腰痛の方が椅子を選ぶ際には座面が重要!その理由や対策などを紹介
腰痛になったら、椅子に座るだけで、腰が痛く感じてしまいます。
しかし、椅子に座らない訳にはいかないので、多くの方たちが頭を悩ませてしまうでしょう。
実は、腰痛になっている方は、椅子を購入する際には『座面』が重要になるのです。
なぜなら、座面の種類によって、腰痛でも利用しやすい椅子がいくつもあるからです。
そこで、腰痛でも利用しやすくなっている椅子の種類や、対策などを紹介するので、見ていきましょう。
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椅子の座面で抑えておくべきポイント
多くの方たちは、椅子の座面は平らになっているだけなので、違いがないように考えているでしょう。
所が、椅子の座面には大きな違いがあるので、詳しく紹介しましょう。
座面の高さ
多くの方は見落としてしまうかもしれませんが、座面の高さによって、腰にかかる負担が変わってしまいます。
なぜなら、低い位置に座ろうとしたら、腰に大きな負担をかけてしまうからです。
実際に立っている状態から、あまり腰を落とさないでも座れる高さになっている椅子であれば、それほど負担をかけません。
しかし、床から少し高い程度の椅子の座面に座ろうとしたら、腰に負担をかけやすくなってしまいます。
そのため、腰痛の方は、座面が高くなっている椅子を利用するか、もしくは座面の高さを調整できる椅子がおすすめです。
座面の形状
私たち人間は、腰にあまり負担をかけないような姿勢になっています。
所が、姿勢が崩れてしまえば、腰に負担をかけるようになるので、姿勢が原因で腰痛になってしまうケースがあるほどです。
実際に、日本で腰痛になってしまった方たちの中には、腰を強打した訳でもないのに腰痛になった方が多くいます。
そのため、姿勢が崩れて腰痛になってしまった方は、お尻がズレづらい座面になっている椅子を選んだほうが良いです。
そのような事から、フラットな座面になっている椅子では、姿勢が崩れてしまう方は、フラットではない座面になっている椅子を選んでみて下さい。
二分割された座面
日本で販売されている椅子の中には、特殊な形状をしている物もあれば、座面が二分割されている物もあるのです。
座面が二分割されていたら、利用しづらく感じてしまうかもしれませんが、二分割されている事によって、左右でバランスを取ろうとするのです。
実際に、椅子に座った時に腰が左右にズレやすくなっていたら、そのはずみで、足を組みたくなる場合もあります。
そのため、腰が左右にズレやすい方は、椅子の座面が二分割されている物を利用してみる価値があります。
座り心地
椅子の座面を座る際に、腰が痛く感じやすいポイントとして『硬さ』が挙げられます。
実際に、硬めの座面と、柔らかめの座面は一長一短あるので、あなたの身体に合うほうを選んだほうが良いです。
硬めの座面が合う方は、お尻が座面に沈み込んだら腰が痛く感じる場合です。
このような場合では、硬めの座面のほうが、お尻が沈み込みづらいので、硬めの座面のほうが合っています。
それに引き換え硬めの座面では、姿勢が崩れやすい場合には、柔らかい座面のほうが、お尻が沈み込む事によって腰がホールドされて姿勢をキープしやすくなります。
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腰痛の方におすすめする座り方
腰痛に合う椅子を選んでも、座り方を誤ってしまえば、腰に大きな負担をかけてしまいます。
そこで、腰痛の方におすすめの座り方を紹介するので、参考にしてみて下さい。
お尻の位置
椅子を利用する際には、正しい姿勢をキープする重要性を説明してきましたが、最も注意すべきポイントはお尻の位置です。
なぜなら、椅子の背もたれに寄りかかったら、お尻が前のほうへズレやすくなって、上半身の体重の負担が腰に加わりやすくなってしまうからです。
