自作入浴剤は酢で十分!意外と効果的な酢の入浴剤の効果とは
お酢と言うと、なんとなく身体によいイメージがある方もいるでしょう。
でも、そんなお酢には独特なにおいがありますから、その使い道は料理くらいにしかないように思えるものです。
しかし実はそんなことはなく、お酢は自作の入浴剤としても使えるものだったのです。
ではそんな、お酢の入浴剤にはどんな効果があるのでしょうか?
体臭予防に効果的
お酢を入れたお風呂のにおいも、別段いい匂いとは言えないでしょう。
言っても薄めたお酢なのですから、市販の入浴剤の良いにいい匂いがするということはないのです。
しかし、では体臭が臭くなるのかと言うと、それは逆です。
むしろお酢を入浴剤代わりにすることは、体臭予防に効果的だと言えるでしょう。
それ自体がそれなりの臭いを放つものなのに、何故お酢が体臭予防に効果的だと言えるのでしょうか?
その答えはお酢に含まれるクエン酸にあります。
クエン酸が殺菌をしてくれる
クエン酸と言うと、疲労回復に効果を発揮してくれるものだというイメージがある方も多いでしょう。
ですが、クエン酸の効能はそれだけではありません。
クエン酸の効能と言うのは、疲労回復だけではなく、殺菌効果にもあるのです。
つまり、お酢をお風呂に入れることによって、お風呂のお湯の殺菌効果が高くなるのです。
殺菌効果が高くなれば、肌の奥の臭いの元となると悪い菌も殺菌してくれるようになります。
ということは当然それによって体臭が臭くなることを防いでくれるようになるということになります。
だから、お酢の自作入浴剤は体臭予防に効果的だと言えるのです。
入浴剤を使う時には、体臭を改善するためにしていると言う人も多いのではないでしょうか?
入浴剤には強い香りがあるものが多いですから、そんなお風呂にはいれば体臭が改善される気になる気持ちもわかります。
でも実際には、香りの上に香りを重ねてもあまり意味がありません。
むしろ香りがまじりあって余計に臭い香りになることの方が多いと言えます。
そういうことがあるので、体臭を改善したいと思ったら、上から臭いを重ねるのではなく、悪臭のもとを消し去るのが一番なのです。
お酢の入浴剤の方が体臭を改善する効果は高いでしょう。
血行を促進してくれる
お酢の入浴剤は、一般的な入浴剤と同じように、血行を促進してくれる力もあったりします。
一般的な入浴剤を使う時には、血行促進を目指して入浴剤を使うという人も多いはずです。
むしろそれが一番多いとすら言えるのではないでしょうか?
それだけ誰もが気にする血行促進ですが、お酢でも出来るのであれば、それでも良いはずです。
では、お酢が血行促進に繋がる理由はどこにあるでしょうか?
理由は二つある
お酢が血行促進に繋がるということには、2つの理由があります。
まず一つは、体臭予防に効果的な理由と同じクエン酸です。
クエン酸は、実は血行の促進も効果的なのです。
クエン酸には、殺菌効果だけではなく、疲労回復の効果があります。
この疲労回復の効果によって、血中の乳酸を分解してくれて、血液が流れやすい状態をつくってくれるのです。
クエン酸は実は肌からも吸収されていくので、お風呂の中にお酢を入れることによっても、クエン酸は吸収されて、しっかりと乳酸を分解してくれるようになるのです。
もう一つの理由は、カリウムにあります。
お酢にはカリウムが含まれています。
そんなカリウムは実は血行の促進を促してくれるものだったのです。
こうして二つのところからアプローチしていけるわけなのですから、当然血流も改善していくことでしょう。
美肌効果も高い
何度も言うようですが、お酢に含まれるクエン酸には殺菌効果があります。
ではそんな殺菌効果が役に立つ場面は、体臭予防以外にはないでしょうか?
まずそんなことはありません。
殺菌効果が高いお湯になっているということは、その分肌についている菌なども殺していくことが出来るということになります。
ということはつまり、美肌効果があるということになります。
なんらかの肌のトラブルが起こる時には、肌の奥深くで何らかの菌が悪さをしていることが多いです。
ということはその菌を殺すことが出来たら、それによる肌トラブルはなくなるということになります。
だから、お酢の入浴剤は美肌効果があると言えます。
肌を綺麗にする効果を求めている人も多いはず
入浴剤を選ぶ時には、こうした肌をきれいにする効果を求めている人も多いのではないでしょうか?
でもお酢の入浴剤でも、そうした効果はあるのです。
ここまで3つの効果を紹介してきましたが、どれも市販の入浴剤に求める効果でした。
そんな市販の入浴剤に求める効果の3つをお酢の入浴剤一つで叶えることができるのですから、市販の入浴剤をこうした理由で買おうと思っている人には、お酢の入浴剤はすごくおすすめできます。
お酢はそうそうすぐに賞味期限がくるものではないですし、良く使うものではありますが、種類がたくさんあるので、中にはあまるものもあるでしょう。
たとえば、りんご酢や米酢、さらには穀物酢に黒図にワインビネガーなど、色々な種類が家にたくさんある人も多いのではないでしょうか?
もしそうしてたくさんあれば、使う酢は意外と限られてきたりするものです。
そうしてその選抜からもれたものはどうしてもあまりがちになります。
余ったらそれを入浴剤にすれば良いのです。
お酢の入れ方は?
お酢を入れて自作の入浴剤を作るとはいっても、お風呂に対してお酢の量をどのくらい入れたらよいかわからないという方も多いでしょう。
実際、お風呂のお湯に対してお酢はどのくらい入れれば良いのでしょうか?
こういう風になにかをお風呂に入れて自作の入浴剤を作る時というのは、だいたいの場合でかなり少量しか入れないものです。
しかしお酢の場合は一味違います。
お酢を入浴剤として入れる場合には、だいたい1カップくらいは入れるべきだと言えるのです。
1カップと言うのは、だいたい200ミリリットルくらいになります。
これは、入浴剤として入れるものの量としてはかなりの量になります。
オリーブオイルなども入浴剤代わりに使えるものではありますが、オリーブオイルの場合はだいたい数滴くらいのものです。
お酢のように1カップも使うということはまずないでしょう。
余ったら使うのが1番
1カップも使うのですから、それを毎日するとなると、逆にコスパが悪くなってしまうでしょう。
それだったら市販の入浴剤を使った方が、コスパは良くなってしまうはずです。
お酢の入浴剤をコスパよく使うためには、やはり余ったら使うというのが一番。
丁度200ミリリットルくらい余った時などに使うのです。
そうしたら次にはまた新しいお酢を料理に使えますし、自分も肌をきれいにしたり出来るので一石二鳥でしょう。
毎日お酢の入浴剤を使うということは、あまりおすすめしません。
いくら安いお酢も世の中にはたくさんあるとはいっても、それではお酢の消費量が激しすぎてしまい、すごくコスパが悪くなってしまいますから。
まとめ
お酢の入浴剤は、血行促進を目指すこともできるし、体臭予防も美肌を目指すこともできます。
すごく役立つものだと言えるでしょう。
お酢ならばどこの家庭にもあるでしょうし、一度気が向いたらお酢の入浴剤を試してみてください。
上手く市販の入浴剤と織り交ぜながら使用していくのが、お酢入浴剤の一番おすすめの使用方法になります。