その敷き布団腰痛の原因になってませんか?素材だけでなく取り扱いにも注意が必要敷き布団!
朝起きた時に腰がだるい、何か痛みを感じる、ギシギシした感じがする、などなど腰痛になっている人は少なくありません。
寝ていて休憩しているのに腰痛になるというのは、何か理不尽な気もしますね。
でも実際のところ、起きた時に腰痛を感じる、発症するという人は多いのです。
原因はもしかしたら、敷き布団にあるのかもしれません。
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敷き布団と言われると
マットレスと効いたらまず思い浮かべるのは、スプリングでできたマットレスに代表とされる、厚手のどっしりしたものですよね。
それに比べた場合、敷き布団と聞けばなんとなく、それよりも薄くてたたむのに楽なものを想像します。
マットレスがベッドに基本置きっぱなしなのに比べれば、布団は毎日上げ下ろしが基本ですから、薄いのは当然です。
そしてまた布団は、基本床に直敷きです。
狭い部屋の場合これは大変便利で、昼間はしまって置けるのですからその分部屋を有効に使用できます。
国自体の面積が少ない、つまりは一人あたりの専有面積も小さくなってしまう日本には、この敷布団は非常に使い勝手のいい寝具でもあります。
なので昔から庶民に親しまれてきたこの敷布団、使いすぎてせんべい布団などという呼称も出来ています。
敷き布団と言われるとこの、せんべい布団を連想する人もいるのではないでしょうか。
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ベッドにマットレスは楽だけど
ベッドにマットレスを乗せて、その上にベッドパッドなどを使用するのは、毎日の布団の上げ下ろしもなく楽なのは事実です。
実際にだんだんと、こちらの比率が高くなってしまっているのが現状です。
しかしそれでも、昔ながらに敷き布団で寝て朝晩上げ下ろしにこだわっている人も、まだまだ多いのです。
部屋が広く使えるという点だけでなく、この上げ下ろしで結構な運動ができるのですね。
ちょっとしたスクワットとか屈伸運動も、この上げ下ろしで自然にやっていることになります。
昔の人の足腰が強かったのは、勿論乗り物に頼らない生活だったのが大きな原因ですが、この布団の上げ下ろしも一役買っていたのは間違いありません。
実際リタイア後で運動不足を心配して、敷き布団の上げ下ろしを運動の1つにしている人もいます。
そういった意味でもお役立ちの敷き布団なのです。
しかしメリットがデメリットになることも
大きなメリットのある敷き布団生活ですが、このメリットがデメリットになってしまうこともあるのです。
結果、腰痛を引き起こすこともあるので注意が必要です。
布団の上げ下ろしはいい運動だけど
布団を畳んで押し入れに入れると言うのは、本当にいい運動になります。
何が一番いいかと言えば、運動と思わずに運動が出来る点ですね。
単に片付けしているだけで毎日ちょっとした運動が出来るので、これは非常にお役立ちです。
がしかし、この上げ下ろしが原因で腰痛になることもあります。
朝起き抜けの、まだ完全に機能していない筋肉で、布団を畳んで押入れに入れるという作業は、特に高齢者にはいささか過酷です。
布団をたたもうとかがんだ瞬間に、腰痛を起こしたと言うケースも多いのです。
いきなりかがんで重い布団を畳んだり、持ち上げたりするのは腰痛のもとです。
軽いストレッチなどやってから、つまりは犬の散歩の後とかラジオ体操の後にしまうのが、正直おすすめです。
また夜に布団を敷く時にも、身体を酷使した日は注意して出すようにしたいですね。
しまいやすい薄い形状だけど
マットレスはさすがに、毎日日に干すということは難しいです。
今では重さも軽いものが出ていますが、それでも厚さがあるのでかさばってしまい、また干す場所も非常に限られてしまいます。
しかし布団の場合は干すのも楽な薄さです。
ベランダの柵に引っ掛けて干すのも、毎日のように出来ます。
