腰痛持ちに3つ折りはダメ?3つ折りのマットレスのメリットとデメリット
マットレスには、色々な物があります。
中には、3つ折りのマットレスというのもあります。
そんな3つ折りマットレスにはどんな利点があるのでしょうか?
また腰痛持ちには合わないと良く言われますが、それは本当のことなのでしょうか?
ここではそんな、3つ折りタイプのマットレスのメリットとデメリットについて見ていきます。
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3つ折りのマットレスの利点は持ち運びやすさ
3つ折りタイプのマットレスの利点は、何と言っても持ち運びしやすいという点でしょう。
3つ折りタイプのマットレスは、その名の通りに3つに折りたたむ事が出来ます。
ということはつまり、それだけコンパクトに出来るということです。
当然ながら、コンパクトである方が、それを持ち運ぶ時には持ち運びやすいです。
でもそもそもマットレスなんていつ持ち運ぶの?
と思う方もいるかもしれません。
確かにマットレスを持ち運ぶ機会なんてそうそうないようにも思えますが、実は意外とマットレスを持ち運ぶ機会はあります。
たとえばマットレスを外で陰干しにする時です。
もちろん陰干しとはいっても、実際に布団のように干すことは出来ませんから、立てかけておくだけにはなりますが、そうして陰干しにしておくとマットレスの中の湿度を飛ばせますし、ダニ対策としても有効です。
だから適度にそれはした方が良いです。
でも、3つ折りタイプで無いマットレスはやはり持ち運びづらいので、それをするのも一苦労になるでしょう。
逆に3つ折りタイプであれば、そういうシーンでも楽々外に出せるでしょう。
持ち運ぶ際の腰への負担も少ない
そういう持ち運びやすさという点では、腰痛持ちの人にもあっていると言えるでしょう。
腰痛持ちの人は、やはり普通のマットレスを持ち運ぶのは辛いでしょう。
持ち上げづらいので、腰にかなりの負担がかかります。
でも3つ折りタイプであれば、簡単に持ち上げることが出来ます。
だから腰への負担は少ないのです。
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3つ折りタイプのデメリットは分散力
3つ折りタイプにはそういうメリットがありますが、基本的にはデメリットの方が多いと言えるでしょう。
3つ折りタイプのマットレスのデメリットとしてまず挙げられるのが、分散力の弱さです。
3つ折りタイプのマットレスは、すべてのマットレスが独立しているようなものになります。
だから、その分バランスよく体重を分散することができなくなるのです。
そしてそれこそが、3つ折りタイプのマットレスが腰痛持ちに合っていないと言われるゆえんになります。
でもなぜ、体重を上手く分散することが出来ないと腰痛になるのでしょうか?
腰にすごく重さがくるから
頭の先から足の先までしっかりと一つのマットレスでおおわれている場合、体重は頭の先から足の先まででバランスよく分散されます。
もちろん分散されるとは言っても、すべてのところに10パーセントずつ行くというようなわけではなく、結局腰にはすごく負担がくるわけなのですが、その負担のバランス位は許容範囲内であることが多いです。
だから、上手く体重を分散できれば、腰には負担はすごくかかりますが、少なくとも腰痛になることは意外と無かったりするのです。
でも、3つ折りタイプのマットレスのように、体重がうまく分散できないものだと、そもそも身体の中でも特に重さがくるところである腰に、より強く負担がかかってきてしまうのです。
そうしてさらに負担が増していけば、当然ながら次第に腰は痛みを発生していきます。
だから、3つ折りタイプのマットレスは腰痛になると言われますし、実際に腰痛になるのです。
腰痛を避けたいのであれば、3つ折りタイプのマットレスではなく、普通の1枚のマットレスを使用することをおすすめします。
持ち運ぶ際の腰への負担などは、持ちあげる際には誰かに協力してもらったりすれば、問題なく解決できますから。
3つ折りタイプは厚みが足りない事が多い
また、3つ折りタイプは、一般的な1枚のマットレスに比べると厚みが足りない事も多いです。
厚みが足りないというのも、やはり大きな問題なのです。
なぜなら、厚みが足りないと寝心地がよくないと感じる事が多いからです。
柔らかいのに厚みがたりないと、やはり結果的に固さを感じてしまうようになりますし、固くて厚みが足りないと、えてして固くなりすぎて、寝ていて痛みを感じます。
なので、寝心地はいずれにしても悪くなりがちなのです。
そうして寝心地が悪くなれば、熟睡することはなくなってしまうでしょう。
熟睡することがなくなっていけば、当然身体の疲労などはなかなか取れなくなります。
となると当然腰の痛みもなかなかやわらがなくなっていきます。
そもそもマットレスの固さが合わずに腰痛を悪化させてしまう可能性もあるのに、さらにそうして疲労がとれないせいで腰痛が悪化していったら、ますます腰の状態はひどいことになるでしょう。
そうならないようにするためにはやはり3つ折りのマットレスを避けるのが一番でしょう。
厚みがないと耐久性にも不安が出る
厚みがないというのは、やはり耐久性にも不安が出てきます。
なので、直ぐにへたってしまう可能性も高くなるでしょう。
すぐにへたってしまうということは、すぐに腰のあたりが凹んでしまい、寝ている間にそこに腰がはまり、ますます腰に負担がかかるようになるということです。
ただでさえ3つ折りタイプのマットレスは、上手く体重を分散できなくて腰に負担がかかっているのに、それに加えてさらにこういう負担までかかってきてしまったら、間違いなく腰はすごく痛くなるでしょう。
また、3つ折りタイプのマットレスは、そもそも3つ折りで折る方向が決まっている分、寝ることが出来る面も限られてきます。
そういう意味でもやはり耐久性は高くないと言えるでしょう。
3つ折りタイプは寝返りもあまりしやすくない
さらに、3つ折りタイプは寝返りもあまりしやすくないというデメリットがあります。
3つ折りタイプは寝返りがあまりしやすくないというのは、何も3つ折りタイプは固いことが多いからと言うわけではありません。
固いならば基本は寝返りがしやすいはずです。
そうではなく、折るところの隙間が気になって寝返りがしづらくなるのです。
3つ折りタイプのマットレスは、ここで折りたたむというところで隙間が空いています。
そうしてそこで隙間が空いているということは、その隙間の上にも身体がくるということになります。
やはりその上に身体がくると、その隙間が気になるものです。
そうしてあまり気持ちよく寝返りができなくなるのです。
ただこれは対処も出来る
ただそうした隙間に対してはある程度は対処も出来ます。
たとえば厚みのあるシーツを利用したりして、その隙間を感じないようにしてしまえば良いのです。
その分すぐに持ち運べるというメリットなども消えていきますが、そうすれば少なくともこのデメリットは消えて行くでしょう。
ただいずれにしても、ほかのデメリットはあるわけですから、やはり基本的には腰痛持ちにはおすすめはしません。
まとめ
3つ折りタイプのマットレスは、確かにメリットもありますが、腰痛持ちの人にとっては割と重大な問題となるデメリットもあります。
しかもそれは、メリットよりも多いわけなのですから、やはり3つ折りタイプのマットレスはあまりおすすめできないのです。
腰痛持ちの人は、普通に一般的なマットレスを購入していきましょう。