腰痛持ちによい椅子の選び方と正しい姿勢
仕事場でも、学校でも、家でくつろいでいる時でも、毎日使用している家具に椅子があります。
座椅子や背もたれのついた椅子や、背もたれのない椅子や、フカフカしていて気持ちの良い椅子等、様々な種類の椅子がありますよね。
腰痛持ちの方にとって、椅子に長時間座っている時間というのは、実はとても負担がかかりやすく、また痛みを伴いやすい動作の一つでもあります。
その為、腰に負担のかかりにくく、腰痛を招きにくくする椅子選びはとても重要です。
では、腰痛にお悩みの方にとって、どのような椅子が良いのでしょうか?また、椅子に座る際の正しい姿勢はどのような姿勢なのでしょうか?
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目次
腰痛の原因になる椅子に座る際の良くない姿勢
慢性的な腰痛にお悩みの方のほとんどが、椅子に座る際の姿勢が良くないと言われています。
椅子に座った際の、自分の座り方を見直してみましょう。
左右均等にバランス良く座っていますか?頬杖等をついて前傾姿勢になっていませんか?また、足を組んだり、椅子に深く腰をかけてはいませんか?これらの姿勢は、椅子に座った際に腰に負担がかかりやすく、腰痛を引き起こしやすいとされています。
普段から、椅子に座る際の正しい姿勢を身につけ、腰痛を引き起こさないようにしましょう。
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慢性的な腰痛を引き起こさない為の、椅子への正しい座り方とは?
椅子に座る際の良くない姿勢はご紹介しましたが、ではいったいどのような姿勢で椅子に座るのが、腰痛を引き起こさない座り方なのでしょうか?
まず、背もたれに腰を付けるように深く座ります。
両方の太ももと膝をくっつけ、膝を曲げ、膝の角度は90度を意識しましょう。
頭を前に出さないように、顎を引いて背筋を伸ばします。
上から糸で釣られているようなイメージで、背骨を伸ばしてみましょう。
この時、注意して頂きたいのが、背筋を伸ばす=お腹を前に突き出す事。
と間違った認識をしている場合です。
背筋を伸ばす事は、お腹を前に突き出して伸ばすのではありません。
これでは、背骨の湾曲が後湾し過ぎてしまい、腰が反りやすくなり、逆に腰に負担がかかり腰痛を招いてしまいます。
お腹を引っ込め、お尻の穴をキュッと締めるようなイメージを持ち、お腹と背中に力を加える事を意識して、背筋を伸ばしましょう。
正しい座り方を維持するために腹筋と背筋を鍛える
また、この正しい椅子での座り方を維持するためには、ある程度の腹筋と背筋も必要になってきます。
無理のない範囲で、腹筋と背筋を鍛えるように筋トレを行う事をお勧めします。
椅子での正しい座り方を始めたばかりの頃は、同じ姿勢を維持するのがとても窮屈で、大変と思う方も多いと思います。
しかしこの正しい座り方は、最も身体の力が分散され、バランス良く、背骨に負担がかかりにくい座り方でもあります。
普段、椅子での正しい座り方をするという意識はなかなか持てないかもしれませんが、腰痛を引き起こさない為に、また腰痛持ちの方にとっては腰に最も優しい座り方であるという事を意識し、習慣にしていければ良いですね。
腰痛持ちのかたはどのような椅子選びをすれば良いの?
自宅やオフィスでの椅子選びは腰痛持ちの方にとってとても重要です。
まず椅子を選ぶ際に心がけたい事は、自分の身体に合っているかどうかです。
椅子に深く座って、背もたれに背中が付いた時に、両足がしっかり踵まで床についているかどうかを確認して下さい。
もし両足が浮いていたり、両足を付けても背もたれに背中が付いていなければ、自分に合った椅子とは言えません。
また、背もたれが高めの椅子を選ぶ事も重要です。
椅子での長時間の作業は思った以上に腰に負担がかかりやすいだけではなく、首にも負担がかかっています。
背もたれが低い椅子だと首や、肩甲骨にも負担がかかり肩こりの原因になるだけではなく、背骨にも負担がかかり、腰痛の原因にもなってしまいます。
そして何より一番意識して欲しいのが、座り心地と、自分が座ってみて楽かどうか、フィット感はあるかどうかです。
座り心地やフィット感が悪ければ、正しい姿勢を維持出来ず、姿勢の悪さに繋がってしまいます。
長時間座る椅子だからこそ、自分の身体が楽だと思える椅子選びが重要です。
まとめ
慢性的な腰痛にお悩みの方にとって一番大切な事は、椅子に座る際の正しい姿勢です。
姿勢が悪ければ、腰痛は悪化しさらなる姿勢の悪さにも繋がってしまいます。
普段から椅子に座る際には、正しい姿勢で座る事を意識して腰痛予防、腰痛緩和に努めましょう。
また、正しい姿勢を維持する為の、腹筋、背筋の筋力強化も大切です。
仕事や家庭で必ず使用している椅子だからこそ、自分にとって座った際に楽だなぁと感じる事が出来る椅子選びをする事が重要です。