マットレスの通気性アップはどうする?おすすめの方法7選
マットレスを使うときは、湿気の蓄積を防ぐことが大切です。
湿気がたまりすぎると、素材が傷んだり、カビの繁殖が活発になったりします。
それを防ぐためには、なるべく通気性をよくしておきましょう。
通気性のよい状態なら、ひどく湿気がたまるようなことはありません。
では、通気性アップのための対策について、詳しく説明していきましょう。
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使わないときは起こす
マットレスの風通しをよくするためには、できるだけ敷きっぱなしにしないことが大切です。
長く敷いたままにしていると、空気の流れが滞り、湿度が上昇しやすくなります。
これは、裏面が隠れてしまうからです。
マットレスの裏は、どうしても空気に触れにくくなるため、なかなか湿気を軽減することができません。
通気性をよくして湿気の蓄積を抑えるなら、こまめに起こしておくことをおすすめします。
起こした状態であれば、裏面だけ隠れたりせず、周囲に空気の流れができます。
それなら、湿気を適度に逃がすことができるのです。
起床後に起こす
起こして立てかけておく対策を行うなら、自分が起きたタイミングにしておきましょう。
寝るときはずっと使うことになります、目が覚めてからは、夜まで使うことはありません。
そのため、起床と同時に立てかけるようにすると、通気性のよい状態を長く確保することができるのです。
「気が向いたときにやろう」というスタンスだと、つい忘れてしまうことも多くなります。
しっかりと湿気を逃がすためにも、目が覚めたら立てる癖をつけていきましょう。
定期的に干す
通気性をよくして湿気をとばすなら、ときどき日に当てることも大切です。
きちんと干しておけば、全体を空気に晒すことができるため、湿度の上昇を抑えられます。
さらに、日光の力が加わることで、湿気対策をより強化することができるのです。
ただし、すべての製品が天日干しに対応しているわけではないため、事前の確認は忘れないでください。
ウレタンを使ったものは直射日光で劣化してしまうので、安易な天日干しは寿命を縮めます。
説明書などをよく読み、日光がNGでないことを確かめてから干すようにしましょう。
もし劣化するタイプだった場合は、陰干しがおすすめです。
干す場所の風通しがよければ、マットレス周辺も通気性がよくなるため、日光なしでも湿気対策ができます。
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裏に風を入れる
すでに説明したように、マットレスの通気性が悪くなってしまうのは、裏が常に隠れているからです。
できるだけ通気性をよくしたいなら、裏にも空気が流れるようにする必要があります。
そのためには、片側を持ち上げてみましょう。
読まなくなった雑誌や使わない箱などを裏に挟み、持ち上げて隙間をつくってください。
そこに扇風機などで風を送りこめば、通気性の悪さを解消できます。
使う面を固定しない
少しでも通気性をよくするには、同じ面ばかりでなく、裏表の両方を使うことが大切です。
敷き方を変えず、体を乗せる面と裏になる面を常に固定していると、空気の流れが滞ることになります。
裏になる面がまったく動かないため、空気を入れる隙がなく、湿気がたまりやすい状態になるのです。
それを避けるためには、ときどき敷き方を変えるようにしてください。
裏と表を入れ替えながら使えば、空気に触れる機会をどちらにも与えることになります。
そうなれば、裏でためこんだ湿気も、適度にとばすことができるのです。
上下も
裏表の入れ替えをしながら使うときは、できれば上下の入れ替えも行うようにしてください。
首の周辺などが蒸れると、湿気がたまりやすくなることがあります。
そのため、頭を乗せる部分と足を乗せる部分が入れ替われば、蓄積を和らげることができるのです。
裏表と上下の入れ替えは、ホテルなどのベッドにもよく行われている対策なので、ぜひ試してみてください。
へたり防止も同時に
敷き方を変えてローテーションさせていく方法は、通気性アップだけでなく、負荷の分散にもなります。
同じ面の同じ部分だけに体重をかけていると、どうしてもダメージが集中しやすくなります。
そうなると、通常よりも早くへたってしまうのです。
劣化を遅らせるためには、どこかに負荷が偏るような使い方は避けてください。
ローテーションをしっかり行っていれば、通気性の確保とへたり対策が両方できるようになるため、長く使うことができます。
壁にくっつけない
マットレスの通気性に注目するなら、周辺に空気の通り道をつくることは、重要なポイントになります。
風通しの悪い場所で使っていれば、通気性は低下してしまうものです。
そのため、壁に近すぎる位置はなるべく避けてください。
ぴったり密着させるようにして使うと、空気の流れが遮られてしまいます。
スムーズに流れるようにするためには、少し離れたところで使うのがベストです。
ベッドを壁に寄せるときは、10cmくらい隙間を空けるようにして、通気性に影響しない使い方をしていきましょう。
すのこを使う
マットレスは、床に敷いて使いたくなることもあります。
しかし、フローリングの床にただ敷くだけだと、通気性を損なうことになります。
床とぴったり密着した状態だと、空気の流れを遮断してしまうので、なんとか隙間をつくらなければなりません。
そんなときは、すのこを利用してみましょう。
マットレスを敷く前に、まず、すのこを置くようにしてください。
その上に敷くと、裏面と床が密着せず、ちょうどよい隙間を確保できます。
きちんと隙間がある状態なら、風通しがよくなり、ジメジメとした湿気を和らげることができるのです。
床に直接敷くとカビが繁殖することも多いので、対策はしっかり行うようにしましょう。
サーキュレーターを使う
通気性アップを図るなら、サーキュレーターをうまく使い、室内の空気を循環させる方法もあります。
サーキュレーターでベッド下に空気の流れをつくってやれば、ただ敷いておくより、通気性がよくなるのです。
この方法は、扇風機でも可能なように思えますが、あまりおすすめはしません。
扇風機は空気を拡散させることが多いため、うまくベッド下の流れをつくれない可能性があります。
サーキュレーターの方が効果は高いので、より確実な対策をするなら、ぜひ使ってみてください。
換気する
常に通気性のよい状態を保つなら、部屋の中の湿気も、避けるべきポイントになります。
マットレスの風通しをよくしたくても、部屋の中が湿っていると、対策の効果は期待できません。
通気性アップのためには、まず風通しのよい環境をつくることが大切なのです。
そのためには、部屋を閉め切らないように注意してください。
窓もドアも閉め切り、いつも密室にしたまま過ごしていると、湿度が上昇していきます。
どこからも湿気が出て行かないため、湿った状態が続くことになるのです。
それを避けるなら、必ず換気を行ってください。
空気の入れ替えを行うと、こもった湿気も外へ逃げていくため、湿度を抑えることができます。
それなら、ここまで紹介してきた対策の効果も、しっかり発揮されるようになります。
横着したりせず、こまめに換気することを心がけましょう。
まとめ
マットレスの通気性をよくするには、ただなんとなく使うのではなく、ここで紹介したような工夫をしっかり行うようにしてください。
敷きっぱなしを避けたり、使う位置を工夫したりすれば、風通しをよくすることができます。
それなら、湿気がたまりすぎることはありません素材の劣化やカビの被害も、しっかりと防ぐことができるのです。