腰痛クッションは病後の仕事椅子の使用もおすすめです
椅子に座っていて腰痛というのは、実はよくあることです。
姿勢が悪くて腰椎や仙骨に負担をかけて、炎症を起こしてしまったりするのですね。
しかしこれも逆もまたあります。
つまり腰痛があった結果、椅子に座るのが辛くなるということです。
この時に腰痛用のクッションがあると、かなり痛みが軽減できます。
筆者の体験で、このことについてお話してみますね。
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目次
ヘルニアの腰痛は辛い
筆者、大きな腰のトラブルとは無縁で暮らしてきました。
しかしちょっとしたことが元で、気がついたらヘルニアになっていたのです。
実は軽い腰痛がある日、いきなり悪化して脚にもしびれが出て、ヒップもガチガチに固まってしまい何もできなくなってしまったのです。
かろうじて歩くのと立つのは出来たのですが、後は何をしても痛くてとにかくじっとしていられなくなってしまったのです。
特に椅子に座るのが苦痛でした。
普通に腰掛けると激痛が襲ってきますので、背筋を真っ直ぐにしてそーっと座るしか無かったのです。
そしてやっと座れても、数分後には痛みがひどくなって立ち上がる、の繰り返しでした。
勿論腰やヒップだけでなく、太ももの後ろ側のしびれと痛みもひどくて、これも椅子に座っていられない原因の1つでした。
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あまりに痛くて日常生活にも問題が
座ることも出来ず、前にかがむこともできなくなったので、服を着るのにも苦労しました。
ソックスを履くのは、至難の業でした。
床に置いてあるものを拾うことも勿論出来ません。
暖簾などを潜ろうとかがむのも、激痛の元でした。
日常生活の動きが、極端に制限されてしまったのです。
しかも座るのが辛いので、デスクワークができなくなってしまったのです。
仕事ができないというのは、生活の根幹にも関わってきますので、これだけは何とかという事で、とりあえず腰痛用のクッションを購入したのです。
腰痛用のクッションはこんな感じのものを選びました
ももの裏側も痛くてしびれるということで、やはりこれは大きめのクッションのほうがいいだろうと思ったのです。
つまり、ヒップのくぼみもですが、もものにあたる部分のくぼみも付いた物を選びました。
後ろ側が少し高くなっていて、姿勢の矯正も出来るクッションです。
何しろ姿勢を崩すと、痛みがひどくなるのです。
とは言え、やはり座っていると油断も出てきます。
気がつくと腰椎のあたりが落ちて、痛みで我に返るといった感じでした。
なので姿勢矯正が出来るクッションなら、そこそこ楽に座っていられるだろうと思ったのです。
実は深く座れなかったのですが
先にもちょっと書きましたが、座る時には垂直に座るしか無く、結果浅くしか腰掛けられなかったのです。
しかしこのクッションのおかげで、何とか深めに腰掛けることが出来ました。
非常にしびれと痛みのひどいももの裏側も、クッションが支えてくれるおかげでかなり楽になりました。
ヒップの部分も、低反発の素材でしたが硬めのものだったので、沈み込むと言うより支えるといった感じでした。
幸い軽くもあったので楽に運べて、デスクとダイニングテーブルの両方で使用することが可能だったのです。
このおかげでかなり楽に生活が出来るようになりました。
でもやはり痛いものは痛いので
そんな感じで、医師の処方の鎮痛剤とか使用して何とか過ごしていたのですが、やはり段々悪化してしまいました。
これはもう辛いということで、手術をお願いしたのです。
とにかくヘルニアを取って、少しでも楽になりたい一心でした。
身体にメスが入るので勿論、傷の痛みは覚悟です。
傷は治れば痛みはなくなりますが、ヘルニアの痛みはどこまで続くかわからない、ということです。
傷の痛みを一時覚悟で、手術してもらったのです。
