マットレスを洗う方法は?汚れを落とすための4つのポイント
マットレスの主な手入れの方法は、天日干しか陰干しで乾燥させることです。
とはいえ、干しただけでは、汚れを落とすことはできません。
乾燥させることはできても、目立つ汚れが残ってしまったのでは、気持ちよく使えなくなる可能性もあります。
しかし、正しい方法であれば、マットレスを洗うことも不可能ではないのです。
では、洗うためのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
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綿のマットレスは水洗い
マットレスは、基本的に洗えない寝具として知られていますが、洗濯ができるかどうかは、中身の素材によります。
ほとんどのマットレスは洗うことができないので、干すことが何よりも重要な方法になりますが、もし中身が綿だった場合は、普通に水につけて洗うこともできるのです。
まず、浴槽に40℃のお湯をためて、洗濯用の中性洗剤を入れます。
そこにカバーを外したマットレスを入れ、念入りに踏み洗いをしていきましょう。
ただ干すだけだと、乾燥させることしかできませんが、この方法であれば、マットレスの汚れもしっかりと落とすことができます。
すすぎを忘れずに
綿のマットレスを踏み洗いするときは、洗剤を溶かしたお湯で洗ったあと、そのまま干してはいけません。
それだと、洗剤がかなり残った状態になってしまいます。
マットレスは吸水性があるので、染み込んだ洗剤が落ちにくくなってしまうのです。
汚れを落とすだけでなく、洗剤もしっかり落とすためには、一度洗ったあとで浴槽のお湯を流し、再びお湯だけをためてください。
そこにマットレスを入れて、もう一度踏み洗いをすると、洗剤をきれいに落とすことができます。
しっかり乾かす
マットレスを踏み洗いしたあとは、陰干しにして乾燥させるようにしましょう。
生乾きのまま使ったりすると、湿気でカビやダニが繁殖してしまうので、「これくらいでいいかな」といった油断は禁物です。
湿気が完全にとぶまで干して、しっかりと乾燥させてください。
ただし、いくら完全に乾かしたくても、乾燥機を使うのはNGです。
乾燥機はマットレスに大きなダメージを与えてしまうので、乾かすなら陰干しにして、自然に湿気をとばすようにしましょう。
カバーは洗濯機で
外したマットレスのカバーは、普通に洗濯機に入れることができるので、しっかり洗っておきましょう。
ただし、余計なダメージを与えないように、弱で洗ってください。
また、使用する中性洗剤も、デリケート衣類用のものを使うのがベストです。
優しく洗っておけば、劣化することはありません。
干すときも、中身と同じように乾燥機は避けて、陰干しにしてください。
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汚れを拭き取る
マットレスの中身が、ウレタンなどの洗えないものだった場合は、水につける方法は避けなければなりません。
洗えないものを無理に水につけたりすると、柔軟性や耐久性を大きく低下させてしまいます。
また、洗濯不可のマットレスは通気性も悪いので、大量の湿気が蓄積されてしまい、カビやダニが発生することも多いのです。
しかし、水で洗えないものだったとしても、汚れが落とせないわけではないので、心配することはありません。
水につけて洗えなくても、部分的に拭いて汚れを落とすことは可能です。
それなら、マットレスにダメージを与えることはないので、しっかりと長持ちさせることができます。
叩くように拭く
マットレスの汚れを拭き取るときは、中性洗剤を溶かしたお湯にタオルなどを浸し、固く絞ってから拭いていくことになります。
ただし、ゴシゴシと力を入れて擦らないようにしてください。
汚れを拭き取るとなると、そのような拭き方の方が汚れを落としやすそうですが、自際には、無駄に広げることになってしまいます。
また、あまり力を入れる方法だと、マットレスの表面に加わるダメージも気になるとことです。
マットレスを劣化させずに、なるべくきれいに汚れを拭き取るためには、普通に擦るのではなく、トントンと優しく叩くようにしましょう。
その方法なら、汚れを広げずに処理することができます。
強い摩擦も起こらないので、劣化を早めてしまう心配もないのです。
洗剤も残さず拭き取る
水洗いをするときは、すすぎをしっかり行うということを説明しましたが、洗剤を落とす作業は、拭くときも必要になります。
とはいえ、水をかけることができないマットレスだと、洗い流すわけにはいきません。
そのときは、洗剤を溶かしていない普通のお湯を用意して、もう一度拭くようにしましょう。
つまり、汚れを落とすために拭いたあとは、洗剤を落とすためにもう一度拭けばよいのです。
洗剤の成分を丁寧に拭き取り、それから干して乾かすようにしましょう。
クリーニング業者に依頼する
マットレスの汚れを落とすには、自分で洗うのではなく、クリーニング業者に頼んで洗ってもらう方法もあります。
あまり汚れがひどいようなときは、自力ではどうにもならないことが多いので、無理をせずプロの手を借りましょう。
業者に頼む方法だと、どうしても出費が気になるところではありますが、効果は抜群です。
なにしろプロの技術なので、驚くほどきれいに仕上げてくれます。
しかも、単純に汚れを落とすだけでなく、カビやダニの除去などもすべて行ってくれるので、クリーニングのあとは、とても気持ちよく使うことができるのです。
お金がかかるので、あまり頻回に利用するわけにはいきませんが、自分でできないときなど、困ったときはときどき頼んでみてください。
時間を確保するなら宅配で
クリーニング業者に頼むといっても、家まで出張してもらう方法だと、家事のための時間が少なくなる可能性があります。
洗浄してしっかり乾燥させるまでには、だいたい3時間くらいはかかるものです。
その間、業者の人がずっと家の中にいることになるので、普段通りに家事ができなくなることはよくあります。
この問題を解決するには、宅配クリーニングがおすすめです。
マットレスを業者に送る方法なら、家に人が来ることはないので、時間がなくなる心配はありません。
宅配だと、洗ったものが届くまでに1週間くらいかかってしまうこともありますが、時間を削られたくないときは、ぜひ利用してみてください。
洗う前に必ず確認する
マットレスの汚れを自分で落とすときは、そのマットレスがどんな洗い方に対応しているのか、必ず確認するようにしましょう。
水洗いできるものなら浴槽で踏み洗いができますが、そうでないものは、優しく叩くように拭いて落とすしかありません。
もし確認を怠った場合は、洗えないものを水につけてしまうこともあるのです。
また、水につけた方がきれいになるものを拭いてしまい、「なかなか落ちないな」と悩んでしまうこともあります。
そのマットレスに適した方法で汚れを落とすためにも、事前の確認はしっかり行ってください。
何が洗えるのか
マットレスの洗い方を確認するときは、水洗いができるかどうか見るだけでは不十分です。
本当に大切なポイントは、「何を洗えるか」ということになります。
というのも、洗えることをアピールしているマットレスでも、実際には中身を洗えないものがあるからです。
そのような商品の場合、洗えるのはカバーだけであり、あとは普通に拭くことしかできません。
したがって、「洗える」という一点だけに注目するのではなく、カバーが洗えるのか中身が洗えるのか、しっかり見極めるようにしましょう。
マットレスの汚れを落とそうとしたときは、この点を見落として失敗することがよくあるので、十分注意してください。
まとめ
マットレスの基本的な手入れは干すことですが、長く使っていくためには、汚れを落とす方法も知っておくようにしましょう。
汚れを見つけたら、洗えるものは水につけて洗い、そうでないものは丁寧に拭いて、しっかりと汚れを落としてください。
ここで紹介したポイントを押さえて、正しい方法で対処すれば、マットレスを常に清潔な状態で使うことができます。