驚くほど美容と健康に貢献してくれる入浴剤! 牛乳の入浴剤であなたもクレオパトラのような美しい肌に!
昔から美容に良いと言われているお風呂の一つに、牛乳風呂があります。
牛乳風呂とは文字通り、牛乳を入浴剤として湯船のお湯に混ぜたお風呂のことですが、最近では銭湯やスパなどでも、美容効果が高いということで牛乳風呂を行っているところが増えています。
牛乳風呂はクレオパトラが美と健康を保つために愛用していたことでも知られていて、その効果は現在でもお墨付きです。
そこで今回はクレオパトラのような美肌と、健康効果も一緒に期待できるという、牛乳の入浴剤について取り上げてみたいと思います。
目次
牛乳に含まれる5つの成分が美肌へと導きます!
牛乳にはエイジングケア化粧品にも配合されているような、優れた美肌成分が5つも含まれています。
ではこれらの5つの成分には、いったいどのような優れた美肌効果が秘められているのか見ていきたいと思います。
角質を取り除き、やわらかスベスベ肌に導くカゼイン
カゼインにはタンパク質を分解する作用で肌の老廃物や毛穴の汚れ、そして硬くなった角質を取り除く効果があります。
また高い保湿力と肌をやわらかくする作用で、肌のターンオーバーを正常化させる効果もあります。
年齢肌でヒジやヒザ、かかとのガサガサがひどくなったり、乾燥が進んで粉が吹きやすくなったりしてきたという人には、肌にうるおいを与え硬い角質を取り除く牛乳を入浴剤として使用した牛乳風呂がぜひおすすめです。
エイジングケア効果抜群の糖タンパク質でお肌にハリを
牛乳にはタンパク質と糖が結合した、糖タンパク質という成分が含まれています。
この糖たんぱく質にはコラーゲン生成を促進し、お肌にハリを与えて若々しい肌へと生まれ変わらせる効果があります。
また肌のくすみや毛穴の開きなど、加齢により目立ち始める肌の欠点を改善する効果も発揮してくれるので、抜群なエイジングケア効果を実感することができます。
牛乳を入浴剤としてお風呂に入れることで、フェイスケアだけでなくボディのエイジングケアも手軽に行うことができます。
メラニンを抑制して美白効果を発揮するアルブチン
アルブチンは最近ドクターコスメと呼ばれる化粧品にもよく配合されている成分ですが、牛乳にもこの成分が含まれています。
アルブチンには優れた美白効果があり、気になるシミやソバカス、肌のくすみにも大変有効な成分です。
アルブチンを含む牛乳を入浴剤として使用することで、顔だけでなく手や腕など身体にもできるシミも防ぐことができます。
またアルブチンは保湿効果も高く、牛乳風呂から出た後はまるでエステを受けた後のように、しっとりもっちりとしたあこがれの美肌になれます。
活性酸素を除去するビタミンAがしわやたるみを改善!
しわを解消する美容液にも配合されているビタミンAには、活性酸素を除去して肌のターンオーバーを促す効果があります。
牛乳に含まれているビタミンAが肌の若返りに効果を発揮し、入浴剤として湯船に入れることで首から下のしわやたるみを改善して、身体の肌にもハリを与えみずみずしい肌へと導いてくれます。
脂質の代謝を促し過剰な皮脂を抑制するビタミンB2
牛乳に含まれるビタミンB2には、脂質の代謝を促して過剰な皮脂を抑制する効果があります。
特に思春期の年代の人は顔だけでなく、背中や首などにもニキビができやすくなりますが、顔ほどには身体にニキビに気を遣う人が少ないかと思います。
ところが身体にできるニキビも顔と同様、放っておくとニキビの炎症が悪化してニキビ跡が残ってしまいますので、身体にニキビに対してもケアしてあげる必要があります。
そんなニキビのできやすい人のボディケアにおすすめなのが、牛乳の入浴剤です。
牛乳を湯船に入れて毎日つかることで過剰な皮脂が抑制されてニキビができにくい肌に改善され、ニキビ跡のないきれいな肌でいられます。
また牛乳には保湿効果もあるので、思春期の人だけでなく乾燥が原因で発生する大人ニキビに悩んでいる人にもおすすめです。
ほかにもまだまだあります!牛乳風呂でデトックスを!
