合わない枕を使っているとどうなる?6つのデメリット

まくら

枕は、毎日の睡眠を快適なものにしてくれる重要なアイテムですが、自分に合わないものを使うのはよくありません。

合わない枕を使い続けた場合、睡眠を妨げられたり、体調を崩したりすることがあります。

枕を選ぶときは、「頭が乗せられるなら何でもいい」といった適当な決め方してしまうこともありますが、それはやめるべきです。

では、合わない枕を使ったときのデメリットについて、詳しく説明していきましょう。



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肩がこる

自分に合わない枕を使うと、寝るときの姿勢が悪くなってしまうため、肩の筋肉に負担をかけることになります。

例えば、枕の高さが合っていないときは、一晩中不自然な姿勢で眠らなければなりません。

高すぎる枕に頭を乗せると、必要以上に首を曲げた状態になるため、肩や首の筋肉に変な力が入ります。

そんな状態で長時間過ごしていると、ひどい肩こりになってしまう可能性が高いのです。

とはいえ、やたらと低ければよいというわけでもありません。

枕が低すぎた場合は、頭がうまくフィットしなくなるため、首の後ろや肩などに隙間ができます。

そうした不安定な状態になると、肩の筋肉がこわばることで、やはり肩こりになってしまうのです。

肩の筋肉に余計な負担をかけないためには、高すぎたり低すぎたりしない、ちょうどよい枕を使うようにしてください。

変な姿勢にならなければ、肩がこることはありません。

硬さにも注意

寝ているときの姿勢を悪くしてしまう原因は、枕の高さだけではありません。

硬さも大きく影響してくるので、選ぶときはしっかりチェックしておくべきです。

あまり硬い枕を使っていると、頭がほとんど沈まないため、グラグラと安定しない状態になってしまいます。

そのことが無駄な隙間をつくり、肩の筋肉を緊張させてしまうのです。

また、柔らかすぎる枕の場合は、頭が沈みすぎることが問題になります。

頭が深く沈みすぎると、簡単に底についてしまうため、後頭部を圧迫されるような違和感があります。

それが姿勢を悪くしてしまい、肩の筋肉を不自然にこわばらせることになるのです。

肩に負担をかけないためには、高さの場合と同じように、硬すぎたり柔らかすぎたりしない、中間のものを見つけるようにしてください。

どちらかに偏らず、自然に頭を支えてくれるものなら、毎晩楽に眠ることができます。



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首を痛める

枕が合っていないと、首筋に強い痛みを感じることがあります。

朝になると、首が痛くて回らなくなっているようなときは、枕の影響である可能性が高いのです。

これも、枕の高さが問題になります。

高すぎたり低すぎたりする枕は、肩の筋肉だけでなく、首の筋肉にも悪影響を与えてしまいます。

肩と同じように、緊張してこわばった状態が長く続くことで、朝になると強い痛みを感じるようになるのです。

また、不自然な苦しい姿勢を続けていると、無意識に動いて枕から頭を落としてしまうこともありますが、それも首にはよくありません。

頭が下がりすぎた状態で一晩過ごせば、やはり痛めてしまうことが多いのです。

そうした首への負担を軽減するためにも、高さには十分注意するようにしましょう。

頭の固定もNG

人間の体は、同じ姿勢が長く続きすぎると、どうしても痛くなってくるものです。

それを避けるために、寝るときは無意識に寝返りをうっているものですが、頭をがっちり固定するような枕だと、それができなくなってしまいます。

両側が高くなり、頭を挟み込むような形になった枕は、頭がすっぽりとはまることになるため、なかなか動くことができません。

そうなると、首への負担がどんどん大きくなり、朝になるころには、回せないほどの痛みを感じてしまうのです。

したがって、頭を固定しすぎるものは避けるべきです。

ある程度の安定性は必要ですが、度が過ぎれば体に負担をかけてしまうので、気をつけて選ぶようにしてください。

