快眠の元マットレスを選ぶ時に気をつけておきたいこととは?
快適な睡眠のためには、寝具選びは慎重にしなくてはなりません。
特にマットレス、体の下に敷く寝具は良質な眠りを得るための眠りの要とも言えます。
引っ越しやベッドの買い替えなどを機に、マットレスをも新しいものをと考える方も多いでしょう。
一体どんな素材のどういったタイプのマットレスを選べば、快適な睡眠につながってくれるのでしょうか。
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まずはマットレスの素材を考えてみる
さて一言でマットレスと言っても、その素材や形は様々です。
布団というのも、日本の寝具なのでつい忘れがちですが、これもまたマットレスであることも事実です。
高反発素材に低反発素材、固めたウレタンにウレタンチップ、そして綿素材まで何とも多くの素材が使われていることになります。
一体どれが一番いいのかと、迷うのは当たり前ですね。
実はこれ、個人差がありますので一概に、これが最高とは言えないのが辛いところです。
CMなどで、眠りの浅い人にはこれが一番とか、快適な眠りはこのマットレスから等など謳っていると、ではそれが一番と思ってしまいますね。
しかし、出演者が事実そのマットレスが快眠の元と思っていても、それを見た人全員にフィットするとは限りません。
筋肉の強さや骨格などでも差が出ますし、体型によっても違ってくるものです。
また歳を重ねていくと、変化することもありますので見極めが大事ということです。
実際に店頭で、試してみて感覚を体験するのが一番よろしいかと思われます。
今まで低反発を使用していたからつぎをも、と思っていたら変化するということもありますので、出来ればマットレスの購入時にはお試ししてと言うのがおすすめです。
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そもそも快眠とはどこから?
快適な睡眠を得るためには、やはり条件がいくつかあります。
代表的なものを並べてみましょう。
寝返りが打ちやすいこと
寝返りが多いと、昔は寝相が悪いなどと言われたものです。
起きてみたら布団から飛び出して、畳の上で寝ていたという記憶のある方もいるでしょう。
筆者の場合、ベッドに変更したばかりの時、しっかりとベッドから墜落しました。
この寝相の悪さですが、実は快眠のための鍵とも言える、寝返りの多さに起因しています。
人が熟睡するには、寝返りが必須なのです。
よく、泥のように眠ったなどといいますが、寝返り無しでじっとしたままでは深い睡眠は得られないのです。
布団からはみ出してるのに目が覚めないなんて、と呆れられるのは実は眠りが深くて目が覚めないということからも来ています。
寝返りの打ちやすい素材を選ぶということが、重要になってきます。
逆に考えれば、どうもこのところ眠りが浅いという場合、マットレスの買い替えの時に違う素材にしてみるのもいいかもしれません。
腰の部分が沈みすぎない
仰向けに寝た時に、腰の部分が沈んでしまうのはよくあることです。
身体の中で非常に重さのある部位ですから、沈みやすいのは当たり前です。
しかしあまりに極端に沈んでしまうと、身体がが「く」の字になってしまい睡眠時の姿勢が非常に悪くなってしまいます。
こうなると呼吸も上手く入らないので、快眠とは程遠くなってしまいますね。
浅い呼吸では気が付かなくても、酸素が足りなくて身体は苦しがるものです。
仰向けに寝た時に、「く」の字にならないかもチェックしておきましょう。
関節部がぶつからないこと
ヘタってしまった、いわゆるせんべい布団の場合、寝返りを打ったりすると肘の関節がぶつかったりすることがあります。
勿論、背骨などもぶつかっているはずです。
それほど痛みはないとしても、寝ている最中にこういった事があるとそこで眠りも浅くなってしまいます。
レム睡眠中だと、目が覚めてしまうこともあるでしょう。
起きた時に筋肉痛かと思ったら、関節痛だったなどは笑い話にもなりません。
あまりに薄くて、畳やベッドのスプリングを感じてしまうようだと、やはり睡眠は持続できなくなってしまいます。
薄すぎずに、身体を守ってくれる厚さの寝具も、快眠の必需品です。
マットレスを選ぶときのちょっとしたコツ
マットレスもしくは敷布団を選ぶ時のちょっとしたヒントを、ご紹介しておきましょう。
当たり前のことに思えても、意外と忘れがちな事柄です。
実店舗を利用する
先にも書きましたが、専門店などで試しに寝てみることが大事です。
勿論店頭で本当に寝てしまうことは不可能ですが、仰向けに寝てまた寝返りを打ってどんな感じか試すことは可能です。
試しにこれまでのとは別の素材のもので寝てみたら、すごく気持ちよかったなどということもあります。
身体の変化に伴って、合う素材も変わることがありますので、慎重に選びたいものですね。
試してみたら布団が一番気持ちいい、と原点に帰る人もいないではありません。
快眠のために、ちょっと面倒だと思っても実店舗で試すことをおすすめします。
折りたたみマットレスは保ちが悪い?
布団というのは皆さんご存知のように、折りたたんで収納します。
そのこともあり、折りたたみマットレスも多く出ています。
筆者、アメリカで長く暮らしましたが、あちらで折りたたみのマットレスには出会いませんでした。
単に出会わなかっただけなのか、それとも実際に無いのかは不明ですが、まあベッドですので折りたたみは必要ないのは事実ですね。
日本で折りたたみマットレス使用の方は、布団の下に敷いたりしているのではないかと推測いたします。
そうすれば押し入れなどに、布団と一緒に収納できるので確かに便利です。
ただ出来れば、折りたたみのマットレスよりも普通のマットレスの利用を、おすすめしたいです。
と言いますのも、やはり折りたたみ部分にどうしても、体重がかかった結果沈みやすいということが一つあります。
また折りたたみ部分からの劣化も、考慮に入れたいものです。
ベッドで使用するときには勿論、畳の上の使用の場合もご一考なさるとよろしいかもしれません。
口コミや宣伝に踊らされない
ネットなどのおかげで、使用者の口コミが色々と見られるようになったのは、大変にありがたいことです。
またいろいろな種類の製品が出ているので、選択肢が多くなったのも嬉しいことですね。
しかしこういった品物を選ぶ時は、これらにあまり迷わされないようにしましょう。
あくまで自分をセンターにおいて考えないと、本当にいい自分だけのマットレスには巡り会えません。
誰かにとって効果的な素材のマットレスでも、自分にとってはどうだろうと常に考えつつ、クールに選んでください。
マットレス選びを突き詰めて言えば
睡眠という、これが無くては人間生きていけないものを、できるだけ効率的にしかも充分に取るために、寝具選びは慎重にするのが勿論一番です。
誰がなんと言おうと、自分に最も快眠を運んでくれるマットレスを選ぶ、と言うスタンスを崩さないようにしてください。
何しろ決して安い買い物ではありません。
経済的なことも含めて、慎重にそして寝心地の良い素材のマットレスを選ぶことが、ご自分だけの快適な眠りを約束してくれます。
それを忘れないのが、マットレス選びで最も大事なことではないでしょうか。
まとめ
マットレスの素材はこれが一番、と断言できなくて申し訳ないとも思いますが、個人差はやはり大きなものです。
そしてその個人も、時とともに変化していきます。
勿論そうそう買い換えることの出来ないマットレスですが、買い替え時期にはちょっと手をかけて、その時に一番見合った素材のものを選んでおきましょう。
快適な眠りと身体の休息のために、マットレス選びは充分になさってくださいね。