牛乳風呂はむくみを解消してデトックス効果も発揮してくれるので、水太りしやすいとか夕方に足がとてもむくむという人にもぜひおすすめです。
むくみの原因の一つに、余分なナトリウムが体内に溜まっているということが挙げられます。
牛乳には体内のナトリウムを排出するカリウムが豊富に含まれていて、飲むだけでなく皮膚からも多少のカリウムが吸収されるので、体内に溜まっているナトリウムと一緒に余分な老廃物や水毒をデトックスする作用でむくみや水太りを解消してくれます。
また体内の毒素がデトックスされることで、ダイエットにも一役買ってくれます。
冷え性の人にもうれしい効果が!
牛乳を入浴剤として使用することで、冷え性の人にもうれしい効果が期待できます。
冷え性の人は入浴時の温浴効果はもちろんですが、入浴後の保温効果が長時間持続する入浴剤が有効です。
牛乳風呂に入れば湯船で身体が温まるだけでなく、牛乳に含まれる乳脂肪分が肌の表面に膜を作り、これが熱の放出を抑えて保温効果が長時間持続するので冷え性の人にはとても効果的なのです。
ただし冷え性改善のためには乳脂肪分を含む牛乳がおすすめです。
スキムミルクや低脂肪乳の場合は、乳脂肪分が少ないので入浴後の保温効果がどうしても短くなってしまいます。
眠る前にはリラックスして快眠できる牛乳風呂を!
牛乳風呂は冷え性に効果的であるとともに、眠る前に入浴すれば心も身体もリラックスできて快眠できるようになります。
これは牛乳の保温効果に加えて、牛乳に含まれているカルシウムの効果によるものです。
牛乳に含まれるカルシウムはカリウムと同様、多少とも入浴でも皮膚から吸収することができるので、眠る前に牛乳風呂に入ることでイライラを解消してくれるカルシウムが吸収され、その結果リラックス効果が高まり快眠につながります。
牛乳風呂の最も効果的な入り方について
牛乳を入浴剤として使用する場合は、湯船のお湯200lに対し牛乳を500mlから1lが適量だとされています。
牛乳風呂はたくさん牛乳を入れるとそれだけニオイも強くなりますので、最初は500mlから始めてみると良いでしょう。
慣れてきたら1l投入して、牛乳風呂のまったりとしたお湯を楽しんでみて下さい。
お湯の温度はあまり熱すぎると交感神経が高くなるので、リラックス効果を高めるためには38℃から40℃くらいのぬるめのお湯につかるのがおすすめです。
また眠る前には20分から30分くらいゆっくりとつかると、リラクゼーション効果がより高まり眠りの質も上がります。
牛乳風呂はぬるめのお湯で少し長めに入るのがコツです。
牛乳を入浴剤として使うのに抵抗がある人にはコレ!
これほど美容と健康効果が高い牛乳風呂ですが、どうしても牛乳を入浴剤として使用するのに抵抗があるという人には、牛乳を主原料にして作られた入浴剤がおすすめです。
牛乳の入浴剤は種類が少ないながらいくつか販売されていますが、その中でもおすすめの入浴剤が北海道のおすやというメーカーから販売れている、シュワスパ十勝の牛乳風呂という入浴剤です。
この商品はしっとり、つるつる成分たっぷりの北海道産の高品質なスキムミルクと、炭酸泉に含まれる温泉ミネラルが配合されているバスボムタイプの入浴剤で、湯船に入れるとシュワシュワとメレンゲ状のきめ細かい泡がいっぱい発生し、極上のスパ気分が楽しめます。
またスキムミルクだけでなくホエイパウダーとてんさい糖も配合されているので、温浴効果とともに保温効果と美肌効果をしっかりと実感することができます。
香りもあっさりとしたスキムミルクの自然な感じなので、牛乳のようにクセがなくて入浴しやすくなっています。
香りが欲しいという人には数種類のアロマフレーバーもありますので、いろいろなフレーバーを楽しむこともできます。
まとめ
牛乳風呂は日本酒風呂やユズ風呂と並んで最近人気が高まっているお風呂の一つで、温泉やスパでも牛乳風呂を楽しめるところが増えてきています。
牛乳風呂のお湯は肌あたりがとてもマイルドなので、敏感肌の人やデリケートな肌の小さな子供さんからお年寄りまで安心して利用することができます。
また後のお風呂掃除をしっかりすれば、自宅でも簡単に牛乳風呂を楽しむことができます。
牛乳を入浴剤として湯船に入れるのは少々抵抗があるかもしれませんが、一度体験してみると肌がツルツルになり、やむつきになるという人も少なくありません。
また牛乳を主原料とした市販の入浴剤を湯船に入れれば、抵抗なく牛乳風呂が楽しめます。
クレオパトラも入っていたという牛乳風呂、一度試してみられてはいかがでしょうか?