腰痛の原因は体に合わないマットレスが原因!?

眠りが浅い、朝起きると背中が痛い、寝ている間に腰痛で目が覚めることがある…
このような症状があるのなら、マットレスが体に合っていない可能性が高いです。
人生のうちマットレスで寝ている時間は、実に1/3以上。
こんなにも長い時間体に合わないマットレスを使用していたら、腰痛が悪化するのも当然です。
そこで今のマットレスがあなたに合っているのかどうか、チェックするべきポイントをいくつかご紹介します。
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目次
マットレス選びで大切なのは硬さ
腰痛の症状を左右するのは、普段寝ているマットレスの硬さです。
腰痛もちの方の多くは「硬い方がいいらしい」「柔らかいほうがいいらしい」といった極端な硬さに偏る傾向が高いのですが、マットレスは柔らかすぎても、硬すぎても腰に大きな負担がかかります。
柔らかすぎるマットレスのデメリット
ふかふかでリラックス効果が高く、一見すると寝心地の良い柔らかなマットレスにもデメリットがあります。
まずは仰向けの姿勢のデメリットです。
柔らかいマットレスで仰向けで寝る最大のデメリットは、体の重たい部分が極端に沈み込んでしまうこと。
肩やお尻などがマットレスに食い込むように沈み込んでしまうので、部分的に強い負荷がかかってしまいます。
沈み込んだ部分とそうではない部分で体は大きくゆがみ、寝ている間中筋肉は緊張しっぱなし。
その結果、どれだけ寝ても体の疲れが取れず、朝起きた時に腰痛が悪化している…という悪循環を引き起こしてしまいます。
横向きで寝る場合のデメリットもあります。
深く沈みこんだ部分とそうでない部分で体の動かしやすさが変わるので、首や腰にねじれが生じるのです。
これは横向きに寝た時だけでなく、仰向けの姿勢から寝返りを打った時にも同様のデメリットが生じます。
事実、寝起きに腰痛が痛くて起き上がれないという人の多くが理想よりも柔らかめのマットレスで眠っているというデータがあるほどです。
硬すぎるマットレスのデメリット
柔らかすぎるマットレスが良くないのなら、硬いマットレスの方がいいのか…という風に思われるかもしれません。
でも硬すぎるマットレスにもデメリットがあります。
まず仰向きで寝る場合ですが、柔らかいマットレスのように体に接地面がフィットしないので寝返りを打つ回数が減りがちです。
その結果、常に同じ場所にだけ負荷がかかり筋肉の緊張が長時間続くことになります。
負荷がかかりやすい箇所は腰や足など。
朝起きた時に腰痛だけでなく、足がだるい・つらいという方は今使っているマットレスが硬すぎるのかもしれません。
では、横向きで寝る場合は同なのでしょうか。
実は横向きで寝る場合も、仰向けと同様に同じ個所に負担がかかるというデメリットが生じます。
特に負荷がかかりやすいのが肩や腰骨のあたり。
腰痛に影響を与える部分に、寝ている間中ずっと負荷がかかり続けるのですから、マットレスで腰痛が悪化するのは無理もありません。
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体に合わないマットレスが腰痛に良くない3つの理由
マットレスが合っていないかもしれないけれど、本当に買い替える必要があるのだろうかと思われる方もいるかもしれません。
ですが、体に合わないマットレスが腰痛に良くないと言われるのには3つの理由があります。
理由1.腰に負担がかかりやすい
一番の理由は、寝ている間に腰に負荷がかかりやすいことです。
柔らかいマットレスも硬いマットレスも、ある一部の部分だけに負荷がかかりやすくなってしまいます。
それが「腰」なのです。
腰のあたりに負荷がかかり続けてしまうため、寝れば寝るほど腰痛がひどくなります。
腰痛のために体を休めようと思って横になっているのに、ますます腰痛がひどくなってしまうという悪循環が起こってしまうのです。
理由2.体がねじれやすい
人間はみんな、眠っているときに寝返りを打ちます。
大人になると寝がえりの回数は減りますが、それでも無意識にゴロンゴロンと体を左右に動かしているのが通常です。
でも体に合っていないマットレスの場合は、寝返りがしにくかったり、極端に回数が減ったり、寝返りのたびに体がねじれてしまいます。
頭と腰がバラバラにねじれたように寝がえりを打ち続けることで、結果的に腰にも大きな負担がかかってしまうというわけです。
理由3.筋肉が休まらない
どこか一つの個所に体重がかかり続けていたり、体がねじれていたりすると、体中の筋肉が休まりません。
柔らかすぎるマットレスで腰の一部分が沈み込めば、それを支えるかのように反対側の筋肉が張り、緊張状態が続きます。
硬いマットレスで一部分に負荷がかかり続ければ、その部分は一晩中休まることがありません。
合わないマットレスによるねじれた姿勢での寝返りは、頭や腰のアンバランスさを引き起こし、それによって筋肉が必要以上に使われてしまいます。
通常なら筋肉を休ませるはずの就寝時間に、起きているときと同じ、もしかしたらそれ以上の負担がかかり続けている可能性があるのです。
体に合うマットレスはなぜ腰痛にいいのか?
