腰痛改善のポイントは「骨盤」?骨盤を意識した椅子で、腰痛を改善しよう

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腰痛は日本人の国民病とも言われているほど、人々を悩ませている病気です。

原因はいろいろありますが、特に腰痛になりやすいのは姿勢トラブルのある人です。

毎日椅子に座って同じ姿勢ばかり取っている人や、デスクワークでパソコンにはりついている人は特に腰痛の危険が高まっています。

ここえは、腰痛と腰痛改善におすすめの椅子をご紹介します。



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欧米人と日本人の違いとは

日本人は欧米人に比べると、腰痛を発症しやすいと言われています。

それは、欧米人がもともと「狩猟民族」であったのに対し、日本人が「農耕民族」であったことに由来しています狩猟民族であった欧米人は弓矢を射ったり、獲物に立ち向かったりという動作から「背中側の筋肉」が発達してきました。

対して日本人は、作物を植えたり、収穫したりする際に前かがみになることが多く、内側の筋肉が発達しています。

この違いは、日常生活で使用してきた道具を見ても明らかです。

日本ののこぎりは、引いた時に対象が切り込みを入れていくタイプですが、欧米ののこぎりは押したときに切り込みが入ります。

また、日本の農具である「くわ」は引く動作によって田畑を耕しますが、欧米の「スコップ」は押す動作で土を掘り返します。

このように、欧米人とは異なる筋肉の付き方をしている日本人は、背中側の筋肉が弱いため、腰痛を起こしやすくなっているのです。



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背中側の筋肉が弱いと、なぜ腰痛になりやすい?

腰痛の原因はいろいろありますが、ほとんどの場合「悪姿勢」による体の歪みが原因です。

田畑で忙しく立ち働いていた時代とは異なり、現在では仕事中はほとんど動かず、椅子に座りっぱなしという人も多いのではないでしょうか。

実は、椅子に座っている姿勢というのは一番腰部に負担をかけやすい姿勢です。

人間の体は頭部が一番重く、頭部の負担を直接腰部に集中させないために、背骨が前後にゆるやかにカーブしています。

横からみると、このカーブは「S」のように見えます。

背骨がS字にカーブしていることによって、上半身の重みがうまく分散され、体のどこにも負荷をかけにくくしているのです。

S字が一番きれいにでるのは「立ち」姿勢

背骨のS字がきちんと保たれていれば、腰部に上半身の負荷が集中するのを防ぐことができます。

このS字が一番きれいに現れやすいのは「立ち」姿勢です。

一番ラクな姿勢は座るか、寝るかのように見えますが、実は立っている時が理想的なバランスになっています。

座っている時はS字が崩れやすい

座っている時は立っている時よりも、腰部への負担は増大します。

特に長時間座っていると、体が前のめりになったり、後ろにそってしまったりするので、理想的なS字カーブが失われやすくなっています。

また、背中側の筋肉が弱い日本人は、座ると骨盤が倒れやすくなります。

骨盤が倒れてしまうと、それにつながる背骨も引きずられてしまうため、正しい姿勢を保ちにくくなるのです。

骨盤は身体の中心

骨盤は、体の中心にあり、背骨やさまざまな筋肉と繋がっています。

腰椎ともつながりがあるため、骨盤に歪みが生じると歪みが連鎖してしまいます。

デスクワークで座りっぱなしの人は、骨盤が歪みやすく、それによって腰部や背骨の歪みも発生させてしまうのです。

骨盤は上半身と下半身をつなぐ、「要」的な存在です。

体の中心にある骨盤が歪むと、上半身だけではなく下半身にも歪みの連鎖が発生し、全身が歪んでしまいます。

椅子にすわると、骨盤が倒れやすい

座るという姿勢は背骨同志をつなぎ、クッションの役割を果たしている「椎間板」に負担をかけ、骨盤が倒れやすくなってしまいます。

骨盤を倒さないようにするためには、座っている時の姿勢がとても重要です。

まず、自分の座る姿勢をチェックしてみましょう。

椅子の座面に深くこしかけ、背筋を伸ばして座れていますか?

