素材の硬さが重要!腰痛対策のための敷き布団の選び方
普段からデスクワークが多い人などは、起きている時の腰の負担が大きくなりますので、腰痛に悩まされてる人も多いのではないでしょうか。
腰痛改善には姿勢の改善がとても重要ですが、寝ている時間は1日の1/3にもなりますので、寝具選びにもこだわりたいですよね。
今回は腰痛対策のための敷き布団の選び方について紹介します。
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敷き布団の素材の主な種類
敷き布団に使われる素材には色々な種類があります。
素材によって硬さや通気性など基本的な特徴が決まります。
高反発敷き布団
高反発敷き布団はウレタン素材でできていて発泡ウレタンと呼ばれることもあります。
ウレタン素材の敷き布団の中でも反発力が高いのが特徴で、横になっても体が必要以上に沈み込まないため寝返りを打ちやすいというメリットがあります。
寝ている時の姿勢が良好に保たれますので、腰痛の予防や改善が期待できます。
注意点として、ウレタン素材は密度が高いため通気性があまり良くないという特徴があります。
寝てる時の汗を吸い込んでしまい、ひどい時はカビが発生する原因になることもあります。
低反発敷き布団
低反発敷き布団もウレタン素材でできていますが、こちらは未発泡ウレタンと呼ばれるものです。
素材が柔らかくできていますので、横になった時に体が沈み込み包み込んでくれるような感触があります。
ただし反発力が弱いため体重がかかる部位が沈み込みやすい傾向があります。
寝ている時の姿勢が大きく変わってしまい腰に負担がかかることもありますので注意が必要です。
低反発敷き布団も、高反発敷き布団と同じくウレタン素材が使われていますので、通気性はあまりよくありません。
寝汗をたくさんかくとそれを吸い込み、素材の中にため込んでしまい、カビの原因となることがありますので注意が必要です。
羊毛敷き布団
天然素材の敷き布団として、羊毛(ウール)が使われることもあります。
羊毛敷き布団の特徴は通気性が良いところです。
寝ている時の汗を素材の中に吸い込みますが、素材の表面の形状から、水根の水分を発散しやすいという特徴があります。
また羊毛の敷き布団は比較的反発力が高いという特徴がありますので、寝ているときに腰に負担がかかりすぎないというメリットがあります。
木綿敷き布団
木綿は衣服のシャツやブラウスなどに使われている素材でもあります。
吸水性が高く反発力は中ぐらいという特徴があります。
寝ているときの汗をため込むため、定期的に陽に干しながら使う必要があります。
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腰痛対策におすすめな敷き布団の素材
腰痛の予防や改善のためにおすすめの敷き布団の素材を紹介します。
腰痛対策には硬めの敷き布団がおすすめ
腰痛対策に効果が期待できる敷き布団は、ある程度の硬さがある高反発の素材がおすすめてす。
腰痛を予防改善させるためには寝ている時の体重がうまく分散されさらに寝返りを打ちやすいことが大切です。
敷き布団が柔らかすぎると仰向けに寝た時に腰が沈み込み過ぎてしまい寝返りを打ちにくくなってしまいます。
腰が沈み込みすぎるとそこから横向きに姿勢を変える時により大きな力が必要になってくるからです。
睡眠中の寝返りは無意識のうちに行っていますが、柔らかい敷き布団で体が沈み込みすぎると自然と寝返りの回数も減ってしまいます。
そうすると長時間同じ姿勢で寝ることになってしまい徐々に血行が悪くなってしまいます。
血行不良になると腰にうまく栄養が行き渡らなくなり、腰痛を悪化させてしまう場合があります。
寝返りを打ちやすい固めの素材としては、高反発敷き布団がおすすめです。
睡眠時の腰の負担を減らすには
私たちの体は自然に仰向けに寝ると、背骨がS字のカーブを描くようになっています。
寝ている時にどのようなS字カーブになっていればよいかと言うと、実は立っている時と同じS字カーブになっているのがよいとされています。