ありがたいことに手術後は楽に
実際手術直後は傷の痛みもひどく、何でこんなことしたんだろうと考えなかったと言えば嘘になります。
しかし傷が段々と癒えてきて、退院する頃には気持ちも変わってきます。
それまで出来なかった前かがみになることも、少しは出来るようになりました。
ベッドに座ってちょっとリラックスも出来るようになりました。
ベッドに座ってのんびりなどというのは、ヘルニア持ちでは中々出来ないことなのです。
ここまでくれば後は、傷が完治してヘルニアの後遺症が取れるのを待つばかりでした。
退院して帰宅して
さてようやく退院して帰宅が出来て、出来なかったことが少しずつ出来るようになってきました。
久しぶりにデスクの前でパソコンを立ち上げて、となっても座って操作ができるようになりました。
座り続けていられるというのは、本当にありがたいと実感したものです。
腰痛用のクッションも、もう無くてもいいかなとさえ思ったものです。
おかげで仕事の作業も、段々と戻っていったのですが、ここで1つ計算外のことが起きました。
入院中の運動不足
入院中も、手術翌日から歩くように言われました。
自分でもここでしっかり運動しておかないと、筋肉も落ちて筋力もなくなるということで、かなり頑張って歩いていました。
しかし病院というのはバリアフリーです。
しかも新しい病棟だったので、完全バリアフリーだったのです。
結果、歩くと言っても平行移動だけになるわけです。
上下動、昇降運動が殆どありません。
セキュリティ上、階段室には鍵がかかっていましたし、外出もままならなかったのでやはりそれなりに筋肉は落ちていったわけです。
脚の筋肉は落ちるだろうと覚悟は
正直な話、脚の筋肉は結構落ちるだろうと覚悟していました。
しかし計算外だったのは、臀筋のことです。
昇降運動が不足していたので、臀筋が落ちてしまったのです。
つまりヒップの肉が、かなり落ちたということです。
これが実は座った時に痛みを感じる最大の問題になってしまったのです。
つまり、肉というクッションが無くなったので、坐骨が直接椅子の座面にあたって痛みを呼んでしまったのです。
坐骨が痛むのとヘルニアの後遺症
デスクワーク中に腰が痛むと言うよりも、坐骨が痛くて集中がきつくなってしまうという、ちょっと笑い話のようなことが起きてしまったのです。
筆者の使用している椅子は普通の椅子です。
特に長時間座っても大丈夫なような機能は、ついていません。
逆にそのおかげで、あまり長時間座り続けることがなくて済んでいるのです。
しかし今回はそれが裏目に出ました。
坐骨が痛んで座っていられなくなったのです。
加えて、ヘルニアはとったものの傷ついた神経が治るまで、しびれなどは取れないと言われていました。
特にももの裏がしびれていて、これまた座面にあたって気持ちが悪かったのです。
ここでまた腰痛用のクッションが活躍
これはもう、腰痛用のクッションのお世話になるしか無いと、再び椅子に置き直しました。
ありがたいことに、坐骨もクッションが優しく受け止めてくれますので、痛みは激減しました。
またももの裏側も、しっかりと支えてくれています。
加えて姿勢矯正のおかげで、ヘルニアの再発防止にも役立ってくれそうです。
腰痛だけでなく、こういった効果もあるのだとしみじみと、購入しておいてよかったと思った次第です。
正直なところこのクッション、病後などの臀筋の落ちた人にも本当におすすめが出来ます。
腰痛クッションといいますが、腰痛だけでなく役に立ってくれますので、特に足腰にトラブル抱えた人には試して欲しい品ですね。
まとめ
ヘルニアなどにならなければ、腰痛用のクッションとは無縁だったと思います。
しかし一応ヘルニアも無くなった今でも、腰痛用のクッションは仕事のお供になっています。
姿勢も崩れませんし、体重を受け止めてくれるのでかなり楽に座っていられるのです。
単に腰痛だけでなく、こんな感じのトラブルを抱えた人にも、この手のクッションは本当におすすめしたいところです。