骨盤ベルトを正しく巻かないと危険? どんなトラブルが起こってしまうの?
骨盤ベルトは、各メーカーごとに使用している材質が違いますし、巻き方も様々です。
腰全体を覆うものもあれば、大転子のみピンポイントで締めるものがあったりと、見た目も使用感も異なります。
しかし、共通しているのは正しく使用しないとトラブルの原因になるということ。
どのようなトラブルがあるのか知っておきましょう。
下半身のバランスが崩れてしまう
産後に骨盤ベルトをつけると、腰痛が治ったり、関節の痛みが軽減されたり、姿勢が良くなったりと様々なメリットを感じることが出来ます。
装着するだけでこういったトラブルが解消されるのですから、手放せなくなってしまう人が多いのも納得です。
しかし、装着するだけで効果がえらえるということは、正しく装着しなければ悪い効果も受けてしまうということを意味します。
骨盤ベルトでは、骨を正しい位置にサポートすることができます。
しかし、間違った位置で骨盤ベルトを巻いてしまうと、骨が変な風に固定されて、体のバランスが崩れてしまうのです。
特に下半身部分のバランスが崩れるので、お尻が大きくなりやすかったり、下半身に脂肪がつきやすかったり、歩いた時に股関節に違和感があるといったトラブルが起こる危険性があります。
骨盤ベルトはメーカーごとに巻き方を確認!
骨盤ベルトの正しい巻き方は、一律ではありません。
販売しているメーカーごとに骨盤ベルトの構造が違うので、正しい装着方法はその都度確認しなければいけません。
「前使っていたA社の骨盤ベルトは、こうだったから・・・」といって、他社の骨盤ベルトの巻き方を確認しないままに使用するのは避けるようにしましょう。
産後骨盤ベルトの巻きっぱなしはNG?
骨盤ベルトは、衰えた筋肉や、歪んでしまった骨盤支える役割を担います。
骨盤ベルトを装着している間は、筋肉や骨盤部分に大きな負担がかかりません。
その結果、筋肉が衰えてしまうデメリットがあります。
下半身が痛くて、骨盤ベルトを撒かないと歩けないというくらいであれば、1日中つけるのが理想的です。
しかし、痛みがそれほどまでひどくないというケースや、ダイエットのためにつけているという場合は、24時間毎日つけるといった使い方は避けた方がいいかもしれません。
骨盤ベルトをつけていることに慣れてしまうと、骨盤ベルトなしで生活するのが不安になってしまうと思いますが、徐々につけない時間を増やしてみることです。
骨盤ベルトは一時的に弱った筋肉や骨盤をサポートするためのアイテムで、根本的な解決にはなりません。
筋肉をつけて、骨盤ベルトを使用する時間を徐々に減らしていきましょう。
産後骨盤ベルトは女性向き?
女性の産後ダイエットなどで骨盤ベルトが頻繁に取り上げられるので、産後骨盤ベルト=女性が使用するものというイメージが定着しています。
しかし、産後骨盤ベルトは女性だけでなく男性にも使用することが出来ます。
おすすめなのは、医療用に作られたもの。
見た目のデザインは昔ながらのシンプルなものがメインですが、その分補正力が高いのが特徴です。
薄手の洋服を着るときにおすすめなのはベージュカラー。
肌になじんで洋服から透けにくいので、ファッションの妨げになりません。
白色は透けにくいように見えて、肌とのコントラストがはっきりするためおすすめできません。
透けないものならベージュ、見えても困らないものならブラックがおすすめ。
色選びにもこだわれば、普段着にも合わせて使いやすいですよ。
ただし、産前の骨盤ベルトは女性のみの使用を想定しています。
妊娠中の大きなおなかを支えるのが目的で作られているので、男性の使用には向きません。
また、女性用骨盤ベルトでなくても、男性用の骨盤ベルトも数多く市販されています。
男性が使用する場合には、女性の産後用ベルトよりは、男性用の骨盤ベルトもしくは男女兼用デザインのものを選ぶといいでしょう。
骨盤ベルトは試着が必須?
骨盤ベルトは試着するのがベストですが、店頭で売っているものは種類が少ないですよね。
また、産後は赤ちゃんのお世話が大変で実際にお店に行って試着するのが難しいという方がほとんど。
しかし、通販サイトならさまざまなものが手に入るけど試着できないから・・・と購入を足踏みしている人もいるかもしれません。
試着できないのが不安なときは、マジックテープタイプの骨盤ベルトを検討しましょう。
マジックテープタイプであれば、5㎝前後のサイズの調整がききます。
ホックで留めるタイプのものはサイズ調整が難しいので、試着してから買うのがおすすめです。
まとめ
骨盤ベルトは、正しい位置で装着しないと体のトラブルを引き起こしてしまいます。
メーカーごと、シリーズごとに装着の仕方や、正しい巻き方が違うので、購入したらまずは装着方法を確認するようにしましょう。
どんなにいいアイテムでも巻き方が違っていると台無しです。
また、つけっぱなしは筋力低下の懸念があるので、体の調子を見ながら装着時間を工夫していきましょう。