骨盤ベルトを産後につけた場合の効果について
妊娠や出産に伴い女性の体は骨盤を中心にバランスが崩れてしまうことがあります。
骨盤は体の軸を支える大切な柱となりますので、骨盤のズレは体の節々を圧迫、連鎖しやがて痛みを伴うようになります。
特に出産後の女性にとって体型が崩れやすい特徴がありますので、産後に骨盤ベルトで矯正するという方も多く見られます。
実際にどのような効果があり、いつから始めればいいのかご紹介していきたいと思います。
骨盤ベルトの効果について
骨盤ベルトは、名前の通り骨盤に巻くベルトであり、目的としては骨盤の位置を正しいところに固定することにあります。
出産を経験している女性の場合、妊娠や出産に伴い本来あるべきはずの骨盤の位置からずれてしまい、いわゆる骨盤が開いたという状態になります。
このような状態になると、骨盤と腰をつないでいる腰椎が圧迫されて、その周辺の筋肉も圧迫されることにより、腰痛を引き越すことが考えられます。
このような症状に悩むことがないように、骨盤ベルトを着用しておくことをおすすめします。
骨盤ベルトの使用方法について
骨盤ベルトは骨盤を正しい位置に固定するという目的があり、着用している方も増えています。
しかし、骨盤ベルトはただ着用しているだけでは効果が薄いということをご存知でしょうか。
あくまで骨盤ベルトは骨盤の位置を固定するだけの目的であり、正しい位置に固定したことでようやく出産などのタイミングで普段とは異なる部分の筋肉や血管への圧迫を取り除くことが目的です。
そのため、骨盤を正しい位置に戻している間に、本来あるべき場所に、本来あるべき筋肉量を戻すトレーニングを行う必要があるのです。
ただ骨盤ベルトを巻いているだけでは、日常生活の行動の中だけでは筋肉量は戻りません。
いつまでたっても骨盤ベルトを話せば元の状態に戻るというだけの一時的な効果しか生み出しません。
緩んだ筋肉を取り戻し、偏った部分への無理な筋肉の使い方を是正することを意識して今一度骨盤ベルトの使い方が正しいか確認してみてくださいませ。
骨盤ベルトを着用しながら行う筋肉トレーニングと言えども、激しい運動を行うという必要もなくストレッチから始まり屈伸や伸びなどの筋肉を動かすようなトレーニングから始まりますので、徐々に体を骨盤ベルトに慣らしていき、なおかつ体のこれまで使っていなかった体の部位を伸ばすイメージを持って取り組むことが大切です。
運動をしていくと暑くなっていきますが、時間とメニューを決めて諦めず最後まで取り組むことでスタイルを取り戻すことができるようになります。
正しい位置に着用すること
骨盤ベルトの着用位置を間違えて覚えている人が中にはいらっしゃいます。
骨盤というのでついつい腰のあたりというイメージを持つ傾向にあるのですが、実は違います。
骨盤ベルトを巻く位置は腰まわりではなく、股間の上辺りからぐるりと巻く必要があります。
骨盤ベルトで正しい位置に固定する目的ですので、まったく見当はずれの部位にベルトを巻いても効果は薄れてしまいます。
出産直後は時に筋力が落ちているため、骨盤ベルトをはずしている状態では、骨盤を支えることがより難しいため本当に正しい位置に着用することが重要といえます。
慣れない器具を着用するため、初めは難しいかもしれませんが、つけていくうちに慣れていきますので慣れるまで継続して着用し続けるようにしましょう。
まとめ
骨盤ベルトを着用している人は、正しい装着位置というのをあまり理解していない場合があったり、ただ巻いているだけという形になっている人もいます。
骨盤を固定するベルトになりますので、間違った位置につけると間違った位置に骨盤を固定することにつながりますので、注意が必要です。
股間の上あたりをぐるりと巻くイメージで正しく着用し骨盤を修正しスタイルを戻せるようにしましょう。