朝起きたら腰が痛い!寝起きの腰痛の原因はマットレス?
朝起きて、「腰が痛いな~」と感じることはありませんか?
1日の始まりに腰が痛いと嫌ですね。
では、寝起きの腰痛の原因とは何なのでしょうか?
寝起きの腰痛の原因は寝具の場合があり、マットレスや枕などが寝起きの腰痛の原因になっていることがあります。
ここでは、どうしてマットレスなどの寝具が寝起きの腰痛の原因になるのかや、寝起きの腰痛の改善法などを説明していきます。
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寝起きの腰痛の原因とは
朝起きた時以外は腰に違和感がないが、朝起きた時にだけ腰に違和感があったり痛みを感じたりする場合は、睡眠時、腰に悪い姿勢をしている可能性があります。
では、なぜ眠っている時に腰に悪い姿勢をしてしまうのでしょうか?
それは、マットレスや枕などの寝具が寝姿勢に影響してしまうことがあるからです。
使っているマットレスの体圧分散性が悪い
体圧分散性が悪いマットレスを使っていると、腰に負担がかかりやすくなります。
体圧分散性の機能とは、睡眠時、マットレスにかかる身体の圧力を一点に集中させないで分散させる機能のことをいいます。
マットレスの体圧分散性が良いと、身体からの圧力を上手く分散させるので、腰には負担がかかりにくくなります。
ですが、体圧分散性が悪いと、圧力が集中的にかかりやすいので、腰にかかる負担は大きくなります。
例えば、硬い床に仰向けになると腰は浮いてしまいます。
そうすると、圧力が部分的に集中して腰に大きな負担がかかってしまい、腰を痛めてしまいます。
このように、体圧を上手く分散させることができないところで眠ると、腰痛を引き起こしやすくなります。
そのため、体圧を上手に分散するマットレスを使用することが腰痛対策になります。
使っているマットレスが柔らかすぎる
柔らかすぎるマットレスも腰痛の原因になります。
マットレスが柔らかすぎると、睡眠時、身体が深く沈み込みやすくなります。
そのような状態になると身体は歪みやすくなり、様々な部分に負担がかかってしまい腰を痛めてしまうことがあります。
また、身体がマットレスに深く沈み込んでしまうことにより、寝返りが打ちにくくなります。
一般的に人間は眠っている時に18~25回くらいの寝返りを打ちます。
では、なぜ寝返りを打つのかというと、寝返りを打たないでじっとしていると、身体に負担がかかったり身体が固まったりして血流が悪くなってしまうからです。
そのようになると当然腰には良くなく、朝起きた時に「腰が痛い!」ということが起きてしまいます。
そのため、眠っている時は寝返りを打つことが大切であり、自然に寝返りが打てるマットレスを使用することが大切になります。
寝返りの回数が減ってしまうと筋肉は固まりやすくなり、血流は悪くなります。
また、身体がマットレスに深く沈み込むことにより、寝返りを打つ時は通常よりも力を入れないと寝返りを打つことができなくなるので、睡眠の質は低下してしまいます。
そのようなことから腰痛だけでなく、疲れが取れにくくなってしまいます。
使っている枕が自分に合っていない
マットレスだけでなく、枕も自分に合っていないと寝起きの腰痛の原因になります。
枕が高すぎたり低すぎたり、柔らかすぎたりなど、自分に合っていない枕を使用していると、睡眠中の理想の姿勢をとることが難しくなったり、寝返りが打ちにくくなったりしてしまいます。
そうすると身体には負担がかかり、腰にも負担がかかるため腰痛の原因になります。
そのため、マットレスだけでなく、枕も自分に合ったものを選ぶことが大切になります。
眠っている時の姿勢が悪い
寝起きの腰痛はマットレスだけでなく、眠っている時の姿勢が悪いことが原因になることもあります。
その姿勢とは、うつ伏せになります。
うつ伏せではなく仰向けに眠るのと良いのですが、仰向けだと落ち着かなく、うつ伏せで寝た方が落ち着くという方もいます。
うつ伏せで眠ると、腰が反っているような感じになります。
その状態が比較的長く続くと腰には負担がかかり、腰を痛めてしまうことがあります。
