産前骨盤ベルトはショーツ一体型が便利って本当?メリット・デメリットをご紹介
産前に使用できる骨盤ベルトには、ショーツ一体型のものと、ショーツの上から装着するベルト型の物の2種類があります。
どちらの方が使いやすいのか、どちらの方が補正力が高いのかといったことを知っておきましょう。
また、産前の骨盤ベルトは何枚程度持っていればあんしんかといったことについて役立つ情報をご紹介します。
産前骨盤ベルトは何枚くらい必要?
骨盤ベルトは、洗いながら使用する必要のあるものです。
洗う頻度は季節、メーカー、使用にもよりますが、肌と近い部分装着するものなので、洗わないと不衛生です。
特に、ショーツ一体型の骨盤ベルトの場合には、毎日洗濯する必要があります。
産前の骨盤ベルトは毎日使用するのが基本ですから、ショーツ一体型の場合には3~4枚持っておきたいところ。
乾ききらない時に普通のショーツを1枚で履いていて、腰や関節に痛みが出てしまうと大変です。
いったん痛みが出るとなかなか治りませんから、洗い替えは常に2枚くらいストックしておくといいでしょう。
ベルトタイプの物の場合、肌に直接まくのか、それとも腹巻やショーツの上から巻くのかによっても洗濯頻度が変わります。
肌に直接まく場合には、ショーツ一体型と同じく毎日あるのが理想的です。
ただし、腹巻やショーツの上から装着する場合は、汗をかいていない時期なんかは数日に1回でも構わないでしょう。
ただし、1週間以上洗わないというのは避けてください。
みためには綺麗でも汗を吸い込んでいて生地が傷みやすいです。
また、臭くなってから洗うというのもNG。
におい成分が長期間付着したまま使用し続けると、洗濯しても臭いが取りきれないこともあります。
衛生的に使うためにも、洗濯頻度には注意してください。
ショーツ一体型の産前ベルトのメリット
ショーツ一体型の産前ベルトのメリットは、しめつけ間がソフトで違和感が少ないということです。
着脱することを想定した作りになっているので、そこまで着圧が強くありません。
ガードルなどのしめつけがもともと苦手という女性の場合には、ショーツ一体型を選んだほうが快適に過ごすことが出来るでしょう。
産前は、補正力よりも快適に違和感なく過ごせるかを重視すべきです。
ショーツ一体型であればトイレの際の着脱も簡単なので、臨月に入ってお腹が大きくなってからでもおすすめです。
ベルトタイプと比べると締め付け感がありません。
ショーツ一体型の産前ベルトのデメリット
ショーツ一体型は締め付け感がないのはメリットでもあるのですが、腰痛や股関節痛がひどい人には物足りなさを感じる原因になってしまいます。
すでに痛みが出てしまっている場合はショーツ一体型ではなく、しっかりとサポートできるベルト型のものを選んだ方がいいでしょう。
また、ショーツ一体型で補正力が足りないときだけ骨盤ベルトを上から巻くというのは避けてください。
締め付けすぎてしまうことになりますし、血流が滞ってしまって、かえって痛みがひどくなってしまう可能性があります。
ショーツ一体型のものと、骨盤ベルトは、それぞれ単体での使用を想定して作られているものです。
自己判断で2つを同時に使用してしまうことのないようにしましょう。
ベルト型骨盤ベルトのメリット
ベルト型骨盤ベルトのメリットは、気になる腰の痛みや骨盤の広がりをピンポイントでカバーすることが出来ること。
医療用の認可を取った骨盤ベルトもあるので、サポート力を重視場合におすすめです。
また、助産師さんの意見が取り入れられたデザインのものや、産院で推奨している骨盤ベルトなどもあります。
骨盤一体型のショーツと比べると単価が高く、素材やデザインにこだわったものだと1~2万円することも少なくありません。
しかし、ショーツ型のように毎回洗濯しなくていいものが多いので、耐久性の面では骨盤ベルトの方が高いものが多いです。
ベルト型骨盤ベルトのデメリット
サポート力の強いベルトタイプのものは、つけ方に注意が必要です。
臨月頃になってくるとお腹が大きくなって正しい装着位置を目視するのが難しくなってしまいます。
大体このあたりかな、と適当に装着してしまうと、間違った位置で骨盤が固定されて動きにくかったり、骨盤が変形してしまうことも。
サポート力が高い分、取り扱いには注意が必要なアイテムです。
助産院などでは、所定の骨盤ベルトの装着相談が出来るところも増えています。
青葉のトコちゃんベルトなどもその1つ。
装着方法が分からない場合には、相談してみるといいでしょう。
自己流で適当に装着してしまうことのないように気を付けてください。
まとめ
骨盤ベルトには、ショーツ一体型の手軽なものと、サポート力が魅力のベルトタイプの物の2種類があります。
どちらにもメリット・デメリットが少なからず存在しますから、自分にはどのタイプがいいのかをよく考えましょう。
また、妊娠週数や体の状態に合わせて2つを使い分けるのもおすすめ。
いずれも洗い替えがあると安心です。