腰痛持ちになったらコルセットは必要?使ったほうが楽になる?使用時の注意点は?
腰痛というのは突発的なものならまだしも、四六時中痛むタイプだと本当に厄介ですね。
ぎっくり腰とかで、激痛だけどまあ時間が経てばだんだん良くなる、というような腰痛なら我慢もしますし、何とかその間は耐えるものです。
しかしこれが、起きても寝ても痛いとなると、いささか問題です。
そんな時にサポートとして利用ができるのが、腰痛用のコルセットです。
勿論一過性の腰痛にも、お役立ちですよ。
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目次
常駐する腰痛ってどんな感じに発症するもの
何時も痛みがある腰を抱えて、それでも日常生活を送らなくてはいけないのは、本当に大変なものです。
仕事に出る人も、家事をする人も腰痛に邪魔されつつ作業をすることになってしまいます。
怪我やぎっくり腰などの、時間とともに痛みが減っていく腰痛ならともかく、何時も何となく痛む腰痛というのは本当に厄介なものです。
こういったタイプの腰痛は、いきなりではなくいくつかの原因の積み重ねて出てくることが多いのです。
普段は気が付かずに生活していて、気がついたら腰が痛むといった感じです。
金属なら、金属疲労と言われる状態ですね。
軽い荷物でも毎日持ち上げ続けていれば、筋肉は披露して疲れ切ってしまいます。
その過程で、何となく痛みを感じてでも放置してしまうと、慢性腰痛にたどり着いてしまうことになるのです。
日々の積み重ねで少しずつ痛んで、それが常になってしまうのがこういったタイプの腰痛の特徴です。
筋肉の炎症は大体が一時的なものですが、それを繰り返していると痛み続けてしまうということです。
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他にも長く続く腰痛はある?
ぎっくり腰や怪我による腰痛の場合、完治できればそこで痛みも無くなります。
しかし治療途中で無理をしたりすると、痛みが残ってしまうことがあります。
そうなった場合、よほど気をつけて生活していないと、腰痛が居座ってしまうことがあります。
怪我等の場合、完治するまで我慢すれば、又その後そういったトラブルの無いように気をつければ、一過性の腰痛で済むものです。
他にはやはり、筋肉を弱らせてしまったりした時に、関節部に負担がかかりすぎての腰痛もあります。
これは背骨の関節部の軟骨などに異常が起きての腰痛ですので、どうしても長く続いてしまいますね。
高齢者に多い腰痛も、このタイプです。
筋肉の炎症も辛いですが、こちらは背骨の異常になりますから、これまた神経性の痛みでかなりきついものなのです。
持続する腰痛にサポートとしてコルセットは有効?
毎日続く腰痛というのは辛いものですし、腰の痛みをカバーしながら動いていると身体も歪んでしまいます。
そのために整形の医師などから、コルセットが処方されることがあります。
コルセットを使うと腰痛は軽減される?
コルセット自体が痛みを抑えてくれるわけではありません。
しかしコルセットを付けることによって、骨盤が固定されて腰の不安定さがカバーできるのです。
特に腹筋や背筋が弱っている場合、骨盤周りまでサポートできる腰痛用のコルセットは、筋肉の代理として働いてくれます。
また無理な姿勢、ひねったりよじったりの、これをやったら絶対腰の痛みがひどくなるというような姿勢が、コルセットによって取れないというのも大きいです。
いつもの癖で、無意識にやってしまって痛みでうずくまる、などということがなくて済むわけですね。
筆者の場合、ヘルニアでかなり痛い思いをしました。
このヘルニア、かがむ姿勢が激痛を生むタイプだったのです。
実際の話、洗濯物の部屋干しをして、鴨居に洗濯物を干した時に、その下を通ろうとして頭を下げただけで激痛でした。
普段から無意識にやっている動作ですので、これが中々止められず毎度痛い思いをしていました。
腰痛用のコルセットを付けたおかげで、腰に注意が向くようになって痛い思いをすることが減りました。
痛い時には付けておいたほうが良い?