体に合うマットレスなら、どこか一つの部分に体重がかかり続けてしまうというリスクが少なくなります。
だから体の緊張状態が続きません。
楽な姿勢をキープしやすくなるので腰の筋肉がリラックス状態になり、寝ている間に休ませることができます。
一番の効果はスムーズな寝返りが打てること。
本来寝返りは、寝ている間の血流をスムーズにするために欠かせないものです。
体に合わないマットレスを使っているから「ねじれ」によって負荷がかかっているので合って、体に合ったマットレスでの自然な寝返りは腰痛リスクの低減にも一役買ってくれます。
腰痛もちの人におすすめのマットレス選び3つの基準
今使っているマットレスが合っていないと感じるのであれば、以下の3つの基準をもとにマットレスを選んでみるといいかもしれません。
1.しっかりした厚みがあること
薄手のマットレスでは体を支えることが難しいです。
理想は8cm以上の厚手のマットレス。
そんなに分厚いマットレスをお店で買って持って帰るのは大変…という方は、ネット通販で厚手のマットレスを捜されるといいかもしれません。
2.通気性の良さ
いくら体に合うマットレスでも、通気性が悪いと必要以上に寝返りの回数が増えたり、自然な寝返りが打てないなどデメリットが生じます。
マットレスの素材は通気性のいいものを使用しているかどうか確認しておくと安心です。
ウレタンフォームなど、風通しのいい素材を使用したものがいいでしょう。
最近では寝心地だけでなく、汗や空気の流れを考えた通気性のいいマットレスが増えていますから、口コミなどを参考に選ばれてもいいかもしれませんね。
3.耐久性のいいもの
マットレスを選ぶときには、知名度よりも耐久性を重視して選ぶと安心。
どんなに体に合うマットレスに思えても、数か月でへたってしまうようでは体に合わなくなってしまいます。
値が張るものが多くなるので躊躇されるかもしれませんが、長年使うことを考えると耐久性の良さは必須。
マットレスは頻繁に買い替えるものではないからこそ、耐久性のいいものを購入することをおすすめします。
耐久性について疑問がある場合は、耐久性試験を行っているメーカーに絞り込んだり、実際に問い合わせて確認されるといいでしょう。
まとめ
腰痛とマットレスにはとても大きな関係性があります。
柔らかすぎても、硬すぎても腰に大きな負担がかかってしまうからです。
腰痛以外にも熟睡できない、朝スッキリ起きられない、朝起きると足がだるいなどの症状がみられる場合は、今使っているマットレスが合っていないのかもしれません。
毎日の寝具を見直すだけで腰痛が改善されるケースは多いですから、まずはマットレスから変えてみるのも良いかもしれませんね。
参考URL・参考文献・根拠など
https://motton-japan.com/lp/mat/af/b/?_acr=93ddfc554a1c2e2a4ea4507c22651309&_acreqid=6f773ca7-e661-4525-95d0-2ec7ced8cd4b
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