快適な睡眠のために!マットレスを清潔に長持ちさせる掃除方法って何?
日頃の疲れを取って、毎日を元気に過ごすために欠かせない睡眠時間。
それを支えるマットレスは、ついお掃除を忘れがちな場所でもあります。
しかし、マットレスは自分たちが気づかない間に、汚れや雑菌を溜めこんでいる可能性があります。
今回は、マットレスが汚れやすい原因や、清潔に使う掃除方法について見ていきましょう。
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マットレスは意外と汚れやすい
毎日快適な睡眠を助けてくれるマットレスという存在ですが、案外お掃除を忘れてしまいがちな場所でもあります。
しかし、睡眠時間は1日の3分の1程度と言われています。
それだけ長時間マットレスの上で過ごしているということは、気付かないうちにマットレスに汚れが溜まっているということ。
一見、見た目はキレイに見えても、中では汚れや雑菌、カビがどんどん蓄積されているのです。
人は睡眠中にコップ一杯分の汗をかく
人は眠っている時に200ml程度、およそコップ一杯分の寝汗をかくと言われています。
これは睡眠中の体温調節に重要な役割を担っているのですが、かいた寝汗は全てマットレスに吸収されてしまいます。
マットレスは分厚いので気づきにくいかもしれませんが、コップ一杯分の液体というのは案外量が多いもの。
毎晩寝汗がマットレスに溜まり続けることで、マットレスの中の湿度が上がり、カビやダニの繁殖を活発にしてしまいます。
繊維にしみ込んだ皮脂汚れがダニの餌に
寝汗とともに睡眠中に排出される、フケや髪の毛、皮脂汚れもダニの格好の餌となります。
湿度によって増殖したダニは皮脂汚れを餌にして、どんどんマットレスの中で数を増やしていくでしょう。
気持ち良く眠っているつもりでも、布一枚下で無数のダニが繁殖しているなんて考えたらぞっとしてしまいますよね。
寝室の加湿が雑菌を増やすことも
マットレスの雑菌や汚れを増やす原因は、人の身体から出るものだけではありません。
喉の保護や身体の保湿をするために、寝室で加湿器などを利用している人は少なくありません。
もちろん、身体のことを考えたらとても大切な行為ですが、空気中の湿度が上がるとその分マットレスにも水分が吸収されることになり、結果、中でカビ・ダニが繁殖する手伝いをしてしまっていることもあるのです。
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マットレスが汚れるNG行動と対処法
マットレスは通常ベッドフレームに設置して使用する寝具ですが、今は布団の下に引いたり、布団そのものとしてしようしたりするケースも増えてきました。
その中には、マットレスが汚れやすくなるNG行動が存在するのです。
マットレスを汚れやすくするNG行動と、その対処法を見ていきましょう。
マットレスに直接寝てしまう
マットレスに敷きパッドやシーツなどを敷かずに眠ってしまうと、寝汗や汚れがダイレクトにマットレスにしみ込んでしまいます。
特に汗をかきやすい夏場はパジャマも薄手でマットレスを守る布地が極端に少なくなっています。
マットレスを使用する時には、汗を吸収する敷きパッドや肌触り良くするシーツなどを利用して、なるべくマットレスと肌が直接触れ合わないようにしましょう。
床にマットレスを直接敷いている
マットレスを床に直接敷いて寝るという睡眠方法は、ベッドフレームの分部屋が狭くなることが無く、折りたたむ、立てかけると言った行為が行いやすいため一人暮らし等では多く見かける方法です。
しかし、床に直接マットレスを敷いてしまうと、風の通り道が無くなりマットレスの中に湿度が溜まりやすくなります。
マットレスを床置きしたい時には、除湿シートを下にひいたり、折りたためるすのこマットを利用したりしてマットレスの下に湿気が溜まらないようにしましょう。
マットレスの汚れをキレイに掃除する方法
続いて、すでに汚れてしまったマットレスを綺麗にする方法を確認していきましょう。
軽い汚れの場合は、自宅で正しいケアを行えば元通りのキレイなマットレスに戻せるかもしれません。
