赤ちゃんにまくらは必要?
質の良い眠りに欠かせない、良いまくら。
大人のまくら選びに関しては、いろいろと情報はあり、寝具売り場に行ってもさまざまなタイプのまくらを見ることが出来ます。
ところで、赤ちゃんのまくらは、どんなものがいいのでしょう?
そもそも生まれたばかりの赤ちゃんにまくらは必要なの?
私自身、子どもが生まれたときに思った疑問です。
私の経験から、こどもとまくらについて考えてみたいと思います。
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
大人と赤ちゃん、背骨の違い
大人にとってのいいまくらは、立っている姿勢と同じ体勢を、寝ている時も維持できるものがいいと言われています。
おとなの背骨はちょうどS字型になっているので、首筋や頭を支えてその形を保ち、背骨や腰に負担が掛からない体勢を作るまくらがいいのです。
しかし、赤ちゃんの背骨は、C型をしています。
これはお母さんのおなかの中で丸くなっていたときの形。
まだ骨が柔らかい赤ちゃんにとっては、丸くなるのは楽な形なのです。
抱っこしている時に眠り始めた赤ちゃんを、布団に下ろそうとすると泣き出してしまうのは、眠りやすい体勢が変わってしまって目を覚ますからのようです。
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
赤ちゃんまくらの必要性
成長していく間に、こどもの背骨は次第に大人のようにS字になっていくのですが、それが完成されるのは10歳くらいだそうです。
首が座り、顔を上げてハイハイしたり、立って歩いたりする発達の段階を経て、大人と同じような活動に適した骨の形になっていくのです。
つまり、大人と同じような背骨になるまで、寝ている間の体勢を保つためには、まくらはそれほど必要性がない、ということになります。
赤ちゃんのまくらには大人と違う用途が
とはいっても、赤ちゃんのまくらには他の必要性や用途もあるように思えます。
私自身も、子どものあたまの形が絶壁になると困るので、そのためにはやはりドーナツまくらは必要かな、と思っていたのです。
助産師さんに聞いてみたときには、赤ちゃんにまくらは要らないのよ、とは言われましたが・・。
それと、赤ちゃんはよだれを出したりミルクを少し吐き戻すこともよくあります。
布団が汚れてしまうのが気になるので、赤ちゃんのまくらには、よだれかけのような用途もあると経験から思います。
赤ちゃんのあたまの形とまくら
私は子どもが新生児のときは、タオルで象のかたちのまくらを作り使っていました。
高さはほとんどつけず、少しふんわりしている程度。
汚れたら直ぐに洗えるのがいい点で、気に入ったまくらが見つからない、というときには手作りもおすすめです。
うちは自営業なので、生後1か月からほとんどの時間、私はスリングに子どもを入れて仕事をしていました。
ずっと、ベッドに寝かせておく、ということがほとんど無かったせいか、ドーナツまくらを使わなくても、あたまが絶壁になることはありませんでした。
ドーナツまくらは使うべき?
あたまの位置が安定する、きれいな形のあたまになる、というドーナツ型のまくら。
ドーナツまくらを使った人の声を調べてみると『まくらのおかげできれいな形のあたまになった』というお母さんもいましたし、良く動く赤ちゃんの場合『気づくとちょうど段差のところにあたまが載っていることが多く、そのせいであたまに段差が(!)ついてしまった』というお母さんも。
成長すると目立たなく普通になった、ということでしたが、ドーナツまくらのメリット・デメリットは、ひとによっていろいろのようです。
まとめ
育児書に書いてあることが数年後には別の説に変わる、ということもよくあり、まくらの必要性にもいろいろな説がありますが、生後1~4か月はまくらは要らない、寝返りが打てるようになったら、硬めで薄めのまくらを使うというのが、いちばん一般的なようです。
もちろん使わなくても構いませんし、それぞれの赤ちゃんの個性やお母さんの考えで決めていいこと、と私は思いました。
大事なのは、赤ちゃんがよく眠れること。
赤ちゃんの寝具やまくら選びの際は、窒息しないような厚み、素材、硬さなどに十分気を付けて、良い眠りに役立つものをそろえてあげたいですね。