自分の首と頭蓋骨の角度を知って、まくらの使い方をアレンジしてみましょう
ひどい肩こりに悩んでいる人というのは、普通に生活している時でも時に激しい痛みが首周辺に起こったり、頭痛や耳鳴り、ダルさなどと常に戦っていて、本当にしんどいですよね。
起きている時ももちろんですが夜寝ている時も肩が凝る人も多いと思いますが、まくらの使い方次第で寝ている時に肩こりが改善できることもあります。
私自身がこれで改善出来たのでおすすめしたいと思います。
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目次
まず、自分の肩・首・頭蓋骨の角度を調べましょう
背中が壁につくように、立ちます。
この時、かかとは壁から離しておきます。
普段普通に立っている状態で立つ、ということです。
横から肩甲骨から上部分の写真を撮ってもらいましょう。
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首の骨が前傾して顎が飛び出ている人
肩こりの人のほとんどがこのパターンだと思います。
本来首の骨のラインと頭頂部はほぼ真っ直ぐにつながっているのですが、横から見て首のラインが前傾している人は正面を見て生活するために、いつも顎を突き出している状態になっています。
それはつまり、後頭部と首の角度が深くなってるということです。
この部分が常に緊張を強いられていて疲れがたまりがちになります。
肩こりの人の多くが頭痛に悩まされているのもうなづけますね。
首の骨が前傾している人は、枕と首のすき間を埋めましょう
柔らかい肌にやさしい素材のバスタオルをクルクルと筒状に巻きます。
この時、筒のまくらが高すぎると頭頂部が下がってさらに顎が突き出てしまいますので注意してください。
最初は低めからアレンジします。
いつもよりは軽く顎が引けているな、後頭部と首の付け根が軽く伸びているな、後ろから首をやさしく支えられているな、と感じるぐらいから始めます。
首の骨が前傾しているだけでなく、ストレートネックの人
肩こりでもかなり重症の人の多くがこのパターンで、首を前後左右上下にストレッチしたくても出来ない、後ろを見る時に首だけで振り替えられず、体ごと振り返ることになっていると思います。
背中や首の骨というのは、まっすぐな一本の骨ではなく、円盤のような形の骨がつながって出来ています。
人間が二本足で歩けるのはそれにふさわしく骨がS字型にカーブしているからです。
首の骨も同じで、横から見るとかすかにカーブしています。
ストレートネックというのは、このカーブ部分がなんらかの事情で平らになってしまっている首のことです。
このタイプの人にはストレートネック専用枕を使うことをおすすめします。
ストレートネックまくらの使い方
首のストレートさや、顎の飛び出し具合、つまりどの程度首のラインが前傾しているかによって、ストレートネック枕も使い方をアレンジして使いましょう。
ポイントは首に疲れが残らずに、カーブがつくれることなので、もし、首のラインの前傾角度が深くて後頭部が浮いてしまうようならば、バスタオルなり別の小さな枕なりを使って後頭部を支えましょう。
後頭部の首の付け根の少し伸びて気持ち良く感じる高さが理想出来です。
肩甲骨周辺にたくさんニクがついていて、横から見ると上背がまるい人
上背の骨自体が前傾していて猫背の場合と、猫背ではないけれども背中・肩まわりにたくさんニクがついている場合があります。
どちらの場合も上背から肩にかけての部分も高さの調節をすると良いと思います。
この部分もフォローするまくらも市販されていますが、まくらと上背の間のすき間に適度な高さに畳んだバスタオルをはさむと良いですよ。
まとめ
首の周辺には色んな方向に細い筋肉があって、その一部が緊張しても肩が凝ります。
頭蓋骨という重たいパーツを支えている部分ですのでとてもデリケートなエリアです。
首や肩周辺の筋肉を強化することも大切ですが、自分の首周りの状況を良く知って適度な高さのまくらを使うことで寝ている間にまずは首周りの緊張をゆるめましょう。