まくらをダニから守る方法
まくらは毎日使うものですから、やはりいつも清潔にしておく必要があるでしょう。
何もしないでそのまま使い続けているとどんどん汚れ、体にもよくない影響を与えてしまいます。
特に心配なのはダニですが、気が付かないうちに吸い込んだりするとアレルギーなどを引き起こしてしまう場合もあります。
そうならないためにも、普段からこまめにお手入れをするようにしましょう。
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お手入れも忘れずに
まくらは寝る時には欠かせないアイテムです。
寝具の中では小さいためあまり目立たないかもしれませんが、いつも頭の下にあって支えてくれるため寝心地などにも関係してくるでしょう。
まくらが変わると眠れないという人もいるのではないでしょうか。
そのため自分に合ったものが見つかれば、それを長い間使い続けている人もいるのかもしれません。
ただその分、メンテナンスなどもしっかりとしてあげる必要があるでしょう。
いつも頭を支えている分、フケや汗、抜け毛などがどうしてもついてしまいます。
例えば毎日髪を洗っていても髪がかゆくなることもありますし、夏場でなくても寝ている間に汗はかいています。
また季節によっては抜け毛がひどくなる時期もあるでしょう。
人間は常に新陳代謝を繰り返していますので、そうした汚れがつくのはある程度は仕方ないかもしれません。
ただそれを放置しているとダニを増やす原因にもなってしまうため、早めの対処が必要になってくるでしょう。
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ダニにとって最適の環境
まくらにはフケや汗、抜け毛などの老廃物が付着しやすいですが、それはダニが住みやすい環境をつくっていることにもつながるでしょう。
まずフケや抜け毛などですが、ダニは主にこれらをエサとするため、まくらにいる限り食べ物には困りません。
どこにいってもすぐにエサにありつけるため、これ以上の場所はないでしょう。
また汗などはまくらの奥まで染み込み湿度をあげてしまいます。
ダニが好むのは気温が25度から30度で、湿度が70%だと言われていますので、環境づくりとしてはちょうどいいのではないでしょか。
普段何気なく使っているまくらですが、知らないうちにダニにとって一番住みやすい場所をつくっているのかもしれません。
まくらでダニを飼っているという事にならないようにするためにも、普段から清潔に保つ必要があるでしょう。
ダニによる体調不良
頭の下に置いて使うまくらは、常に人間の口や鼻、目などに近い場所にあります。
そのためまくらからの影響を受けやすく、ダニが増えた時なども症状が一番あらわれやすい場所となってしまうでしょう。
人によっても症状は違いますが、例えばアレルギー症状で鼻が詰まったりすることもあります。
これから寝ようと思って横になっても鼻が詰まったりすると寝つきも悪くなってしまうのではないでしょうか。
またこの他にも喘息になると息が苦しくなります。
咳が止まらない事もありますし、ひどくなると入院が必要になることもあるでしょう。
このほかにも目も痒みが出たり目ヤニがでるなど様々な症状が考えられますが、どれも実際になるととても辛く日常生活にも支障をきたす場合もあります。
まくらが原因で体調不良が起きないようにするためにもダニ対策は必要でしょう。
特に家族でアレルギー体質の人がいる場合は気を付けたほうがいいかもしれません。
素材選びも大事
まくらにダニを増やさないためには、素材選びなども大事かもしれません。
今はいろいろな素材を使ったまくらが売られていますが、ダニが好む環境をつくりにくくしてくれるものもあります。
例えばポリエステル素材を使ったものやパイプチップなどはおすすめでしょう。
どちらも比較的乾きやすく通気性に優れているため湿度をあまり上げません。
サラリとした使い心地のまくらが多いでしょう。
またこれに対し綿やわたなどを使っているものは湿気もたまりやすくなってしまいますので、あまり使わない方がいいでしょう。
ダニの繁殖しやすい環境をつくってしまいます。
丸洗いできるものを選ぶ
まくらを選ぶ際は常に清潔な状態を保てるように、丸洗いできるものを選びましょう。
汗やフケなどがついてしまっても洗濯をすればきれいに落とすことができます。
またそうする事でダニのエサもなくなりますし住みにくい環境をつくることができるでしょう。
丸洗いできれば、まくらに住み着いていたダニもやっつけることができるため、いつでも清潔な状態にすることができます。
素材によっては丸洗いできないものもありますので、購入する際はよく確認してからにしましょう。
特にウレタン関係はできない場合が多いようです。
湿気もたまりやすいためダニを気にする人にはあまり向いていないかもしれません。
天日干しや乾燥機を使う
まくらを洗えない場合でもダニを退治することはできるでしょう。
ダニは乾燥を嫌います。
一番いいのはまくらを天日干しにする事ですが、お天気のいい日にベランダでもいいので日光がよくあたる場所に置くようにします。
両面一度に天日干しできればいいですが、無理な場合はそれぞれ2、3時間ずつ、裏返しながら行うといいでしょう。
また最近はまくら専用のハンガーなども売られていますので、そういうものがあるとわざわざ裏返さなくていいので楽かもしれません。
お天気が悪い日でも乾燥機などを使えばダニを退治することができますので、自宅にある場合はこちらも利用してみるといいでしょう。
乾燥機の場合は高温にして1時間程度ですむため、急いでいる場合はとても便利かもしれません。
多少電気代はかかりますが、いつでもできますし乾燥機に入れるだけでいいので手間もかからないでしょう。
時間を見つけてこまめに乾燥させるようにしましょう。
カバーの洗濯も忘れずに
まくらのカバーなどもできるだけ洗うようにしましょう。
まくら自体のお手入れも大事ですが、ダニを心配するなら実際に肌に触れているカバーもきれいにしておく必要があります。
毎日取り替えるのが一番望ましいですが、しんどいなら3日に1回くらいは洗濯するようにしましょう。
またカバーの取り換えが面倒な場合はタオルなどで代用してみるといいかもしれません。
まくらに巻き付けるだけなのでとても簡単ですし、思いついた時にすぐに新しいものと交換することができます。
アレルギー専用のものを使う
最近はアレルギーの人専用にダニがつきにくいまくらなども売られています。
人によっては忙しくてこまめにまくらのお手入れができないという場合もありますので、こうしたものを活用してみてもいいでしょう。
ダニが入り込みにくいような繊維を使っていたり、縫い目のないものなどいろいろな工夫がされています。
またアレルギーの人専用のカバーなどもありますので、併用すればかなり防げるのではないでしょうか。
普通のものと比べるとやや高価になりますが、毎日使うものですし寝苦しいのも困ります。
特に喘息などは一度発作がおきるととても苦しいので、様子を見ながらこういった専用のものに取り替えてあげるといいかもしれません。
まくらをダニから守ることができれば体への負担も軽減できるでしょう。
まとめ
まくらはダニにとってはとても住みやすい環境です。
体のためにもダニは排除する必要がありますが、そのためには素材にこだわったり、天日干しにするなどある程度努力も必要になってくるでしょう。
またお手入れするのがしんどい場合はアレルギー専用のまくらなども便利かもしれません。
ダニ対策がされているため体にかかる負担も少なくてすむでしょう。