祖父母から子、孫の世代まで使える木のぬくもりを感じる究極の座椅子!天童木工長大作低座椅子について
和室でくつろぎたい時は、座布団だけではなんだか物足りなく感じます。
やはり和室には長時間座っても疲れにくく、座り心地の良い背もたれ付きの座椅子が適しています。
最近の座椅子には座り心地に重点を置いてウレタン素材を用いたものが多いのですが、今回は木材をメイン素材に用いて作られた低座椅子、天童木工長大作低座椅子を紹介したいと思います。
価格は市販の座椅子と比べると数倍から数十倍するという高価な座椅子ですが、一度購入すれば祖父母から子、孫の世代まで使えるという大変耐久性に優れた人気の座椅子です。
木のぬくもりを感じるこの究極の座椅子、いったいどのような優れた特徴と座り心地を実感することができるのか、見ていくことにしましょう。
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歌舞伎役者がデザインを依頼したくつろぎの座椅子
天童木工長大作低座椅子は天童木工のデザイン座椅子の逸品のひとつで、坂倉準三建築研究所の長大作という有名なデザイナーがある歌舞伎役者からデザインを依頼されて造られたという大変思い入れのある低座椅子です。
その歌舞伎役者とは松本幸四郎さんで、邸宅を設計した際、年配のお母さまでも長時間楽に座れてゆったりとくつろげるというコンセプトのもとに製造されました。
和室に合う洗練されたデザインに加え、長時間座る時や低座椅子から立ち座りする時にも腰や足に負担が掛からないように設計されているので、安心して至福のくつろぎのひとときを過ごすことができるのです。
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1960年に発売された超ロングセラーの座椅子
天童木工長大作低座椅子は1960年に発売されて以来、50年以上も愛用されているという超ロングセラーの低座椅子です。
ちなみに天童木工長大作低座椅子はデザインが優れているということで、1964年にグッドデザイン賞を受賞しています。
デザイン自体が50年以上前に設計されたにもかかわらず今見ても斬新でおしゃれなので、和室洋室を問わずどのような部屋の雰囲気にも溶け込みやすく、好きな場所でくつろぎのひとときを過ごすことができます。
またこの低座椅子自体は木材の素材がメインですが、座面と背もたれには厚みのあるクッションが用いられているので、硬さがなくお尻や腰にも優しい座り心地になっています。
天童木工長大作低座椅子の5つのこだわり
天童木工長大作低座椅子はオブジェとしてもステキなデザインだけでなく、機能性にもこだわりを持って製造されています。
そのこだわりとはどのようなものなのかについて、5つピックアップしてみました。
座面までの高さが29cmで立ちすわりしやすい
市販の座椅子にはこたつやちゃぶ台の高さに合う低座椅子と、立ちすわりの時に腰やひざに負担が掛かかりにくい高座椅子があります。
天童木工長大作低座椅子は低座椅子の部類に入りますが、座面までの高さが29cmあるので年配の人でも立ちすわりがしやすいうえに、こたつやちゃぶ台にも合う高さになっています。
高座椅子だとこたつやちゃぶ台がより低くなってしまうため、お茶や食事をする時にはどうしても前かがみの悪い姿勢になってしまいます。
反対に市販の低座椅子の場合は高さが合う反面、立ち上がる時にかなり腰やひざに負担が掛かるため年配者の人には不向きです。
年配者のいる家庭には立ちすわりがしやすく、長時間座っても足腰に負担が掛からない天童木工長大作低座椅子がぜひおすすめです。
座面が広いのであぐらもかける
男性の場合はあぐらに慣れているという人も多いかと思います。
でも一般的な座椅子は座面の上であぐらがかけるほどスペースがないので、結局背もたれなしの座布団で座るという選択をせざるを得なくなります。
その点、天童木工長大作低座椅子ならば座面が広いので、背もたれにもたれながらあぐらをかくことができます。
背もたれにもたれると背中から腰に掛けてフィットするので、より腰や背中に負担が掛からず楽にあぐらをかくことができます。