体が前のめりになったり、後ろにそらしすぎている人は骨盤がすでに歪んでいたりする可能性があります。

骨盤と背骨に負荷をかけているため、周辺の筋肉や筋を傷めやすくなっています。

また、足を組んだり肘をついたりしがちな人も注意が必要です。

体の中心を歪ませてしまうため、骨盤が上下にずれたり、歪みやすくなってしまったりします。

骨盤の歪みは体の不調を引き起こす

骨盤の中には、さまざまな臓器が治まっています。

とても重要な役割を果たす骨盤ですが、その周辺には筋肉と筋しかありません。

安定しにくく、歪みやすくなっています。

骨盤が歪むと、骨盤内の血液やリンパの流れも滞ってしまいます。

筋肉に栄養行き届かなくなり、疲労物質も排出されないため、筋肉疲労を起こしやすく、腰痛の原因にもなります。

その他にも、脂肪をため込み、下半身太りをひきおこしたり、内臓機能の低下を招いたりすることがあります。

座る時は、骨盤を立てて座るようにする

体の歪みを生じさせやすい「座り」姿勢ですが、姿勢にきちんと気をつけることで腰痛にならないようにすることができます。

重要なのは「骨盤を寝かさない」ことです。

骨盤の歪みを生じさせないよう、骨盤を立てて座るのがおすすめです。

骨盤を立ててすわるため、重要なのは「座骨」を使って座ること。

座骨で座るというのはどういうものかといいますと、イメージは「正座」です。

日本では昔から「正座」が行われてきましたが、生活の西洋化によって椅子に座ることが多くなってきました。

正座は足の形を悪くするというイメージから避けられるようになり、現在では正座ができない人もいます。

しかし、正座は腰痛のある人にとって、一番理想的な座りかたです。

正座をすると、座骨で座るようになり、骨盤がきちんと立っているのです。

座る時は、深く腰掛け、座骨を立てるイメージで座りましょう。

よくわからない人は、「座骨で座れる椅子」がおすすめ

座骨で座るといっても、いまいちイメージがわからないという人も多いでしょう。

そんな人におすすめなのが「座骨で座れる椅子」です。

腰掛けるだけで、自然と座骨で座り、骨盤を立てることができます。

オフィスで座りっぱなしで腰痛が辛いという人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

アーユルチェアー

アーユル チェアー オクトパス(キャスタータイプ)坐骨で座る椅子 ブラック

長時間座る事が多く、腰痛を感じている人におすすめなのが「座骨で座れる椅子」の「アーユルチェアー」です。

こちらは「座圧分布測定器」によって、座骨の2点で体重を支え、骨盤を立ててすわることができていることが証明されています。

アーユルチェアーの特徴とは

アーユルチェアーの特徴は2つに分かれた小さめの座面です。

座面の中央部で二つに分かれており、中心をまたぐように腰掛けます。

座面も小さめなので、座るだけでベストポジションを取りやすく、自然と骨盤を立てて座る姿勢を取ることができます。

座面は硬めで、しっかりした反発力を備えているため、腰が沈み込みすぎる事もありません。

腰が安定しているので、正しい姿勢を長時間キープすることができます。

背もたれではなく、「腰当て」

通常の椅子には背もたれがついていますが、アーユルチェアーには小さな「腰当て」がついています。

背もたれに背中を預けると、骨盤の歪みを引き起こしやすくなりますが、腰当てなら安心です。

立ちあがった骨盤を腰当てが支えてくれるので、体への負担なく正しい姿勢を保つことができます。

まとめ

デスクワークで長時間座りっぱなしという人は、腰痛発症のリスクが高くなっています。

すでに腰痛がある、という人は、座る姿勢を見直すことが重要です。

おすすめは「アーユルチェアー」によって骨盤をしっかりとたてて座ること。

体の歪みを矯正し、正しい姿勢で座ることで腰部への負担を軽減することができます。

座り姿勢を正したいという人は、ぜひ骨盤を矯正できる椅子「アーユルチェアー」をチェックしてみて下さい。






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