しかしこの薄さが、時に腰痛を引き起こすのです。
つまりいわゆる、底付き感です。
マットレスの厚さだとあまり感じないで済む、寝た時に身体の出っ張った部位、お尻などが床に当たる感覚です。
そうなると結果、身体の自然な骨の形状が崩れてしまうので、腰痛を引き起こす原因になってしまいます。
使い勝手のいい、しまいやすい薄さが裏目に出てしまうのですね。
床に直に敷くということ
基本敷き布団は床に直接敷いて寝ます。
場合によってはすのこでちょっと下に空間を作って、その上に敷き布団という人もいるでしょう。
しかし敷き布団と言えば、まず床に直敷きの感は否めません。
この床への直敷きが、腰痛を引き起こす原因になります。
前述した底付き感も、その1つです。
それに加えて床の柔らかさの問題もあります。
その昔は、家の中は畳敷きでした。
この畳、天然のマットレスと呼ばれることもある、日本古来の床です。
海外の人の場合、これだけでも寝るのに充分な、マットレス代わりになると感動する畳です。
これに敷布団を敷いていた時代は、本物のマットレスまでは行かなくても、畳というマットレスが布団の下にあったのです。
しかも家は完全木造でした。
木の素材というのは、コンクリートに比べて格段に身体に優しい素材なのです。
しかし今では鉄筋コンクリートの家に、フローリングが主体になってきました。
これは畳に比べると、とにかく硬いのが事実です。
フローリングの床に敷き布団では、やはり腰痛を引き起こす原因になってしまいます。
勿論敷き布団の素材も大切です
昔の敷きぶとんの素材は、綿一択でした。
しかし今では、非常に多くの中綿、素材の敷き布団が流通しています。
この中の素材も勿論、腰痛回避には役に立ちます。
腰痛のタイプ、仰向けに寝て痛むのか横向けが痛いのか、身体を丸めると痛いのか伸ばすと痛いのかなどですね。
素材選びはこの腰痛のタイプで行うことも大事です。
加えて、寝ている間に身体が動かないというのも、これは腰痛の原因になります。
なので寝返りしやすい素材のものを選ぶというのも、これも大事なポイントです。
また自分の身体が、筋肉質なのかそれともあまり筋肉がついていないのかでも、布団の素材選びは変化します。
アスリートなどが愛用の素材の布団も、あまり運動しない人が使用すると身体に合わないと言うこともあるのです。
そのあたりも充分に注意して、コマーシャルに踊らされすぎないようにすることも、大事ですね。
敷き布団購入の時にこれも気をつけたい
マットレスもそうですが、床に直に敷く敷き布団です。
自宅の、自分の寝る環境で試してみないと、床との関係もはっきりしません。
また実際に何日か寝てその後、腰痛に変化がないか、腰痛が起きていないかを観察したいものですね。
売り場で試した時には特に問題なかったけど、自宅の寝室で寝てみたらかなり底付き感を感じた、寝返りがし辛いなどのこともあります。
購入時に、返品保証の有無とその期間も調べておくのがおすすめです。
寝具が変わると一時的に、身体の調子や眠りの状態も変化することがあります。
これは一時的なものですが、その後落ち着いてからはどうなのかも、知りたいところですね。
特に普通の敷き布団から、腰痛に効き目のあるという体圧分散に優れた素材のものに変えた場合、この違和感のようなものは一ヶ月近く続くと言います。
なので、最低でも2ヶ月くらいの返品保証のついた製品の購入がおすすめになります。
あまりに長く違和感が続くなら、眠りの質が良くないとか腰痛が軽減されない場合、返品するのも仕方ないことですね。
まとめ
日本独特の寝具である敷き布団、まだまだ現役で活躍してくれています。
素材も綿だけでなく、多くの種類で作られるようになってきました。
敷き布団生活が当たり前でも、でも長く使用していればヘタレは仕方のないことです。
ヘタレてしまった場合、直敷きと言う特徴から腰痛を引き起こしやすいのは、敷き布団のデメリットの1つです。
でもやはりベッドよりも敷き布団派という方は、次の1枚を選ぶ時にそのデメリットも考慮の上、慎重に選んで腰痛回避してください。