腰痛

合わない枕による不調は、肩や首など、上半身のものが多いイメージがありますが、実際には下半身にも悪影響を与えています。

高さや硬さが合わず、首が不自然な角度になっていると、そこから下の背骨まで歪むことになります。

つまり、肩や首といった一部分だけでなく、体全体の姿勢が変わってくるわけです。

そうなると、腰に余計な負担をかけてしまいます。

背骨が曲がり、自然なカーブを保てない状態だと、腰も変な具合に曲がってしまい、起きるときには痛みを感じるようになるのです。

腰を痛めてしまうと、日常生活でもいろいろと困る場面が多くなるので、合わない枕は確実に避けるようにしてください。

立った状態と同じ

背骨の角度は、立っているときが一番自然であり、腰に負担がかからない状態になっています。

これは、まっすぐ伸びているわけではなく、S字カーブを描くように湾曲している状態です。

寝るときも、そのS字カーブが維持できていれば、腰痛になることはありません。

そのためには、枕選びに注意して、首や肩へのダメージが少ないものをしっかりと見極めてください。

首や肩が楽になる枕なら、背骨への影響は少なくなります。

頭痛

自分に合わない枕は、頸部を不必要に圧迫してしまうことがあります。

その状態は、頭痛を引き起こす原因のひとつです。

頸部を変に圧迫していると、交感神経が緊張することで、血流が悪くなります。

すると、脳内の血液が正常に流れなくなってしまい、頭が痛くなってくるのです。

はっきりした痛みを感じなくても、「頭が重い」「すっきりしない」といった違和感があるときは、枕を見直してみましょう。

低い枕に要注意

枕による頭痛に注意するのであれば、低すぎないものを使うことも大切です。

あまり低すぎると、寝たときの頭の位置が心臓よりも下になるため、うっ血した状態になます。

そうなると、深く熟睡することができず、頭が重くなったり、痛みを感じたりすることが多くなるのです。

これは、柔らかすぎて深く沈む枕や、頭を沈めたまま固定してしまう低反発の枕でも起こる可能性があります。

頭の位置が極端に低くならないように、注意して選ぶようにしましょう。

寝返りが減る

枕の幅が自分に合っていない場合、動きすぎるとすぐ落ちてしまうので、無意識に寝返りを制限するようになってしまいます。

しかし、寝返りができないようでは、体の痛みを防ぐことはできません。

無理な姿勢を長く続けていれば、肩や首の痛み、腰痛などのリスクが高まるので、適度に寝返りをうつことは大切です。

しっかりと寝返りをうつためには、枕のサイズをよく見て、十分に動く余裕があるものを見つけるようにしましょう。

固定するものも避ける

低反発の枕や、両側が盛り上がったような枕は、頭を固定することで寝返りを妨げてしまいます。

そのため、あまりがっちりと固定されるものは選ばないようにしてください。

安定感も重要なポイントではありますが、頭が埋まってしまうようなものではなく、動きたいときにすんなりと動けるものがおすすめです。

いびき

枕の高さが自分に合っていない場合、いびきがひどくなることもあります。

高すぎるものを使っていると、頭が上がりすぎて首が曲がったような状態になるため、気管が圧迫され、空気の通りが悪くなります。

これが、大きないびきの原因です。

首が急な角度に曲がったりしなければ、呼吸を妨げるようなことにはならないので、いびきを防ぐためにも、高さをしっかり確認するようにしましょう。

まとめ

合わない枕を選んでしまうと、肩や首の痛みや、寝返りの減少、いびきの悪化など、多くのデメリットに悩まされることになります。

そのため、枕を選ぶときは、よく考えて慎重に選ぶようにしてください。

高さや柔らかさ、反発力は幅などを細かくチェックして、自分にぴったりなものを見つけるようにしましょう。

きちんと合うものを使っていれば、デメリットを防ぎ、ぐっすりと快適に眠ることができます。






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