ある程度の硬さがある高反発の敷き布団は体重が重い人でも腰が沈み込みにくいため綺麗なS字カーブをキープできる場合が多いです。
仰向けに寝てる時は体の体重の半分以上が腰やお尻に集中します。
柔らかすぎる敷き布団を使うと、腰やお尻が必要以上に沈み込んでしまいS字カーブのラインが大きくなってしまいます。
そうすると腰への負担が大きくなってしまい腰痛を悪化させてしまうという可能性があります。
フローリングに直接敷き布団を敷くと腰痛が悪化する可能性がある
敷き布団での腰痛対策を考えるときに、敷き布団をどのように敷くかということも重要ポイントとなります。
硬いフローリングには要注意
フローリングに直接敷き布団を敷いて寝ると、横になったときの腰の負担が大きくなってしまいます。
人間の体は自然に仰向けに寝た場合体重のかなりの割合が腰とお尻そして背中にかかる構造になっています。
フローリングに敷き布団を直接した場合、硬い床の反発力で腰の重量がそのまま身体に返ってくることになるからです。
そのため、もしフローリングに直接敷き布団を引くなら、できるだけ敷き布団の厚みがあるほうが、腰痛対策の面では良いということになります。
ベッドの上に敷き布団を敷く場合下にマットレスがありますので初期布団やマットレスの支えに気をつけていれば大丈夫です。
しかし敷き布団を直接フローリングの床に敷く場合は、硬くなりすぎないように注意してください。
畳に敷き布団を敷く場合
畳の上に直接敷く布団を敷く場合は、フローリングとは違い、畳自体に柔軟性がありますので腰痛対策としては有効です。
敷き布団はマットレスとは違い薄いものが多いですが、畳の上に敷くことでちょうど良いバランスになり、腰の負担も軽減されます。
畳と敷き布団の組み合わせは、寝ているときの寝返りも打ちやすく、腰痛の痛みが軽減される可能性もあります。
フローリングに直接敷き布団を教えて寝ていた人が、畳の部屋で寝るように環境を変えると、腰痛の痛みが少しやわらぐ場合があります。
敷き布団の薄さが腰痛を悪化させることも
腰痛の原因の一つとして敷き布団が薄すぎるということもあります。
腰痛改善のためには素材だけでなく布団の厚みについても気をつけて選びましょう。
薄い敷き布団が腰痛の原因となる理由
敷き布団布団が薄い場合、敷き布団を敷いている場所の硬さが直接体に影響することになります。
ある程度の柔らかさがあるベッドエアマットレスの上に敷いている場合は問題ありませんが床に直接敷き布団を敷いてる時は要注意です。
使い始めの時はある程度反発力があった敷き布団でも、長年使うことによって薄くなってしまうということもあります。
これは何年も同じ敷き布団を使うことで中の素材が偏ってしまうことによって起こります。
同じ人が使い続けると腰やお尻の位置が同じため、敷き布団の同じ部分に圧力がかかり続けることになります。
毎晩同じことを長時間続けることによって、中の素材が偏ってしまい、床に直接寝ているのと同じような状態になってしまうこともあります。
快適な寝心地も腰痛改善のポイント
また、単純に寝ているときに快適に感じるかどうかということも、腰痛改善のためには重要なポイントとなります。
自分の体に合っていない敷き布団を使うと快適に眠ることができず、睡眠の質が下がってしまいます。
眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めてしまうことが頻繁にあると睡眠不足に陥ってしまい、そのことが腰痛を悪化させることもあるのです。
まとめ
敷き布団には羊毛や木綿、ウレタンなどいろいろな種類があります。
腰痛の悩みを抱えている人はある程度の硬さがある素材の敷き布団を選ぶのがおすすめです。
敷き布団のとんかつ力があれば寝ている時のS字カーブがきれいに保たれ、寝返りを打ちやすくなるため腰の負担が軽減されるからです。
敷き布団の敷き方も重要でフローリングに直接敷くと硬すぎて腰の負担が増大する場合があります。
畳の上に敷き布団を敷くか、マットレスを使うかなどの対策をするのがおすすめです。