているもので、あまり締め付けも強くないのですが、産後はこの位の強度の物がとても付け心地が良かったです。

この骨盤ベルトがあったおかげで、起きたり歩いたりするのがとても楽でした。

市販のものは締め付けが強いので、産後２～３日は私はおすすめできないような気がします。

その後は、私はピジョンの産後ベルトを使用しました。

まだ腹筋に力が入らなく、寝ながら装着するのがとても辛かったです。

でも、骨盤ベルトはすぐに装着したほうが骨盤の歪みが矯正出来ると産院で勧められていたので、頑張ってつけていました。

寝る時も常につけていましたが、やはりどうしてもずれたりするので、その都度に締めなおしていました。

私は出産が冬だったので問題なかったですが、夏に出産された人が使用する場合は締め付けが強いとあせもになったりするような気がします。

その後もずっと常に骨盤ベルトは使用していましたが、どうしてもずれるのと、着用になれてくるとどうも締め付けが弱いような気がして効果がとても気になったので、産後2週間くらいからはきつめのガードルを履くようにしました。

他の骨盤ベルトを買い直しても良かったのですが、結構値段がするし、産後ケアが終わったら使わないものだと感じていたので、高めの締め付けの強いガードルで代用しました。

ガードルを付けて骨盤ベルトを締める、というような使い方をしましたが、ガードルを使用したほうが締め付けが強く感じられ、付け心地は良かったです。

産後は筋力が衰えているのか歩いたりしゃがんだりするのがとてもつらく、骨盤ベルトをつける事によって動きやすくなった感じがしました。

骨盤ベルトの着用で動きにくく感じたり、肌の違和感を感じることもありませんでしたが、どうしてもずれるのでそれがとても気になりました。

また、お手洗いに行く時もいちいち外したりしないといけないので、それが面倒でした。

冬は厚着なので目立ちませんでしたが、夏だと服の上からモコモコしたりするような気がして、装着するのも暑いので、夏に使用される方は大変かなと思います。

骨盤は産後2ヶ月くらいまでは非常に柔軟で、この時期に骨盤のゆがみを矯正するといいと、産院では聞かされていましたので、私は産後3ヶ月くらいまでは使っていました。

普段の時に（出産を経験していない時）骨盤矯正するのは大変らしいので、「これを機にお尻を小さくしたい！」という、ただその思いのみで頑張って装着していました。

締め付けが強いのでお腹まわりのダイエットにも良いかな？

などとも思いましたが、そのような効果は全くなく、ダイエット効果も全く期待は出来ませんでしたので、ダイエットを目指す方にはおすすめではありません。

私は結局最後までガードルを併用しました。

出産から1年以上が経過し、改めて骨盤ベルトの効果を考えてみますと、はっきり申し上げて”骨盤を小さくする”というような効果は全く現れていない気がします。

もしかしたら”使わないよりは良かった”のかもしれないし、あの有名な”とこちゃんべると”を使用していたらもっと効果が期待出来たのかもしれないのですが、今となっては後の祭り。

おしりは以前よりも大きくなったままとなってしまいました。

でも、産後に着用した事で非常に動きやすかったのは確かですし、出産で弱った腰を大いに支えてくれましたので、骨盤ベルトには感謝しています。

そして、これから出産する方にも骨盤ベルトの使用は勧めたいです。