腰痛を改善させるために作られた敷き布団8点の性能と特徴
人間は一日の約三分の一は寝ているので、腰痛の改善のためには良いマットレスや敷き布団を選ぶことはとても大切です。
「最近はベッドで寝る人が増えたためにマットレスはたくさんの種類があるけれど、腰痛のための敷き布団というのはあるのでしょうか?」...と不安に思われている方は、ご心配はいりません。
腰痛対策のために作られた敷き布団がたくさんあります。
腰痛対策用に作られた敷き布団を8点選んでそれぞれの性能や特徴をご紹介します。
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目次
腰痛に良い敷き布団の条件
腰痛対策用の敷き布団というのは、ただ寝心地が良い敷き布団とは違います。
医師や腰痛の専門家の監修の元で、腰痛のメカニズムについての研究結果を用いて、物理学も取り入れたうえで研究開発された特別仕様の敷き布団です。
腰痛改善のために特に大切なのは以下の3点です。
●身体が沈み込まない
●寝返りを助ける
●体圧を分散する
睡眠中に体が沈むと、腰椎が曲がって負担が大きくなり腰痛の原因になります。
それを防ぐために体を押し返す適度な反発力を持った敷き布団が必要になります。
人間は睡眠中に自然に寝返りをうちますが、それを助ける構造の敷き布団は筋肉の負担を軽減して腰痛も改善します。
寝たときに体圧が一点に集中すると体に痛みを与えますが、そうならないように体圧を分散させる構造を持った敷き布団が理想的です。
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敷き布団を使う際の工夫
敷き布団をじかに床に敷いて使う際には「底つき感がある」「冬は寒い」「夏は床に汗が染みる」といったトラブルが起きがちです。
こうした場合はマットやすのこを併用することで問題を解決することができます。
敷き布団がしっかりしたものなら下に敷くマットは特に腰痛機能があるものでなくても大丈夫です。
折りたたんで収納できる適当なマットの上に腰痛敷き布団を重ねることで快適な寝心地が得られます。
また夏はすのこの上に敷き布団を敷くと、湿気が下から逃げるので汗が床に染みるのを防ぐことができます。
折りたたみ式のすのこなら場所を取らずに便利です。
これから腰痛対策用の機能を備えた敷き布団を8点ご紹介します。
雲のやすらぎプレミアム
「雲のやすらぎプレミアム」は5層構造で厚さ17㎝というマットレスに近い敷き布団です。
高反発、体圧分散、寝返りを助ける機能など、腰痛に特化した機能を備えていて寝心地は抜群です。
通気性にも優れていて抗菌性、抗ダニ性もあります。
表面は夏用の素材と冬用の羊毛素材のリバーシブル構造で季節によって選べます。
分厚いので床に敷いても底つき感が無く、マットと併用する必要がありません。
ベッドマットレスとして使用することもできます。
重いのとかさばるのが欠点ですが、寝心地の点で高い評価を受けています。
ムアツスリープスパ
西川グループの一つ「昭和西川」の「ムアツ」敷布団です。
ムアツは特殊素材の弾力性の高いウレタンフォームの表面に凹凸を付けた素材です。
この凹凸は卵をたくさん並べた形に似ていて、圧力を放射状に分散させるように計算された形です。
宇宙ロケット開発にも使われた力学で、これを寝具に応用できるのは大手の西川ならではです。
表面の凹凸が点で体を支えるために、高反発でありながらも柔らかく快適な寝心地が得られます。
ムアツの敷き布団の中で腰痛の人におすすめなのは3層構造の「ムアツスリープスパ」です。
身体を支えて正しい寝姿勢を保つ高反発性に優れています。
3つに折りたたむことができるので収納が楽で、本体を洗濯することができて清潔さを保つことができます。
エアウィーヴ四季布団
高反発マットレスで有名な「エアウィーヴ」の敷き布団です。
体圧分散性や寝返りのしやすさなどはマットレスのエアウィーヴからそのまま引き継いで、和風のライフスタイルに合う敷布団にしました。
特殊な中綿を使って、ふんわりした快適な寝心地を作っています。