そのため、椅子に座る際には背もたれに寄りかかっても、お尻が前のほうへズレないように注意して下さい。
もしも、お尻が前のほうへズレやすい方は、座面の前方が盛り上がっている椅子を利用したほうが良いです。
そうすれば、お尻が前のほうへズレづらくなるので、正しい姿勢をキープしやすくなります。
座る時間
腰痛の方が椅子に座る時に、腰が痛くなってしまう理由はいくつかありますが、そのうちの一つが、立っている時よりも座っている時のほうが腰に負担をかけてしまうからです。
なぜなら、立っている時は上半身の体重が両足によって分散されていますが、座っている時は上半身の体重の負担が腰に集中してしまうからです。
そのため、椅子に座る際には、1~2時間に1回は立ち上がって、休憩を取るようにして下さい。
腰痛の症状に合わせた対策
腰痛には様々な症状があるので、その症状にあった対策を講じる事が重要になります。
そこで、椅子の座面だけでは対応できない腰痛の対策法を紹介しましょう。
円座クッション
スキーやスノボーをする方で多い腰痛として『尾てい骨』を怪我した場合が挙げられます。
実際に、尾てい骨にヒビが入っていたら、クッション性が優れている椅子を利用しても、その痛みを緩和する事は難しいです。
そのような場合には、椅子だけではなく『円座クッション』を併用する方法がおすすめです。
円座クッションは中央部分が空洞になっているので、尾てい骨を空洞に合わせれば、あまり痛く感じないようになります。
背もたれの形状
腰痛の症状は、尾てい骨やお尻の沈み込みによって痛みを感じやすい場合もあれば、背中付近の腰が痛く感じやすい場合もあります。
もしも、背中付近の腰が痛い場合には、背もたれの角度を調整できる椅子がおすすめです。
実際に、日本で販売されている椅子の中には『リクライニング機能』を備えている製品が多いので、それを利用すれば、腰や背中にかかる負担を軽減できます。
ただし、背もたれを倒したら、お尻がズレやすくなるので注意して下さい。
おすすめの椅子
腰痛に合う椅子を選ぶ際のポイントを紹介してきましたが、日本で販売されている椅子は数多くの種類があるので、どの製品を選んだら良いのか悩んでしまうでしょう。
そこで、数多くの椅子の中から厳選して、おすすめの椅子を2種類まで紹介するので、参考にしてみて下さい。
オフィスチェア レプロ2
本製品は、座面の厚さが70mmもあるので、底つき感を緩和する事ができます。
そのため、座面のボリュームが足りなくて、腰が痛く感じやすい場合には、本製品に買い換えてみる事をおすすめします。
さらに、本製品は『高密度モールドウレタン』を採用しているので、反発力がある事から、お尻の沈み込みを抑えてくれます。
そして、本製品は『肘掛け』が備えられているので、椅子から立ち上がる際には、肘掛けに手を乗せて腕力で立ち上がれるのです。
そのため、あまり腰に負担をかけないで立ち上がる事が可能です。
アームアップチェアー マスター3
オフィスチェア レプロ2は『ガス圧昇降式機能』が備えられいるので、あまり腰に負担をかけないで、座面の高さを調整する事が可能です。
そのため、あまり腰に負担をかけない高さまで調整できるので、腰にかかる負担を軽減できます。
さらに本製品は『ロッキング機能』も備えられているので、背もたれを倒しやすくなっているので、背中や腰にかかる負担を適度に軽減できます。
そして、本製品の背もたれは『S字形状』になっている事から、背筋を伸ばしやすくなっているので、正しい姿勢をキープしやすくなっているのです。
まとめ
腰痛でも利用しやすい椅子の種類はいくつもあって、正しい姿勢をキープしやすい座面や、クッション性が優れている座面などの椅子が挙げられます。
しかし、このような種類を把握していなければ、腰に負担をかけやすい椅子を購入する事になってしまうので、注意しなければいけません。
そのため、腰痛の方が椅子を選ぶ際には、腰にかかる負担を軽減できる座面の椅子を購入したほうが良いです。