座椅子を引く時に畳やじゅうたんを傷つけない
座椅子を引いて立ち上がる時に気になるのが、引いた時に畳やじゅうたんを傷つけてしまわないかということです。
でも足腰が弱っている年配者の場合、座椅子を引く時に畳やじゅうたんを気にしながらそおっと立ち上がろうとすると、弱った足腰に痛みが走るということも。
そこで普段使いの座椅子を天童木工長大作低座椅子にすれば、畳やじゅうたんを気にすることなくスッと引いて立ち上がることができます。
そのヒミツは程よく幅を利かせたそり状の脚部です。
脚部を幅広のソリ状にすることで畳やじゅうたんに負荷がかかりにくく、座椅子を引いても畳やじゅうたんの目を傷めません。
立ち上がる時も座椅子を軽く引くことができ、足腰への負担が掛からないという年配者にとことんやさしい座椅子なのです。
優しさと強さのヒミツは成形合板と職人技にあり
最近、無垢材を用いた家具やフローリングが人気を集めています。
無垢材は丸太から切り出したそのままの状態の木材で、自然なままの木の美しさに味わいがあります。
その反面、無垢材は天然の形のままの木材なのでヒビや割れが入りやすく、耐久性が劣るというデメリットも否めません。
天童木工長大作低座椅子は長く使い続けてもらいたいという願いから、無垢材ではなく衝撃を吸収するしなやかさと強さを併せ持った成形合板を使用しています。
ただし天童木工長大作低座椅子に使用している成型合板は、薄くした木板を接着剤で張り合わせてブロック状にした集成材ではなく、職人の手で木片を間に挟み込んでひとつの形にするというコマ入れ成形合板です。
コマ入れ成型合板にすることで無垢材では実現できない、しなやかでありながら耐久性に優れた座椅子を作り上げることができます。
また薄くても丈夫な成型合板を使えば繊細な局面やフォルムも自在になり、より身体にフィットして機能性が高く、美しいデザインを実現させることができるのです。
座面張地の張り替えバリエーションが実に豊富
天童木工長大作低座椅子の座面張地には、実に豊富な張り替えバリエーションがあり、その数は100種類以上という市販の椅子では考えられない数です。
生地の素材もポリエステル100%のものからアクリルとポリエステル・レーヨンの混合したものや、コットン・ウール・レーヨンの混合のもの、汚れが付きにくく水がこぼれてもサッと拭けるビニールレザーの素材のものなど、実に多くのバリエーションがあるので部屋に合うものや自分が気にいったものがすぐに見つけられます。
またほかにも撥水加工をしたものや張地の目に汚れがしみ込まない加工をしたものもあるので、使用用途に応じて決めるのもおすすめです。
購入後はメンテナンスも手厚く行う
天童木工では家具を次世代に受け継がれる財産と考えています。
だから購入した時だけでなく、購入後のメンテナンスも手厚く行っています。
一度購入すれば長く快適に使用できるよう、修理やファブリックの張り替えも行ってくれます。
ちなみに修理を依頼する時は、商品全体の写真と修理してほしい場所の写真を送付することをおすすめします。
修理依頼はメールか電話で受け付けていますが、写真があればそれだけ早く見積もってもらえます。
写真がない場合は担当者が自宅に行って修理の箇所を確認する必要があり、出張費が掛かる場合があります。
修理やファブリックの張り替えはキズや故障の具合や張地の値段で変わりますが、28,000円から41,000円くらいが大体の目安になります。
まとめ
歌舞伎役者の母に対する思いと匠の技から生まれた天童木工長大作低座椅子は、家具と同じく使えば使うほど座り心地の快適さを実感できて愛着もわいてきます。
価格は税抜68,000円と普通の座椅子と比べるとかなり高価ですが、祖父母から孫の世代まで使い続けることを考えると、むしろ経済的であるとも言えます。
座り心地も腰や足にとことんやさしく、しなやかなのに強固に作られているので、一度購入すれば次世代を超えるまで買い替える必要はありません。
天童木工長大作低座椅子は座り心地が抜群に良いので、数十年にわたり使い続けている人も少なくありません。
奮発して購入してもそれに余りある機能と美しさを兼ね備えた座椅子の逸品です。