常駐する腰痛の場合、日中はコルセットを付けておくのがおすすめです。
急激な動作や、筆者のような無意識の動作での痛みが、コルセットを付けておくことで動作自体が制限できるからです。
骨盤周りからウエストのあたりまでカバーされますので、サポートだけでなく動きに結構制限がかかります。
腰痛など抱えている時には、制限があったほうが身体のためにも良いのは明らかですね。
寝る時はどうだろうと言われますが、これは医師に相談の上と言いたいところです。
しっかりと締め付けるコルセットですので、どうしても血流は悪くなります。
起きて動いている時はともかく、寝ている時に血流が悪くなると健康にもよろしくありません。
とは言え、寝ている時にも痛みがあって、寝返りも満足に打てない状態の時は、医師に相談してみてください。
コルセットの使用は何時まで?
医師の処方によってのコルセットの使用の場合、これはやはり医師の指示によって外すタイミングを決定することになります。
ある意味、面倒がないですね。
しかし市販のコルセットを利用している場合、特に医師や療法士の指導なしに使っている場合、これは自分の感覚で使用期限を切るしかありません。
痛みがある程度我慢できるようになり、普段の生活に支障がなくなってきたら、そろそろ外すタイミングですね。
コルセットはあまり長いこと使用していると、それに頼ってしまう危険性があります。
またあまり長期に渡って使用していると、筋肉もコルセットに頼ってしまい、弱くなってしまいます。
ある程度使用して、腰痛の緩和が見られたら外すタイミングを図るのがおすすめです。
一気に不使用にするのではなく、例えば最初は仕事中や家事をする時だけにするとか、腰に負担が掛かりそうな場面だけ使用するというようにしてみてください。
それでも大丈夫そうなら、だんだんと減らしていけばいいですね。
一過性の腰痛にもコルセットは役立つ?
勿論一過性の、ぎっくり腰や怪我などの腰痛の時にも、コルセットは役に立ってくれます。
特に骨折などの怪我が原因の時には、骨折部分がずれないようにするためにも、コルセットの使用が勧められるはずです。
一過性の痛みの場合、それこそあまり無理な動きをしないように気をつける必要があります。
コルセットを付けることで、注意を喚起出来ますのでその意味でもおすすめですね。
持続性の腰痛なら充分に、これをやったら痛むという自覚がありますが、一過性の場合つい何時もの動作をやってしまうという危険性があります。
それを避ける、自分に自覚させるためにも、コルセットの使用は大変にお役立ちです。
腰痛用のコルセットって他のもので代用できない?
ちょっと腰が痛むだけなんだけど、でも不安定な感じもする、などと言うことは誰にでもあることです。
でもそんな事があった時に、すぐに腰痛用のコルセットの購入に踏み切れる人は少ないはずです。
作りの良い腰痛用のコルセットは、結構お値段もします。
医師の処方でのオーダーメイドだと、もっと値段も上がります。
ちょっと二の足を踏んで当然ですね。
そんな時に代用できるものがいくつかあります。
さらしやタオルでの、代用コルセットです。
さらしと言うと、妊婦さんの腹帯を思い出す人もいるはずです。
原理は同じことなので、利用してみてください。
さらしだとあまり外から目立たずに巻くことが出来ますが、一般家庭に常備されているのはタオルの方ですね。
タオルだと仕事などに行く時にはどうしても、衣服の下に巻いても目立ってしまいます。
自宅などでは充分に役立ちますので、骨盤周りからウエストのあたりまで強めに巻きつけて見てください。
不安定な腰や背骨が安定するのが、実感できますよ。
まとめ
腰痛用のコルセットは、腰痛のある人の心地良いサポートになってくれます。
鎮痛剤もそうですが、痛みによって日常生活が送りづらくなるのを、多少なりとも軽減してくれるのです。
ただ出来れば、市販品のコルセットでも使用前には、医師に相談していただきたいところです。
血流の問題もありますので、血流を良くしておかなくてはいけない腰痛の場合、逆効果になることがあるからです。
正しく使用して、腰痛を軽減していきたいものですね。