硬くて痛そう…でもこの硬いのが実は肩こりや身体の不調に効くんです!木製まくらの優れた効果について
まくらは大きくて柔らかいものが寝心地がいいので好き!
おそらくそう思っている人が大半ではないかと思います。
また硬いまくらでみなさんが想像するのは、きっとそばがらやパイプなどの中材のまくらのことでしょう。
ところがこれらのまくらよりも指で押さえてもへこまないくらい、はるかに硬いまくらが存在しています。
それが100%木を使用して作られている、木製のまくらです。
木製まくらで眠るなんて硬くて痛そう…そう思われるかもしれませんが、実はこのまくらが肩こりをはじめとする身体の不調にとても効くんです。
今回はこの木製まくらの優れた効果と、使い方について紹介していきたいと思います。
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目次
西式健康法に則って作られた硬い寝床で眠るまくら
木製まくらとは100%木の素材で作られたまくらのことで、頭部と頸部を当てる部分が半月のアーチ形になっています。
このまくらは西式健康法という健康療法に則って作られた、硬い寝床で眠るために作られたまくらです。
硬い寝床に木製まくらを置いて眠ることで、毎晩少しずつズレていく首や背中を整えていく効果を発揮します。
また特にゆがみやすい首の骨はアーチ型をした硬い木製のまくらを頸部に当てて使用することで、頭の重さによって首の骨が効果的にストレッチされ牽引矯正することができます。
硬い寝床と硬い木製のまくらで首の骨や背骨が矯正されれば脊柱を正しく保つことができ、自然と肩や首のこりが解消されていくのです。
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肩や首のこり以外にも効く!木製まくらの5つの効果
木製まくらには肩や首のこり以外にも5つの効果を発揮します。
特に最近ではパソコンやスマホの使用により急増している、こんなところにも効きます!
ストレートネックの予防と改善
ストレートネックとは文字通り、真っ直ぐになってしまった首のことを言います。
正常な首はゆるやかなアーチ型のカーブをしていて、5kg以上もある頭をバランスよく支えている状態になっています。
ところが長時間パソコンやデスクワークをしていたり、スマホの画面をじっと見つめて操作をしていたりすると、知らない間に顔が前に突き出て猫背になっていることがあります。
その結果首も突き出た状態になり、ストレートネックになってしまうのです。
ストレートネックになると肩や首のこりの原因だけでなく、頭痛やめまい、ふらつき、吐き気、自律神経失調などさまざまなつらい症状が現れてきます。
ストレートネックの人が木製まくらを頸部に当てるようにして眠ることで、首を効果的にストレッチして正しい首のアーチ型に矯正することができます。
パソコンやデスクワーク、スマホの長時間使用で疲れている人には、木製まくらがおすすめです。
頭が重いといった症状が軽減される
風邪や花粉症にかかると頭が重く感じることがあります。
これは鼻の炎症が悪化して副鼻腔炎になることで、鼻詰まりがひどくなり酸素がうまく取り入れられなくなるので頭が酸素欠乏状態になるからです。
頭が酸欠になると頭部の血流も悪くなり、その結果頭が重いといった症状が現われます。
木製まくらを頸部に当てるようにして使用することで、頭部へ血液が流れていって血行も良くなり頭の重い症状も軽減されます。
手足の神経麻痺を予防
手足の神経麻痺の原因にはいろいろありますが、そのひとつに小脳や延髄の働きが鈍っているということが挙げられます。
小脳も延髄も運動や呼吸、食べ物を飲み込むなど人間の生命維持のために大変重要な役目を果たしている部分で、これらの働きが鈍ると運動への指令がうまくいかずに手足の神経麻痺の原因になるのです。
手足の神経の麻痺を予防するためにも、小脳と延髄を常に刺激して働きを正常化する必要があります。
木製まくらを使用すれば後頭部と頸部にある小脳と延髄を効果的に刺激することができ、運動機能も働くようになり手足の神経麻痺を予防することに役立ちます。
無呼吸症候群の予防と改善
木製まくらは基本的には頸部に当てて使用するまくらなので、自然と無呼吸症候群になりにくい寝姿になっています。
無呼吸症候群の対策としてまくらなしで眠ることが推奨されていますが、木製まくらを使用すればさらに首がストレッチされて気道が塞がれずにラクに呼吸ができるようになります。
木製まくらは無呼吸症候群になりやすいメタボの人や、中高年の人にもぜひおすすめしたいまくらです。
二重あご、首のシワの予防と改善
中高年になると特に女性の場合は、二重あごや首のシワが目立つようになります。
毎日お顔のケアだけでなく、あごや首の部分にもクリームをつけてシワを伸ばすべくマッサージしているのに、残念ながら効果が今ひとつ実感できない、そんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか?