一枚敷きで四季を通じて快適に使えます。
三つ折りにしてたたむことができて、軽量で洗うことができます。
やや値段が高めですが、信頼がおける製品です。
ブレスエアー敷き布団
東洋紡が開発した「ブレスエアー」という特殊素材でできた敷布団です。
ブレスエアーは中が空洞のマカロニ状の繊維です。
96%が空気層なので軽量で収納が楽です。
このブレスエアーを3次元ばね構造にして、高反発力を生み出しています。
身体を下からしっかり持ちあげて沈み込まないようにして、体圧分散性にも優れています。
ブレスエアーは通気性が良く抗菌性もあり、丸洗いできるのでいつも清潔を保つことができます。
軽量で洗いやすいのでメンテナンスの点で特におすすめできる敷き布団です。
東京西川エアー01
西川グループの中心「東京西川」の「エアー」は多くのトップアスリート達が使用しています。
「エアー」はウレタンフォームの表面に凹凸をつける「特殊立体構造」によって身体を点で支えて「体圧分散」と「寝姿勢保持」の機能を高めます。
凹凸フォームは血行を良くしたり、通気性を高める効果も持っています。
ベーシックとハードの2つの硬さから選べます。
ベッドマットレスとしても敷布団としても使えます。
マジックテープが付いているので丸めて収納できて、側地は取り外して洗濯できます。
デザインもファッショナブルで「Good Design賞」を受賞しています。
ドルメオ敷き布団高反発
ドルメオはイタリア発、東欧スロベニアのブランドで、世界30か国で寝具を販売しています。
そのドルメオが昭和西川とタイアップして作った敷き布団です。
しなやかなフィット感と高反発性を併せ持つ「エコセルフォーム」という素材を使っています。
片面はウエーブ形状になっていて、体圧分散性をアップさせています。
表面はニット地とメッシュ地のリバーシブルで夏冬の使い分けができます。
三つ折りにできて、畳やフローリングに直接敷いて底つき感無しに使えます。
イタリア製ですが、日本のメーカーの監修を受けているので安心です。
マニフレックスイタリアンフトンⅡ
マニフレックスは数々のアスリートが使う高反発マットレスで有名なイタリアのメーカーです。
「マニフレックスイタリアンフトンⅡ」は、マニフレックスが日本人のライフスタイルに合わせて開発した国内限定バージョンです。
マットレスと同様に高反発素材「エリオセル」を使用しています。
体圧分散性に優れていて、身体を支えて寝返りを助ける構造です。
3つに折りたためるようになっています。
そのままでもマットレスの上に重ねても使えますが、7㎝とやや薄めなので、単体よりもマットレスと併用することをおすすめします。
アイリスオーヤマAiry敷き布団
寝具、インテリア用品、家電など広く扱う「アイリスオーヤマ」が開発した高反発敷き布団です。
製品体積の95%が空気という新素材「エアロキューブ」でできていて軽量です。
3次元スプリング構造で体の圧力を分散して、寝返りを助けます。
8万回の圧縮テストをクリアして、耐久性にも優れています。
通気性に優れていて夏でも快適です。
抗菌、無臭、ほこりが出にくく、洗濯もできます。
表はメッシュ地で夏向き、裏はニットとわたで冬向きです。
ニトリ高反発+硬質4層敷ふとん
ラテックス感触の「高反発ウレタン面」と「硬質ウレタン面」の2つの面の寝心地を選べます。
表面はポリエステル製の巻き綿で快適な寝心地を作ります。
通気性の良いサイドメッシュ加工です。
10㎝としっかりした厚みがあり、マットレス無しでこのまま使えます。
低価格な割に満足できると評価されています。
ニトリはこのほかにもいろいろな敷き布団があり、体圧分散に優れた「体圧分散敷き布団」も腰痛の人にはおすすめです。
まとめ
マットレスと同様に敷き布団も腰痛対策用に作られたものが多くあります。
腰痛敷布団は医師や睡眠の専門家によって研究開発された高機能の敷布団です。
ここでご紹介した他にもいろいろな腰痛敷き布団があるので、ニーズに合ったものを探してみましょう。
身体に合った適切な敷き布団を選んで、良い睡眠から腰痛を改善させましょう。