最適なまくらの選び方
肩こりや頭痛、よく眠れないなど、その原因はまくらかもしれません。
人は人生の3分の1を寝て過ごしているのです。
快適な睡眠を得られるかどうかは、人生の質を左右するといっても過言ではありません。
快適な睡眠のために、まくらはとても重要な役割を果たします。
良いまくらの条件、自分にあったまくらの選び方についてご紹介します。
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柔らか過ぎるまくらはNG
ふかふかの柔らかいまくらは、いかにも気持ちが良さそうです。
うたた寝くらいなら、快適かもしれません。
しかし、毎日5時間から8時間使用するには向いていません。
まくらには、首の自然な湾曲を維持するという役割があるのです。
理想的なまくらは、人が自然に立っているときの首の湾曲を、寝ているときにも維持することができるものなのです。
そのためには、柔らか過ぎるものはNG。
また、人は、寝ている間に30回も寝返りをすると言われています。
柔らか過ぎるまくらは、寝返りがし難く、その際に眠りが浅くなってしまいます。
おすすめの素材はテンピュールや低反発ウレタン。
柔らかな感触もありつつ、適度な硬さもあります。
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まくらの高さが重要
最適なまくらの高さは、人が自然に立っているときの首の湾曲を、寝ているときにも維持することができる高さです。
首の湾曲を維持するために、首筋を当てる部分が頭を当てる部分より盛り上がっていて、顔がほんの少し、顎を引いた状態になるのがベストです。
ただし、あまり顎を引き過ぎると、呼吸がし難くなり、いびきの原因になります。
まくらの高さには個人差が大きく、その人の体系や後頭部の形などで、最適な高さは違ってきます。
高額なまくらを買うときには、ご自分に最適なまくらの高さを知っておく必要があります。
どんなに良い素材で、人間工学に基づいた素晴らしいまくらでも、あなたに合っていなければまったく意味がないのです。
そのためにも普段から、ご自分のまくらの高さを調節できるようにしておきましょう。
やり方は簡単です。
まず、まくらが高過ぎるときは、肩の下にバスタオルを敷いて、床とまくらの高さを埋めるようにします。
まくらが低過ぎるときは、まくらの下にバスタオルを敷きます。
また、まくらの中の素材の量で、高さを調節できるものもありますのでおすすめです。
寝返りに対応した形
人は、寝ている間に30回も寝返りをすると言いましたが、寝返りには重要な役割があるのです。
もし、寝返りがまったくできなければ、すぐに床ずれになるでしょう。
長時間、寝床に接している部分には体重の負荷がかかっています。
この負荷を分散する役割があります。
また、人は寝ている間に、歪んた姿勢を矯正しようとします。
そのために、寝返りが必要なのです。
寝返りで横向きになると、仰向けに寝ているときよりも、肩の高さの分、まくらも高くならなければ、首が不自然に曲がってしまいます。
横向きに寝ているときに最適なまくらの高さは、鼻筋と体幹が一直線になる位置です。
そのため、まくらの中心より、左右が盛り上がっている形が良いでしょう。
十分に寝返りできるサイズも必要です。
素材は好みで
まくらの素材にはいろんなものがあります。
感触、通気性、耐久性や匂い、形状などいろんな特徴がありますが、一番大切なのは心地よく、リラックスできること。
いろんな素材を試してみて、ご自分に合った素材を見つけてください。
テンピュールや低反発ウレタンは、体形や姿勢に合わせてフィットし、体圧を分散し、負担を軽減しますが、通気性はイマイチ。
羽は通気性が良く、保温姓もあるので夏は涼しく、冬は暖かいですが、硬さに欠ける点があります。
その他、ビーズやパイプ、そばがらなど、季節によって変えてみるのも良いかもしれません。
まとめ
まくらには安価なものから数万円と高価なものまでありますが、高価だからといって必ず快適な睡眠が約束されるものではありません。
ご自分に最適な硬さ、高さ、形、質感がそろわなければ、期待通りの安眠は得られません。
今、お使いのまくらは、これらの要件を満たしているでしょうか?
高さや形状に問題があるのなら、タオルを使ってアレンジしてみてください。
質感がしっくりこないなら、違う素材のまくらを試してみると良いでしょう。
あなたに合った最高のまくらを、ぜひ見つけてください。