腰痛で辛いから腰痛用のコルセットを使用したい、使用のコツとかある?
腰痛持ちの人なら1回は、腰痛コルセットの使用を考えるのは当たり前のことです。
というよりも、整形外科の医師に勧められて使用開始という人は、かなり多いことと思われます。
実際コルセットを使用したら、痛みが軽減されて楽になったという人は多いです。
しかしこの腰痛用に使用するコルセット、腰痛持ちなら誰でも使用したほうがいいのか、ちょっと考えてみましょう。
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目次
腰痛と一言で言っても種類があります
腰痛とまとめて言ってしまいますが、その腰痛にも種類があります。
原因としても、腰の骨や関節に異常があった結果の腰痛もあります。
また筋肉が炎症を起こしての腰痛もあります。
他にも、手術や療養などで筋肉が弱ってしまい、結果起こしてしまう腰痛もあります。
運動不足による腰痛も、運動し過ぎによる腰痛も勿論あります。
仕事で重い荷物を持つ機会が多くてという人の腰痛は、いわゆる職業病ですね。
職業病と言えば、立ち仕事での腰痛もそうですし、逆の座りっぱなしの仕事による腰痛もあります。
そして忘れてはならないのが、妊娠による腰痛です。
腹筋が充分に使えない状態で、しかも赤ちゃんが入っている分重くなって腰に負担がかかりますので、腰痛になるのも無理はありません。
原因だけでも本当に様々です。
そしてまた、腰と言っても人によってちょっと場所が違ったりもします。
ごく普通の腰痛と言うと、ウエストの辺り腰椎の周辺部に感じるものが多いようです。
しかしその下の部分、骨盤の後ろ側の仙骨部分に痛みを感じる人もいます。
こうしてみると、腰痛と言っても本当に人それぞれといった感じですね。
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腰痛コルセットはどんな感じのものが一般的?
さて腰痛がひどくなって日常生活にも支障を感じるようになると、医師などにすすめられるのが腰痛コルセットです。
骨盤のあたりからウエスト部分までをサポートしてくれるようなタイプが、一般的ですね。
ドラッグなどで購入できる市販品の場合、もっと幅の狭いものもあります。
また骨盤部分に特化した感じの、骨盤ベルトも勿論購入することが出来ます。
医師の処方などの場合、幅広のウエストから骨盤まで覆うようなタイプがほとんどです。
痛む腰の部分を全体的にサポートするという意味では、そちらのほうがおすすめです。
しかし骨盤の歪みなどを調整するのが目的の場合は、幅の狭い骨盤ベルトでも充分に役目を果たしてくれます。
どうやって選ぶかは、専門家の意見を参考にするのがベストですね。
腰痛コルセットは全ての腰痛に効く?
腰痛コルセットをつけていれば腰痛は治る、というのはちょっと短絡的な考えです。
本来の腰痛コルセットの目的は、痛む腰に使用することで弱った部分をサポートして、日常生活を出来るだけ楽に送れるようにすることにあります。
痛む腰をかばいつつの日常生活は辛いものですし、かばっているとどうしても身体に歪みが出てきてしまいます。
身体が歪むとまた、他のトラブルも生まれてしまいます。
それを避けるためにも、腰痛用のコルセットを使用することがすすめられるのです。
ただ一時的に、骨折などでの腰痛の場合、折れた骨が治るまでの固定を目的とする場合は、骨が治るために必要な処置ということになりますね。
また腰痛コルセットを使用することで、身体の歪みが軽減された結果の腰痛の緩和も期待はできます。
とは言え、あくまでも補助用具であることは、忘れないでください。
この手の腰痛には使用しないほうが
先にも書きましたが、腰痛にも種類があります。
腰痛の種類によっては、使用しないほうがいい場合ももちろんあるのです。
例えば血行不良が原因の腰痛の場合、コルセットの使用でどうしても肝心の血流を滞らせてしまいます。
なのでこういったケースには、使用しないほうが良いということですね。
怪我が原因の場合も、また手術などでの傷口がある場合にも、使用しないほうが良いこともあります。
傷口に痛みを感じさせることがあるからです。
筆者はヘルニアの手術の時、術後にコルセットをつけるように言われました。
病院の汎用品でしたが、市販のものよりはしっかりとしたコルセットが渡されました。
要は、動きすぎて背骨をねじったりしすぎないようにするために、付けておくようにと言われたのです。
締めつけ感もよく、調整も細かく出来るので大変に使い勝手は良かったのですが、これが傷口に結構痛みを感じさせてくれたのです。
それについては一応医師に訴えたのですが、ゆるすぎると目的を果たせずに、でも締めすぎると傷口が痛むという二律背反に、医師もちょっと困ったようでした。
こういった場合、使用の可不可はそれこそ専門家との相談が必須になりますね。
腰痛用のコルセットは何時どうやって使用する?
付けていると楽だからと、1日中付けているのは場合によっては逆効果を生みます。
付けるタイミングと外すタイミングを、しっかりと見極めてください。
寝る時には付けたほうが良い?外したほうが?
一般的な腰痛の場合、寝る時には外したほうが正解です。
というのも、寝ているときまで使用して血流を悪くしたりするのは避けたいということです。
また寝ている時はそれほど腰周りの筋肉に負担はかかりませんので、痛みも少ないからです。
ただし、腰の骨を骨折などというケースの場合は、医師の指導に従って使用するか不使用かを決めてください。
寝返りを無意識に打った場合、折れた部分に負担をかけてしまったり、歪めてしまうことがあるからです。
仕事やスポーツなどの日常では?
仕事に出かける時やスポーツをする時には、腰痛用のコルセットはしっかりと利用したいものですね。
それこそねじっては困るような場合のサポートをしてくれますし、痛みを軽減もしてくれます。
そしてこれも重要なのですが、コルセットを付けているということで常に、腰に注意しようという意識が生まれるからです。
仕事に行くくらいならまあ良いかとか、洋服の下につけるとちょっとラインが、と思ってしまいますね。
でもそこで、腰痛を悪化させないためにも、日常生活での使用はおすすめです。
腰痛コルセットは腰痛時にはずっと付けている方が良い?
これは大変に難しい問題です。
腰痛コルセットは弱った筋肉の補助とか、歪んだ腰骨を調整してくれる機能があります。
なので腰痛の種類によってはしっかりと付けておくことがおすすめなのです。
しかし長期に渡って使用していると、筋肉がコルセットに頼りすぎてしまい、弱ってしまうという危険性もあります。
腹筋や背筋、加えてインナーマッスルが弱くなってしまうと、結果肝心の腰痛は何時まで経っても治らないことになります。
加えて歩行などにも問題が出てきますので、注意が必要です。
外して生活する時間と、しっかりと使用する時間の見極めが大事ということになります。
これに関しても、医師や整骨院の治療師などへの相談が重要になってきます。
また腰に負担をかけすぎない腹筋用の筋トレなども、併用して行っていくのがおすすめです。
あくまで腰痛を起こしている腰の負担を減らして、日常生活を少しでも楽に過ごせるように使う、補助用具であることを忘れないようにしてください。
まとめ
腰痛用のコルセットを使用することによって、日常の生活での腰痛が軽減されるのは嬉しいことです。
特に昨日まで平気で出来ていた動作に、腰痛を感じるようになった時、もしコルセットがあればそれなりにサポートしてもらえることになります。
そういった意味で大変にお役立ちの腰痛用コルセットです。
上手に利用して、腰痛の軽減に役立ててください。