もちろん、この掃除を定期的に行えば、その分マットレスは清潔に保たれ、マットレス自体の寿命も長持ちするでしょう。
寝汗染みや液体汚れをキレイにするには
寝汗や液体をこぼしてしまった時の染み汚れは、まずぬるま湯で硬く絞った清潔なぞうきんで、表面の水分を吸い取りましょう。
濡れた部分にぞうきんを押しつけるようにすると、余分な水分が吸収されやすくなります。
マットレスの表面からこぼした液体の臭いがしなくなるまで繰り返したら、風通しの良い場所に立てかけて乾燥させてください。
細かなゴミや皮脂汚れをキレイにするには
細かなほこりやゴミ、皮脂のカスを取り除くにはマットレス全体に掃除機をかける方法が効果的です。
特に、皮膚のカスやフケが落ちやすい頭の方は重点的に掃除機をかけてください。
掃除機の先端にブラシをつけて縫い目を掻き出すようにするとより綺麗にゴミを取り除けます。
ダニ・カビがひどくなったらプロに任せよう
汚れを放置していると、マットレスの中や表面にダニが繁殖したり、大量のカビが発生したりする場合があります。
こういった本格的な汚れの場合、素人の掃除では完璧に取り除くことは難しいのでプロのクリーニングに頼ることをおすすめします。
マットレスのクリーニングは高額になるため、そのマットレスが今後何年程度使えそうか、買い替えたとしたらいくらくらいになるのかを良く考えて、どちらがお得か計算しましょう。
マットレスを長く清潔に使うためのポイント
マットレスを汚さずに、長く清潔に使用するためには毎日の使い方や、ケアがとても重要です。
良いマットレスというのはそんなに安くはありませんし、自分に合ったものを見つけるのはなかなか難しいもの。
せっかくこれ!
といったマットレスを見つけたのに、すぐに汚れて使えなくなってしまったら勿体ないですよね。
マットレスの寿命は平均10年程度と言われているので、なるべく長く寿命まで使えるようにポイントを押さえて利用しましょう。
日陰干しで乾燥させる
マットレスは、冬場は一ヶ月に1回、夏場は一ヶ月に2回程度日陰干しで乾燥させるようにしましょう。
よく、天日干しが良いといわれますがマットレスの素材によっては直射日光が当たることで素材が劣化し、寿命を縮めてしまう恐れがあります。
日陰で干すだけでも、十分マットレスの内部にたまった湿気を乾かせるのでご安心ください。
部屋が狭い、ベランダが無いと言った理由で立てかけて干せない場合は、マットレスの片方に本や踏み台を置いて斜めに持ち上げるように固定し、扇風機をあてることで日陰干しと似た効果を得ることができます。
定期的に上下・裏表を入れ替えて部分的な劣化を防ぐ
マットレスを長持ちさせるためには、定期的に上下を入れ替え、裏表をひっくり返して使うことをおすすめします。
人は身体の部分によってかく寝汗や老廃物の量が変わる為、同じ向きでずっとマットレスを利用していると、その部分だけ汚れが多く残るようになってしまいます。
また、定期的に重みがかかる場所を入れ替えることで、マットレスの負担を分散し、中の素材劣化を防ぐという効果も期待できます。
眠る時以外の使用方法は控えよう
特に、ベッドでマットレスを利用している場合には高さがあるのでつい、戸棚の上の方の物を取る時や、天井付近を掃除する時に踏み台のように扱ってしまうことがあります。
しかし、ベッドマットは眠る体制で重量がかかることを前提に作られている製品です。
足で踏むといった一部分に負担がかかる可能性がある動作を続けていると、内部の素材やスプリングが痛んで、早く寿命が来てしまう恐れがあります。
他にも、子供がふざけて飛び跳ねるといった行動も、寿命を短くする原因となるので注意しましょう。
まとめ
清潔なマットレスは、睡眠の質を上げるだけでは無く病気やアレルギーの予防にも繋がります。
今回説明した通り、マットレスを清潔に扱うには定期的な乾燥とゴミの掃除が欠かせません。
習慣として身についてしまえば、いつものお掃除ついでにぱぱっとできることばかりなので、ぜひ毎日の掃除タイムに取り入れてみてください。
マットレスの掃除やケアを日常の習慣にして、快適で過ごしやすい寝室づくりを目指しましょう。