座椅子は姿勢をよくして使おう! 気をつけたい4つのポイント

座椅子

座椅子は、快適に座るためには便利な商品ですが、使うときは注意しなければならない点があります。

それは、座るときの姿勢です。

姿勢を悪くして座っていると、さまざまなデメリットがあり、体を痛めてしまうことがあります。

たとえ高品質な優れた座椅子を使っても、姿勢によっては、腰などに大きな負担をかけてしまうのです。

では、座椅子に座るときのポイントについて、詳しく説明していきましょう。



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骨盤を立てる

座椅子に座るときは、骨盤の状態を意識しておくようにしましょう。

骨盤が立っているか倒れているかによって、体にかかる負担は違ってきます。

なるべく余計な負担をかけないためには、しっかり骨盤を立てておくことが大切です。

もし骨盤が倒れていた場合は、腰の角度が維持できないため、姿勢が悪くなります。

その場合、前傾姿勢になってしまうことが多く、背骨のS字カーブを崩してしまうのです。

背骨が不自然に曲がったままで座り続ければ、腰には大きな負担がかかります。

また、骨による支えがなくなった状態だと、体の筋肉でなんとかカバーしようとしますが、それで無理な力の入れ方をすると、首や背中なども痛めてしまう可能性があるのです。

一方、骨盤が立っている状態だと、腰の角度が直角になり、姿勢の維持がしやすくなります。

それなら、体に負担をかける心配はありません。

したがって、座椅子に座るなら、なるべく腰が直角になる座り方をしてください。

それは骨盤が立っている証拠であり、体に優しい座り方になります。

自力では難しいようなら、クッションなどを利用するのがおすすめです。

柔らかすぎる座椅子は避けよう

座椅子で骨盤を立てる座り方をするなら、それに適した商品を使うことも大切です。

商品によっては、骨盤が倒れやすくなってしまうものがあります。

それは、柔らかすぎて体が安定しない座椅子です。

座椅子に座り心地のよさを求める場合、クッション性の高いものを選びたくなりますが、あまりに柔らかいものだと、骨盤の正しい状態を維持することができません。

フワフワとした気持ちよさは、腰が沈み込むことで得られるメリットですが、必要以上に沈み込むと、骨盤がすっかり倒れてしまうのです。

そのため、柔らかさにばかり注目して座椅子を選ぶのはやめましょう。

長く座るためには座り心地のよさも必要ですが、むやみに柔らかさばかり追求すると、腰を痛めてしまいます。

快適に座るためには、適度に柔らかい座椅子を使い、姿勢を安定させてください。



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深く腰掛ける

座椅子に座るときは、浅く腰掛けるのではなく、できるだけ深く、しっかりと腰掛けるようにしましょう。

なぜなら、座り方が浅いと、どうしても姿勢が崩れやすくなってしまうからです。

前と後ろの両方に傾く可能性があるため、姿勢をよくするには向かない座り方になります。

座椅子の前方に偏って座り、何かの作業をするような場合、体は自然に前のめりになっていくものです。

また、座ってテレビなどを見る場合は、背もたれに寄りかかることも多いですが、そのときに浅く腰掛けていると、ふんぞり返るような不自然な状態になります。

このように、前か後ろに傾くような座り方は、背骨のカーブを崩し、腰に負担をかけてしまうのです。

しかし、深く腰掛けて、背もたれとの距離を縮めておけば、そうした傾きは防ぐことができます。

広すぎる座面に注意

座椅子に深く腰掛けるためにも、やはり使用する商品には注意しなけれななりません。

深く座るために避けるべきなのは、座面が広すぎる商品になります。

座面が広すぎる場合、深く腰掛けると足が浮いてしまうため、正しく座るのが困難になってしまうのです。

足の位置を安定させようとすれば、背もたれから離れ、座面の前方に座らなければなりません。

つまり、座面が広い座椅子は、背もたれと体の距離を縮めにくい商品なのです。

そんなときは、座面の広さを埋める工夫をしてみましょう。

広すぎて隙間が多くなってしまうなら、クッションや座布団などを挟んで、ちょうどよい広さに調節すればよいのです。

背もたれと体の間にクッションがあれば、足が浮きすぎる心配はなく、体の傾きも抑えられます。

座椅子で姿勢をよくして座るには、身近なものを上手に活用することも大切なのです。

腰と足の位置に注意

姿勢をよくして座るなら、腰と足が適切な位置になっていることを確認してください。

座ったとき、腰の位置が足よりも低かった場合、姿勢を維持するのは難しくなってしまいます。

腰の位置が足より低いと、腰を丸めてしまうことが多く、負担が大きくなるのです。

そんなときは、クッションなどを敷いて、足りない高さを補うようにしましょう。

腰の方が高い状態で座ることができれば、腰を痛める危険はありません。

ただし、柔らかさには十分注意してください。

腰が低くなる原因には、座面の柔らかさもありますが、それはクッションでも同じことです。

あまり柔らかいクッションだと、腰が大きく沈んでしまうため、高さを補うには向いていません。

適度に硬いものを使って、しっかり腰を支えるようにしましょう。

劣化したら交換しよう

腰の位置を低くしないためには、座椅子の劣化具合を把握しておくことも必要になります。

なぜなら、へたってしまった座椅子は、極端にクッション性が低下するため、腰を支えることができないからです。

最初は適度なクッション性があり、しっかり腰を支えてくれたとしても、長く使っていれば、どうしても劣化は起こってしまいます。

丁寧に扱うことで、劣化のスピードを遅らせることはできますが、いつかは使えなくなるものです。

そんなときは、いつまでも使い続けるのではなく、諦めて新しいものを購入しましょう。

へたっても座れないことはありませんが、よい姿勢を維持できなければ、体を痛めてしまいます。

姿勢をよくして健康に座るためには、常にベストな状態の座椅子を使ってください。

あぐらで座ろう

座椅子に座るときは、足を伸ばす人もいれば、あぐらをかく人もいますが、体に負担のかからない座り方は、あぐらになります。

足を伸ばす座り方だと、上半身の重さによる圧力が、腰に集中してしまうのです。

一方、あぐらの場合は、足を組むことで体重を支えやすくなるため、腰にかかる圧力をうまく分散させることができます。

あぐらは、よい姿勢をとるには向かないイメージもありますが、腰痛のリスクを軽減するという点では、効果的な座り方なのです。

あぐらのコツ

あぐらがよいといっても、適当に座っていたのでは、あまり効果がありません。

体の負担を減らすなら、コツを意識して座りましましょう。

間違ったあぐらではなく、正しいあぐらであれば、確実に腰の痛みを軽減できます。

まず、胸は少し張るようにしてください。

先述したように、猫背になるのはよくありません。

背筋を伸ばそうと無理に頑張る必要はありませんが、疲れない程度に胸を張っておくと、腰への負担は少なくなります。

また、うまく体を支えるためには、足の付け根や太ももに体重をかけるようにしてください。

お尻にばかり圧力が集中しないように気をつけましょう。

まとめ

座椅子に座るなら、正しい姿勢を意識することは、とても大切です。

悪い姿勢で腰を痛めてしまっては、せっかくの座椅子に座れなくなることもあります。

それを避けるためにも、ここで紹介したポイントをしっかり押さえて、よい姿勢を維持していきましょう。

正しく座れば、体の負担もなくなり、健康的な生活を送ることができます。






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