腰痛を改善するためには敷き布団の選び方に注目してみよう!
腰痛はありふれた悩みではあるものの当人にとってみればとてもキツいものです。
特に寝ようとしているときに腰が痛い場合、睡眠を上手くとれず寝不足になることもあるほど。
ひどいものになれば日常生活さえ脅かされてしまいます。
そんなときは敷き布団に注目してみましょう。
今回は腰痛と敷き布団の関係について迫っていきます。
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腰痛の原因から探る
腰痛というのは症状であって、その原因は1つではありません。
具体的には椎間板ヘルニアや腰椎分離症といったものがあります。
ですが実はその原因のほとんどは分かっていないのです。
厚生労働省の資料によると約8割ほどの患者の腰痛は特定されていません。
こうした原因不明の腰痛は不定愁訴と呼ばれ、ただ症状だけが患者から訴えられるというもの。
そこで下される病名としては自律神経失調症が多くなります。
ただこの自律神経失調症というのは不定愁訴を置き換えたような表現であって、原因を指しているわけではありません。
実際のところ「良く分からないけど腰が痛い」という現象に何とかして名前を与えているだけなのです。
原因不明でも痛いものは痛い
私達の身の回りを振り返ってみると、腰痛は発生したりそのうち解消したりを繰り返すもの。
腰が痛いと訴えていた人がいつの間にか腰痛に言及しなくなることは珍しくはありません。
病気のようで病気では無い、そんな表現し難い症状として腰痛は現れます。
ただ原因が分からないからといって腰痛が和らぐわけではありません。
むしろ鋭い痛みが走れば痛くない態勢を探したり妙な姿勢で寝なければならなかったりで生活しにくくなってしまいます。
これほど痛いのに原因が分からないことに怒りさえ覚えるかもしれません。
そこで考えてみたいのがストレスです。
先述した自律神経失調症というのはストレスが原因でも起きる症状で、腰痛の原因となっていてもおかしくありません。
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自律神経失調症による腰痛
私達の体には交感神経と副交感神経という2つの自律神経が張り巡らされています。
交感神経は闘争を司り、副交感神経は沈静を司るといった関係にあり、常にどちらかが優位にある形です。
例えば運動をしているときは交感神経が優位で、睡眠時には副交感神経が優位と言った具合。
自律神経失調症とはこの交感神経と副交感神経のバランスが崩れた症状を指します。
例えば睡眠時にドキドキしたり異様に興奮して眠れなかったりする場合は交感神経が優位にあるといえるでしょう。
また活動するべき昼日中に倦怠感に包まれたりする場合も副交感神経が優位にあるのかもしれません。
各自律神経が優位になるべきではないときに優位になってしまうと、私達の生活は途端に崩れます。
そして自律神経は様々なことに関わっており、腰痛を引き起こす原因にもなるのです。
ストレス対策をしよう
自律神経失調症は主にストレスを溜めることで発症します。
そのためストレスを解消することで腰痛を和らげることができるかもしれません。
もし現在強いストレスを感じており、生活が上手くいかないと感じるならストレス解消をすることが第一の対策といえるでしょう。
ストレス対策としてはまず、ストレス源に近づかないことが大事です。
ストレス源の種類にもよりますが、改善の見込みが簡単につかないものであれば近づけば近づくほどストレスは溜まっていきます。
触らぬ神にたたり無しと言う言葉もあるので、できるだけストレス源からは距離をとるのがおすすめです。
次にストレスを解消する方法を考えてみましょう。
ストレス解消の方法も個人によって色々と異なりますが、自分がリラックスできるものに夢中になるのは良いことです。
なお、この際にそのストレス解消を行う場所も重要となります。
もしストレス源が近くにあったなら、何をしてもつまらないと感じるかもしれません。
それどころかイライラしてストレスを溜める可能性だってあります。
ストレス解消をする際にもできるだけストレス源から離れたところでやると良いでしょう。
こうしてストレスを和らげ解消することができれば腰痛も弱くなっていることでしょう。
特に原因不明の腰痛を感じる場合はストレス対策をしてみると効果があるかもしれません。
睡眠は心身の休息時間
睡眠は私達にとって欠かせないものです。
体を休めてくれるのはもちろん、心にとっても必要不可欠といえるでしょう。
睡眠をとらずに長時間起きていると体には次第に不調が訪れるようになります。
ボーっとして注意散漫になりフラフラし、体も上手く動かせなければ頭も回らなくなるものです。
これは明らかに人間としての能力が発揮できていない状態といえるでしょう。
また睡眠をとらないと、反動で長時間の睡眠をすることになります。
徹夜した後に休日に眠りこんだらもう夕方、という経験をしたことがある方も多いかもしれません。
夜中に起きているとテンションが上がってくるというのもある種、普通では無い状態といえます。
睡眠不足による影響
睡眠不足に陥ると免疫力や自然治癒力、ホルモンバランスなどに悪い影響を及ぼすようになります。
それから記憶力の低下や生活習慣病にかかりやすくなるといったことも。
仕事のミスや成績の低下だけでなく病気にも罹りやすくなるのです。
当然そんな状態になればストレスもどんどん溜まっていきます。
睡眠時に私達の体は色んなことをしてくれています。
ホルモンバランスや自律神経のバランスを整え、免疫力を高めたり記憶の整理をしたりするのです。
睡眠不足になればなるほど体に不調が出てもおかしくありません。
というわけで睡眠は心身を休めるために非常に重要な活動ということができます。
もちろん腰痛の方にとっても欠かせません。
でも寝たいのに腰が痛いのでは困ってしまいます。
そこで注目したいのが敷き布団なのです。
質の良い睡眠のための敷き布団
敷き布団には主に低反発のものと高反発のものが存在しています。
低反発の敷き布団は反発力が弱く体が沈みこむタイプのもので、高反発のものは体がほとんど沈みこみません。
イメージとしては低反発はスポンジ、高反発はトランポリンと考えると良いでしょう。
ではどちらが好ましいのかというと、それは高反発の方です。
実は低反発の方が体が敷き布団にフィットして寝心地が良かったりするのですが、腰痛を招いてしまいがちだったりします。
低反発だと体が沈み込んで寝返りがうてなくなるので一晩中同じ姿勢になってしまい同じ箇所にずっと重力がかかってしまうのです。
対して高反発のものだと適度に寝返りをうつことができ、体にかかる圧力を分散してくれます。
結果的に体にかかる負担は高反発のものの方が軽いのです。
腰痛を感じずに毎日睡眠をとれるようになるので高反発の敷き布団をおすすめします。
固すぎるものはやめておこう
高反発な敷き布団といっても色々なものがありますが、固すぎるものはやめておいた方が良いでしょう。
例えば極端にフローリングにじかに寝ると体に強い負担がかかってしまいます。
寝るときに接触していたからだの部分に強い圧力がかかりますし、何より固すぎると寝づらいものです。
高反発な敷き布団の固さはやわらかくなく「十分に」反発する力を感じるぐらいが丁度良いといえます。
固すぎず快適に体を預けられるぐらいのものがベストなのです。
まとめ
腰痛と敷き布団の関係についてみてきました。
腰痛は苦しいものですが、原因が分からない場合はストレス源から離れたりストレス解消に努めたりすると効果があるかもしれません。
そして何よりきちんと睡眠がとれればストレスも軽減することができるので敷き布団選びは重要です。
高反発で固すぎない敷き布団で毎日十分な量の睡眠をとりましょう。
そうすれば快適に日々を過ごせるはずです。