このような悩みを持っている女性方にも、木製まくらがおすすめします。
木製まくらを頸部に当てて仰向けに眠れば、おのずとあごと首が効果的にストレッチできて二重あごや首のシワの予防と改善に効果が期待できます。
自分のサイズに合った木製まくらを選びましょう!
いくら効果が優れている木製まくらでも、自分のサイズに合わないものを使用すると逆効果になってしまいます。
自分のサイズに合う木製まくらを見つけるためには、木製まくらを取り扱う専門店でサイズを測定してもらうのが最も確かですが、ネットサイトの木製まくら通販のホームページにもサイズの測り方が記載されていますのでそれを参考にすると良いでしょう。
木製まくらの選び方の基準については、手の薬指の長さがまくらの高さの目安になります。
そして木製まくらに頭を乗せる時には、頸部のアーチの中心をまくらの一番高い部分に当てて、顔が平らになるようにします。
この時に後頭部が床に直接付くと効果がなくなりますので、後頭部が付かない木製まくらを選びます。
もし木製まくらに頭を乗せてサイズを測る時に自分でわかりにくい場合は、人に見てもらいながら行うと良いでしょう。
またサイズがどちらか迷う場合は、小さいサイズの木製まくらを選ぶのがおすすめです。
慣れない人は短時間から始めましょう!
ふかふかの敷布団やマットレスで眠ることに慣れている人は、いきなり板の間の平床に身体を横たえて木製まくらに頭を乗せると、結構痛くて抵抗感があると思います。
最初は10分位から初めて、慣れてきたら徐々に時間を伸ばすようにしましょう。
また平床と木製まくらが痛いと思う人は、平床にタオルケットを置くかまくらの上にタオルを乗せてもかまいません。
ただし敷布団やマットレスの上に木製まくらを置くと不安定になりますので、必ず平床で使用するようにしましょう。
平床と木製まくらで眠る前には軽いストレッチを!
平床と木製まくらで眠る場合は、硬いのと痛いので身体が緊張することがあります。
そのような場合は軽いストレッチを行ってから眠るのがおすすめです。
簡単なものでは首を左右に倒したり回したりする、仰向けになって両手両足を上げて30秒から1分くらい細かく振動させるなどのストレッチがあります。
また西式健康法のホームページにアクセスすると、いろいろなストレッチ方法が載っていますのでそれを参考にしても良いでしょう。
身体をほぐすことで緊張も緩和して、平床と木製まくらで眠りやすくなります。
また冬の寒い季節には平床と木製まくらで眠るのは結構つらいもの。
そのような場合はあらかじめ部屋を暖めるなど、しっかりと寒さ対策をしておくと寝つきも良くなります。
あまり厚着をして眠ると平床と木製まくらの効果が半減してしまうので、できるだけ薄着で眠ることがおすすめです。
まとめ
平床と木製まくらで眠るという健康法は、最初始めると結構ハードルが高いと感じるかもしれません。
特に腰痛のある人は平床で眠るとさらに痛みが強くなる場合もあります。
ただ平床と木製まくらで眠る習慣がつくと、頚椎から背骨が矯正されて身体のゆがみも徐々に改善され、肩や首のこり、ストレートネックのような現代人に多い症状の予防と改善につながります。
また平床や木製まくらは綿や羽毛、ウレタンに比べても摩耗が少なく、価格もリーズナブルなうえにダニやカビの心配もあまりありませんので、そういった点から見ると結構メリットがあります。
今のまくらが気に入らない、何をしても肩や首のこりが解消されないという人は、一度チャレンジしてみるといいかもしれませんね。