そのため、うつ伏せで眠ることは寝起きの腰痛の原因になります。
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寝起きの腰痛を改善するには
寝起きの腰痛を改善するには、根本的な原因を改善することが必要です。
それでは、マットレスや枕、寝方などが原因になっている寝起きの腰痛の改善方法を説明していきます。
マットレスや枕などの寝具を見直す
マットレスや枕などの寝具が寝起きの腰痛の原因になっている場合は、それらを見直すことが必要です。
劣化したマットレスや柔らかすぎるマットレス、高すぎる枕や低すぎる枕など自分に合っていない寝具を使っていると、いつまで経っても腰痛を改善することはできません。
そのため、腰に負担のかからない寝具を使用することが大切で、自分に合っていない寝具を使用している方は、自分に合う寝具にかえましょう。
マットレスだと、体圧分散性に優れた高反発マットレスがおすすめで、眠っている時の体圧を上手に分散してくれるので、腰にかかる負担は少なくなります。
また、寝返りが打ちやすくなるので、血行不良になるのを防ぐことができます。
ですが、マットレスが硬すぎると腰が反ってしまい、腰痛の原因になるので注意しましょう。
枕選びも難しいですが、高すぎず低すぎない、丁度よい硬さの枕を選ぶことが重要になります。
もし、購入した枕が低すぎる場合は、タオルで高さを調整すると良いです。
うつ伏せで寝ないようにする
うつ伏せで眠ることが腰痛の原因になっている場合は、うつ伏せ寝を止めることが必要です。
そのため、意識のある時はなるべく仰向けか横向きで眠るようにしましょう。
うつ伏せ寝が腰痛の原因になっている場合は、それだけで寝起きの腰痛は緩和されます。
もし、横向きでも眠りにくいという方は、横向きになっている状態の両脚の間にクッションや抱きまくらなどを挟むと良いでしょう。
そうすることによって落ち着いて体が安定し、眠りやすくなります。
寝起きの腰痛は他の腰痛対策では改善されにくい
腰痛を改善する方法として、湿布を貼ることや薬を使うこと、マッサージをすることやストレッチをすることなどがあります。
腰痛の原因がマットレスや枕、睡眠中の姿勢の場合は、湿布を使用しても腰痛が完全に改善されることは難しいことになります。
また、薬や注射を使用しても、その効果が切れてしまうと再び痛みを感じてしまいます。
そして、マッサージやストレッチをしても、寝起きの腰痛を改善させることは難しいことになります。
では、なぜ、それらの腰痛対策で寝起きの腰痛改善効果が期待できないのかというと、根本的な原因を解決していないからです。
寝起きの腰痛の原因がマットレスや枕、睡眠中の姿勢の場合は、その根本的な原因を改善しないと腰痛は改善しません。
そのため、マットレスや枕を見直し、睡眠中の姿勢に注意することが寝起きの腰痛を改善させる方法になり、その他の湿布やストレッチなどの腰痛対策では寝起きの腰痛の根本的な原因を改善していないので、腰痛を改善させることは難しいといえます。
寝起きの腰痛の改善に期待できるマットレスの選び方
寝起きの腰痛を改善させるには、腰に負担のかからないマットレスを選ぶことが重要になります。
そのマットレスは、体圧分散性に優れている・余計な力を入れることなく自然に寝返りが打てる・硬さが自分に合っている・へたりにくいものになります。
これらの条件をクリアしているマットレスなら、睡眠中、身体にかかる負担は少なくなるので、寝起きの腰痛を改善できる効果が期待できます。
まとめ
寝起きの腰痛の原因は主にマットレスや枕などの寝具、睡眠中の悪い姿勢になります。
そのため、寝起きの腰痛を緩和・改善させるにはそれら根本的な原因を改善させることが必要になります。
特にマットレスは、睡眠の姿勢に大きな影響を与えるので、腰痛を予防したり、睡眠の質を上げたりするためにも自分に合ったマットレスを使用することが重要です。
寝起きの腰痛に悩んでいる方は、マットレスや枕などの寝具を見直してみましょう。
そうすれば、意外と簡単に腰痛の悩みが解決するかもしれません。