腰痛とクッション~腰痛になりにくいおすすめクッション
腰が痛いときは椅子に座るのも苦痛なことが多い場合も少なくありません。
そういった時に重宝するのがクッションなのですが、実際どんなクッションが良くて、どんなクッションが不向きなのか分からない場合も少なくありません。
そこで今回腰痛とクッションの関係をお話しし、腰痛になりやすいクッションや腰痛対策に向いていると思われるクッションを紹介していきます。
12年間腰痛の私が絶対おすすめする椅子用クッションベスト11はこちら
目次
腰痛とクッション
腰痛は、不用意な動きや長時間の同一姿勢、運動不足による筋力低下や筋疲労、血行不良、身体の硬さ、緊張や不安定さ(乗用車の振動や柔らかい布団)などによって引き起こされる場合が多いです。
そういった時に用いられるのがクッションですが、このクッションと腰痛には関係があり、良い関係をもたらすもの(痛みが緩和されるもの)や悪い関係(悪化を)を引き起こすものが存在します。
それらの違いはどういったものなのかについてお話ししていきます。
最低限これを知っておけば、今回ここに紹介したもの(紹介しきれない位様々なクッションが販売されています。)以外でどんなものが良いのかも分かってくるのではないでしょうか。
腰痛とクッションの関係
腰痛になった時、病院などから貰うパンフレットにクッションの使用をすすめるものがあります。
その位腰痛とクッションは関係が深いものなのです。
このように腰痛に重要なクッションですが、その役割としては座った時の姿勢を整えること、振動や身体のブレを抑えること、血行の悪化を予防することが求められます。
つまり、この三つをしっかりおさえておけば腰痛クッションとして優れているといえるのです。
さらにそれらに付加した機能性(洗いやすさや携帯性など)があればなおさら良いと言えます。
腰痛になりやすいクッション
姿勢を整える、振動を抑える、血行の悪化を予防するという機能がいずれも満たされないものが、腰痛には不向きなクッションと言えます。
つまり、いたずらに柔らかすぎるもの、座るとぐらぐらするもの、不良姿勢が助長されて血行が悪化するものです。
このような条件を全て満たしたクッションは腰痛に悪影響を与えるものです。
全ての悪条件をそろえているものは、なかなかありませんが、それが基準になります。
12年間腰痛の私が絶対おすすめする椅子用クッションベスト11はこちら
おすすめクッション1:お医者さんの円座クッション
監修されたお医者さん(医師)の紹介は、されていませんが、お医者さんがアドバイスしたであろうポイントがおさえられた腰痛用のクッションです。
そのせいもあってか、大手の通販サイトでは評判も良く、売り上げの数量も上位に入る人気クッションとなっています。
特徴
特徴は、低反発ウレタンフォームの使用と形状です。
低反発ウレタンフォームによってお尻の形に変形していくため、座った時に安定します。
また、身体のブレなどもしっかりキャッチしてくれるという緩衝作用も十分あるのです。
形状は何の変哲もないドーナツクッションなのですが、このドーナツの穴に向かってゆっくりと座ることで、背筋部分の姿勢を整え、時にストレッチ効果(不良姿勢を矯正した時)を発揮します。
また、この穴によって上半身の重量が分散され、血流の改善も期待できます。
おすすめの理由
低反発のウレタンフォームがお尻の形を捉えて安定させるという点と、形状がシンプルなので携帯性にも優れ、車や職場、自宅など楽楽と持ち運びできる点がおすすめです。
また、シンプルな形状ながら、正しい姿勢に矯正してくれる点や背もたれにおいて背中のサポート(腰痛悪化には大変重要)としても使える点もおすすめできます。
おすすめクッション2:IKSTAR 第四世代座布団 低反発クッション 椅子用 車用 腰楽クッション
こちらも低反発のクッションを利用した製品です。
人間工学に基づいたU字型の形状をしていて、欧州基準検査(RoHS)を行い、安全基準をクリアした腰痛クッションです。
また、比較的値段もリーズナブルなクッションとなっています。
特徴
U字型の形状をしていることで尾てい骨など刺激に弱い部分をカバーしつつ、前から後ろへ傾斜を付けることによって骨盤から背骨の理想的なライン(骨盤が前に傾き、腰の背骨が前に弓なりになったライン)を作り出します。
さらに、左右の自然なカーブによりお尻を支え、姿勢を整える効果を狙っているものとしては、より直接的なアプローチをしているクッションという特徴があります。
そこへ低反発のウレタンフォームが、よりフィットさせることによって腰などに負担のかかりにくい姿勢を長時間キープすることができるのです。
おすすめの理由
骨盤を傾けることによって、より腰に負担のかかりにくい姿勢に矯正してくれるため、猫背がちで作業をしてしまうような方におすすめ出来ます。
揺れを抑える能力があるのはもちろん姿勢を整える機能に特に特化したクッションなので、その点は強みです。
あと、メッシュ素材が入ったカバーなので通気性にすぐれ、夏場なども蒸れにくいのもおすすめしたいポイントです。
おすすめクッション3:腰痛対策専用クッション座楽
良い姿勢をとろうとすると、無意識のうちに力が入ることも多いです。
力が入ると確かに腹圧も上がって腰には良い場合もありますが、それが長時間続くといつのまにか血行不良を起こし、腰痛の悪化の原因を作ってしまうことになります。
そんな時、楽に良い姿勢をとる点に着目したのがこの座楽です。
特徴
冒頭でもお話しした通り、リラックスした状態で座ることができる形状をしているのが特徴です。
U字型の形状、骨盤が前に傾くのを促す傾斜に加えて前後に緩やかなうねりを描くような形状をしており、よりお尻やももの裏にフィットさせるのを意識したデザインになっています。
この形状により座りやすさと腰や骨盤を十分支える機能の両立がされており、もちろん低反発ウレタンを使用しているので、より各個人の骨盤やお尻、ももの形状にあった形にフィットしてくれます。
おすすめの理由
姿勢を整えるだけでなく、体圧(身体の表面に加わる圧力のこと)分散も十分機能するので、座っていてだんだん痛くなるということがほとんどありません。
少しでも長く座って作業や運転をしたい方や意識して姿勢を整えると腰が痛くなる方におすすめしたい製品です。
最後は個性的な形状をしたクッションになります。
このクッションは8字型をしており、今まで紹介してきたクッションとは一線を画す製品になっています。
素材に関しても他の三つとは異なるものを使用しています。
こういったアプローチもあるということを説明する意味でも紹介する意義のあるクッションです。
特徴
左右に開いた穴が両側のお尻を支え、更に骨盤の前傾を促すようにやや傾斜が付いています。
また、空気を含んだクッション性の特殊ゴム素材を使用しているため中にお湯を入れることができ、湯たんぽのような効果も期待できる製品となっているのが特徴です。
おすすめの理由
左右からの姿勢アプローチを行うだけでなく特殊ゴム素材によるクッション効果やお湯を入れることで温熱治療のような効果も期待できるというのがおすすめです。
慢性の腰痛の方や寒い場所で座る機会が多い方におすすめできます。
まとめ
まとめとしては、多くの腰痛向けクッションが存在しますが、どんなに良いものを使用したとしても、1時間や2時間の長時間の同一姿勢を行うと、どうしても腰痛が強くなってきてしまいます。
またクッションが楽だからと言ってずっと動かずにいると、腰の血行不良が起きてきて腰痛の再発や悪化の原因が徐々に出来上がってきます。
なので、ここでおすすめしたクッションはいずれも素晴らしい製品ばかりなのですが、できる限りこまめに動いて身体をほぐし、腰痛を予防することも重要と言えます。