マットレスは厚ければ厚いほどいいって本当?
マットレスを選ぶときに見た目で分かり易いのが、厚みではないでしょうか。
できれば長持ちするものを買いたいというのが普通ですから、厚みがある方が長持ちしそうだというのは当然の考えかもしれません。
しかし、厚みがあることと長持ちすること、耐久性は全くの別問題です。
マットレスに適した厚みはどれくらいなのかをご紹介していきます。
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マットレスの厚みと耐久性は別問題
薄いマットレスと厚いマットレス、どちらの方が耐久性がありそうかというと、見た目では厚いマットレスに軍配が上がります。
しかし、マットレスの耐久性を決めるのは厚さではありません。
密度です。
密度が小さくて厚みのあるマットレスよりも、密度が大きくて薄いマットレスの方が長持ちします。
密度が小さいということは、マットレスの中の素材と素材との間に空間があるということです。
マットレスの上で寝ると、空洞部分に荷重がかかるのでマットレスは沈みます。
空洞部分がそのままへこんでしまい、へたってしまうのです。
事実、購入時には分厚かったマットレスが1カ月でへこんでしまったという失敗談もあります。
また、密度の大きい・小さいだけではなく、どのような素材を使っているのかも重要です。
綿などのへたり安い素材だとしたら、いくら密度が大きくても年月の経過と主にマットレスは沈みやすくなります。
マットレスの厚みと耐久性は別物だということを覚えておきましょう。
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低反発マットレスなら5~10cmがベスト!
特に、低反発マットレスの場合は厚すぎるよりも適度な薄さのものがおすすめです。
低反発素材は体の重さに合わせてマットレスが変形して支えてくれるという特徴があるのですが、あまりにも厚みがありすぎると体がググッと沈み込みすぎてしまいます。
その結果、理想的な姿勢が保てなくなるというデメリットがあります。
低反発マットレスの寝心地をキープしながら、正しい姿勢を保てるのが5~10cm程度の厚みです。
その証拠に、有名メーカーの低反発マットレスは5~10cm内の厚みで作られています。
単体で使うには頼りないですが、手持ちのマットレスに重ねるにはピッタリの厚みです。
低反発素材の場合には、厚すぎないものを選ぶようにするのがおすすめです。
高反発マットレスは密度と価格のバランスをチェック!
高反発マットレスは、密度と価格のバランスから耐久性を予想するといいでしょう。
一般的に、高反発マットレスというのは高価な価格帯になるのが普通です。
また、高反発マットレスの場合、単体で体をしっかり支えるためには最低でも10c身上の厚みが必要だと言われています。
安価な高反発マットレスの中には、10cm未満の厚みのものも多いので注意しましょう。
ただし、収納性を重視して折りたたむために10cm未満にしているマットレスもあります。
その場合には、密度をチェックすることです。
一般的には、密度は30以上あるのが望ましいと言われています。
密度30以上あるマットレスの各相場は1万5000円~4万円といったところ。
耐久年数も5年以上は保証されていることが多く、買い替えの頻度が少なくて済むのでランニングコストを考えるとお得です。
1万円程度のマットレスは数か月でダメになってしまうものも多いので、安さの原因がどこにあるのかどうかを自分の目で見極めましょう。
まとめ
マットレスの厚みは、厚ければ厚いほどいいというわけではありません。
厚みと耐久性は別物です。
特に低反発マットレスは厚みがありすぎると体が沈み込んでしまうという欠点があります。
反対に、高反発マットレスは10cm以上の厚みが必要です。
どんなマットレスを買うかによって必要な厚みが違うので、まずは好みの素材から絞り込んでいきましょう。