腰痛対策の敷き布団は洗った方が良い?洗う際の注意点はある?
腰痛対策として敷き布団を使用しているという方も一定数いるでしょう。
日本人は腰痛持ちの方がすごく多いですから、少しでもそれに対抗しようと思って策を講じるのは素晴らしいことです。
そんな腰痛対策として使用している敷き布団は、時には洗った方が良いのでしょうか?
そして洗う際には何か注意すべきことはあるものなのでしょうか?
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敷き布団は洗った方が良い
まず結論から見ていくと、腰痛対策の敷き布団は、基本的には洗った方が良いです。
というのも、やはり人は寝ている間にすごく汗をかくものなのです。
そしてその汗は、敷き布団内部にもしっかりとしみこみます。
確かに、カバーをしたりはしているでしょう。
でもそれで防げるのはせいぜい気持ち程度です。
人の寝ている間の汗はコップ一杯といわれています。
ということは当然、ちょっとカバーをしたくらいでは防ぎきれないのです。
だからそれらは敷き布団内部にまでしみこみます。
それは、敷き布団から弾力を奪います。
湿度が上がると弾力がなくなる
たとえばしばらく敷き布団を外に干さないでいるとわかるでしょうが、次第に弾力がなくなっていきます。
そしておしりの位置や肩がくる位置、そして腰が来る位置がへこんでいったりするのです。
でも外に干してある程度湿度を飛ばしてあげれば、それも多少回復していきます。
それで回復するのであれば、別に外に干す必要なんてないのではないかと思う方もいるかもしれません。
でもそれは違います。
確かに外に干せばある程度は回復していきます。
しかしそれはあくまでもある程度なのです。
それよりもしっかりと湿度を飛ばしていける方法があります。
それが、洗ってしまうことなのです。
だから、洗うのはおすすめです。
へこんでしまうと腰痛になる
腰痛の対策としての敷き布団であっても、へこんでしまうとそれが腰痛の原因になります。
そのへこんでしまっているところに体がはまってしまってなかなか寝返りをしたりはできなくなりますし、へこんでいる分だけ体重が乗りやすくなり、重みによる負担も受けてしまいます。
だから、腰痛になりやすくなってしまうのです。
湿度の高い敷き布団というのは、独特の触り心地になるので寝ていてもあまり気持ちよくはありません。
そういう意味でもやはり湿度はしっかりと飛ばしていくべきなのです。
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洗えないものもある
基本的には敷き布団は洗った方が良いとは言っても、中には洗えないものもあります。
すべてのものが洗うことができるわけではないのです。
なので、何も考えずに洗ってしまうのは良くありません。
敷き布団は洗う前に、必ずそれを洗ってもよいのかどうかチェックしていきましょう。
洗っていい場合でも洗い方には注意
また、たとえ洗っていい場合でも、洗い方には気を付けないとなりません。
たとえば、洗濯機で洗うことができるのか、それとも手洗いしかできないのかということも違ってくるのです。
もし洗濯機で洗うことができるものなのであれば、洗濯機で洗っても問題ないでしょう。
しかしもし手洗いしかできないものを洗っていくのであれば、当然洗濯機で洗うのはNGになります。
そのあたりには気を付けないとならないのです。
さらに、洗濯機で洗うことができるものの場合でも、どんな洗濯機でも洗うことができるわけではありません。
入れば大丈夫ですが、家の洗濯機くらいのサイズ感だと、洗濯機を入れることができないことが多いです。
入れることができないのにそこに無理に詰め込んでいったら、きちんと洗うことはできないですし、洗濯機が壊れてしまう可能性だって出てきます。
それは避けたいところです。
洗濯機で洗えるという場合でも、たとえばコインランドリーなどにいって、サイズ感に余裕のある洗濯機で洗わないとなりません。
実際に、コインランドリーであればそういうものもたくさんあります。
大切なのは乾燥
手洗いで洗うにしても、洗濯機で洗うにしても、大切なのは乾燥になります。
そもそも敷き布団を洗うのは、洗うことによってしっかりと湿度を飛ばしていくためです。
湿度を飛ばしていくために洗うのに、洗い終えた後の乾燥がいまいちだと、結局湿度が高い状態になります。
もちろんこの湿度はもともとの湿度とは違い、汚れやほこりは取れていることが多いので、もともとの状態よりは多少ましです。
でも、だからといって乾燥ができている状態と比べると、はるかに状態はよくありません。
そのまま使用していたら、へこんでしまって腰痛につながるようになるのは当然のこと、カビが生えてしまう可能性だってあります。
カビは、一度生えてしまうとやはりなかなか取れません。
特に敷き布団の場合には。
だから、そうならないようにもしっかりと乾燥しないとならないのです。
乾燥機を使用するのもあり
しっかりと乾燥させることが大切なわけですから、乾燥機を使って乾燥させるのもありです。
もちろんそれは、それができる敷き布団を使用している場合のみです。
すべてのもので乾燥機を使用した乾燥ができるわけではありません。
でも、もしそれが使用できる敷き布団を使用しているのであれば、それは使用した方が良いでしょう。
少しでも早く乾燥させていけば、カビが生える可能性も減らしていけますし、そうするに越したことはありません。
外に干す際の注意点
では、乾燥機を使用できないような敷き布団を干していく際には、どんなことに気を付ければよいでしょうか?
その場合には当然ながら外に干していくしかありません。
ただ、外に干す際にはいろいろな注意点があるのです。
直射日光はあたらないように
まず一つは、直射日光にあたらないようにすることです。
直射日光は殺菌になることもあります。
だから決して必ずしも悪いわけではありません。
しかし、敷き布団を干す場合には難点が多くなります。
というのも、敷き布団の中の素材は、直射日光に弱いことが多いのです。
なので直射日光があたるところに干していると、それが原因で次第に質感が悪くなっていってしまうことがあるのです。
それではせっかく洗ったのに、腰痛につながる布団をつくってしまうということになりかねません。
また、直射日光にあてると日焼けをしてしまう可能性もでてきます。
次第にカバーがもろくなり、中の素材が出てきやすくなってしまうこともあるでしょう。
それもあって、直射日光はさけるべきなのです。
途中で裏返したりすること
また、途中で裏返すことも大切です。
敷き布団は確かにそこまで厚みがあるものではありません。
しかし、かといってすごく薄いかと言われればそうではないのです。
だから、途中で裏返して空気が通りやすくしてあげないと、空気が通らない側の湿度が全然抜けていかない可能性が出てくるのです。
一見両面乾いているように見えても、実は内部の湿度は高いということがあるのです。
それではやはりよくありません。
なので両面しっかりと乾かしていきましょう。
またその際には、なるべく反対側にも風が通るようにしてあげることも大切です。
つまり、なるべく「U」の字に近いように、折るところを厚めにとってあげるべきなのです。
まとめ
敷き布団は、腰痛対策のためにもしっかりと洗っていかないとなりません。
しかしただ洗うだけではなく、きちんと注意して洗っていかないと逆効果になることがあります。
逆効果になってしまうとよくありませんから、そうならないように注意しながら洗っていくようにしてください。
そしてしっかりと乾燥させて、ふっくらさせていきましょう。