高齢者でも腰痛にならないマットレスとはどんなもの?
基本的には人は、高齢になればなるほどに腰痛になりやすくなる生き物です。
でも、やはり年齢を重ねるごとに痛みにも弱くなります。
だからできれば、腰痛なんて起こしたくないものです。
高齢者が腰痛を起こさないためには、やはり寝具選びが重要になります。
そこでここでは、高齢者でも腰痛にならないマットレスとはどんなものか、見ていきます。
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固さがあることは必須
高齢者でも腰痛にならないためのマットレス選びのポイントとしてまず挙げられるのは、固さがあるということです。
高齢者は基本的にはそこまで体重が重たくない方が多いです。
そして体重が重たくない方に合っているのは、高反発のマットレスではなくもうちょっと柔らかめのマットレスになります。
そうでないとしっかりと身体が沈んでいかなくて、体重を分散することができなくなりますから。
体重が分散できないと腰痛になってしまう可能性が高くなります。
そう聞くと、高齢者でも腰痛にならないためのマットレスとは、ある程度やわらかいものなのではないかと思うものです。
でも、それは違います。
基本的には高齢者でも腰痛にならないマットレスは、ある程度の固さがないとダメなのです。
寝返りができることが最重要ポイント
なぜなら、高齢者が腰痛にならないためのマットレスとして最重要ポイントは、寝返りができるということだからです。
寝返りができないマットレスで寝ていたら、どうしても筋肉は凝り固まっていきます。
ただでさえ高齢者の筋肉は凝り固まり気味なのです。
それなのにそれがさらに凝り固まっていってしまったら、やはり腰痛になることは避けられません。
それを避けるためにできることが寝返りなのです。
ただ、高齢者の場合は、筋肉が弱っているところがあります。
筋肉量が足りないのです。
だから、特に寝返りがしやすいマットレスで寝ていかないとなりません。
そんな特に寝返りがしやすいマットレスが、固めのマットレスなのです。
固いマットレスであれば、たとえ筋肉がそこまでなくとも、問題なく寝返りしていけます。
そして、腰痛になることを防ぐことができるのです。
確かに先述のとおり固いマットレスに場合は体重の分散がうまくできなくなったりしますが、寝返りをすることでも体重は逃がしていけるので、その点に関しては、寝返りさえできれば実はそこまで大きな問題ではなかったりするのです。
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厚みがあるものが吉
高齢者が腰痛にならないためのマットレスの条件として、厚みがあるものということもあげられます。
厚みがないマットレスは、その分高さもなくなります。
でも、高さがないのはよくないのです。
なぜなら、その上に乗ったり、あるいは降りたりする際にすごく腰に負担がかかるからです。
高齢者の場合は、そういうちょっとした負担で腰痛になってしまうこともあります。
だからできればなるべく腰に負担をかけずに乗り降りできるマットレスを買うべきなのです。
そしてそれが、厚みがあるマットレスになります。
勿論ベッドフレームも高さがあるものを
ただ、これに関しては、マットレスでだけ気を付けていればよいわけではありません。
マットレスに厚みがあるものを選ぶことは一つの欠かせない条件ではありますが、それだけではなく、ベッドフレームにも高さがあるものを選んでいかないとなりません。
高さのあるベッドフレームを選んでいかないと、いくら厚みがあるマットレスを使用していても、結局トータルでの高さが低くなってしまいます。
一番大切なことは、厚みのあるマットレスと使うことでも、高いベッドフレームを使うことでもなく、トータルでの高さをしっかりと高くしていくことになります。
そんなトータルでの高さを高くしていくためには、二つともある程度高いものを使用しないとならないのです。
ただし高すぎたらダメ
ただそんなトータルの高さも、高くなりすぎたらだめです。
もちろんたとえすごく厚みのあるマットレスとすごく高さのあるベッドフレームを使用していても、そこまで高くなることはありません。
しかし、高齢者の方は身長がすごく小さいことも珍しくはありません。
そういうすごく身長が小さい方にしてみれば、そこまで高さがないように見える寝具でも、実はすごく高いということもあり得ます。
なので、しっかりと身体とのバランスを合わせて、高くなりすぎないように気を付けていってください。
高くなりすぎてしまうと、結果乗り降りする際に負担になりますから。
理想は、ちょうどたっているときのお尻の高さくらいに来ることです。
それならばすっと座れて、そのまま自然と寝ることができて、立つときにも負担をかけませんから。
あまり通気性が良すぎないものが正解
高齢者が使用するマットレスは、あまり通気性が良すぎないものの方が、腰痛になる可能性は少ないです。
もちろんすごく通気性が悪いと、蒸れてしまい腰痛になる可能性が出てきますが、あまり通気性が良いと、シンプルにそのせいで腰が冷えてしまう可能性が出てきます。
結果、それで腰痛になってしまうのです。
高齢者の方は、若い人に比べると体温も低いです。
だから、身体も冷えやすいのです。
でも、身体を冷やしてしまうというのは、やはり腰痛もちの方にとっては避けないとならないことになります。
それは、高齢者でも若い人でも同じことになります。
身体を冷やしてしまい、そのせいで腰痛になるということを避けるためにも、あまり通気性が良すぎるものは避けるのがおすすめです。
その代わりにケアをしっかりとしないとならない
ただそうして通気性がそこまで良くないとなると、その分しっかりと頻繁にマットレスをケアしていかないとならなくなります。
しっかり頻繁にケアしていかないと、そのせいでマットレスにカビが生えてしまったり、あるい湿度がたまってへたってしまい、そのせいで固さがなくなってしまう可能性が出てきます。
先述のとおり、高齢者が腰痛にならない為のマットレスに必要なのは、固さです。
それなのにそれが失われてしまっていたら、腰痛になってしまう可能性も高くなります。
それを防ぐためにも、しっかりとケアしていかないとなりません。
重さがないものを選ぶべき
ということはつまり、高齢者が使用していて腰痛にならないためのマットレスの条件として、もう一つ条件があることになります。
それが、重さがあまりないということです。
頻繁にケアしていかないとならないのに、重さがすごく重たいとなったらどうでしょうか?
寝ている間や、それから乗り降りする際にはあまり腰に負担がかからないとしても、それをケアする際にすごく腰に負担がかかってしまいます。
それではあまり意味がありません。
だからそうならないように、重さがあまりないものを選ぶべきなのです。
重さがなくて固いものもある
マットレスの中には、重さがなくて固いものも多々あります。
たとえばエアーブレス系の素材であれば、重さがなくて、かつしっかりと固さもあることになります。
だから、高齢者が使うにはぴったりになります。
ただ通気性が良いという特徴も持つので、そのあたりは製品ごとの誤差を見ながら選んでいく必要はありますが。
まとめ
高齢者でも腰痛にならないマットレスというのは、固くて、かつ厚みがあって、そして通気性が良すぎなくて重さがあまりないマットレスになります。
そういうマットレスだって、世の中にはたくさんあります。
なので、しっかりとそういうマットレスを見つけて、それを使うようにしていくべきです。
そうしてなるべく腰に負担をかけずに眠れるようにしていってください。