妊娠中の悩みを解決!その秘密は骨盤ベルトだった
妊娠中に冷え性や便秘を経験したという人が多いのをご存知でしょうか。
もちろん妊娠ということで体に変化が生まれていることも要因の1つと考えられますが、実は、それだけではないということが最近になってわかってきました。
実は、その体の異変の原因は、骨盤の歪みが引き起こしている場合があるのです。
そこで今回は、妊娠中に陥りやすい体の不具合と骨盤の歪みの関係性とともに、骨盤の歪みを解決する簡単な方法。
骨盤ベルトの正しい使用方法を交えてご紹介していきたいと思います。
目次
体の歪みにより引き起こされる体の不具合
妊娠中には、お腹の中に赤ちゃんがいることで妊娠前に比べると体を支えるバランスというのは、背中を反ったり時には体を前にかがめたりするなど赤ちゃんが大きくなるにつれて少しでも体にとって楽な姿勢をとりがちです。
実はその体にとって楽な姿勢というのは体を支える体幹を使わずに骨だけで体重を支えていることになります。
そのため、骨だけで体を支えることを続けていることで、骨に特異な癖がついてしまい結果として体の歪みを引き起こしてしまいます。
一度体に変な癖が身についてしまうと意識して姿勢を正す、補正する以外に直す手立てはなくなります。
もし、何も手を打たなかった場合に考えられる襲われる不具合としては、「冷え性」「便秘」「肌荒れ」「基礎代謝の悪化」「むくみ」「猫背」などの症状が考えられます。
姿勢が悪くなると血行が悪くなることから、血流によって栄養たっぷりの血液が血管を通って身体中に栄養を届けることができにくくなることで足がむくんだり、肌荒れや、基礎代謝の低下ということにつながってきます。
そうならないためにも、妊娠中な普段の生活でも姿勢というのは常に正しておく重要性を理解しておくことが重要と言えます。
体の歪みを直すおすすめの方法
体の歪みを引き起こしている原因の1つは、体幹が使われていないということです。
体幹とは、体の芯となる部分であり体全体を骨だけでなく体幹を中心とした筋肉で体重を支えるということを意味しています。
そのため、体幹を鍛えることで体重は骨盤の上でしっかりと支えられるだけでなく、背筋を伸ばし猫背の予防や血流を促進するなど良い効果をもたらしてくれます。
しかし、筋肉がない状態でいきなり背筋を伸ばしても長続き増しません。
そこで、便利グッズである「骨盤ベルト」を使用します。
骨盤ベルトは正しい位置にさえ装着すれば特別にトレーニングをすることもなく、常に着用している間は、骨盤が固定されているので骨盤の歪みを強制的に防ぐことができます。
体に染み付いた癖も骨盤ベルトを使用することで予防することができる場合があります。
ただし、効果はあくまでも骨盤ベルトを着用している間だけとなりますので、本当の効果は骨盤ベルトを抜いた後といえます。
骨盤ベルトを妊娠中に巻く際のメリット
妊娠中は、これまで以上に活発に女性ホルモンが生成されることから妊娠初期には特に体の不調を感じる場合が多く見られます。
その為、体が辛いということから楽な姿勢でい続けることを無意識でも強いられてしまうので、骨盤ベルト矯正してあげる必要があります。
もし、骨盤ベルトで矯正をせずに辛いつわりなどを経験している場合は、骨盤が徐々に歪み始めていくことで子宮を圧迫してしまう場合があります。
それだけ妊娠中の姿勢や骨盤ズレというのは重要なことなのです。
体の調子が良くない時や自力でお腹が大きくなりつつある過程では骨盤ベルトの力を借りることも1つの心強いサポーターであると思うことも良いでしょう。
骨盤ベルトは正しい位置につけないと意味がない
骨盤ベルトを実は間違った位置に装着している人が多いというのをご存じでしょうか。
骨盤ベルトは、装着が難しく説明書を読んでもイマイチ正解が分からずそのまま自己流でとりあえずお腹周りに巻いているという人が多くなっているのですが、骨盤ベルトは骨盤の上からつけてこそ効果を発揮します。
腰ではなく骨盤を締め付けることをイメージして装着します。
おすすめ装着方法は、仰向けに寝転び両膝を三角に折りたたんでいる状態を作った後に、足先からお尻の辺りを通過して骨盤の上でしっかりと固定してから起き上がる方法が良いです。
仰向けでいることにより重量の影響でお腹は立ち上がっている頃と比べると凹んだ状態になっておりより正確に骨盤にベルトを着用しやすくなります。
着用してからずれてくる骨盤ベルトの悩み
自宅にいるときにしっかりと骨盤の位置に着用していたにもかかわらず、外出先で立ったり座ったり、歩いたりしているうちに骨盤ベルトの位置がずれてきたという経験をしたかた多くおられます。
歩くことで衣服につられたり筋肉の流れにより骨盤ベルトがずれてしまうことは長年の悩みの1つでした。
こまめにその都度直すしかなかったのですが面倒というのは正直なところです。
そこで最近の骨盤ベルトを開発しているメーカーの中には骨盤ベルトがずれにくい構造に特化して造られたものも登場しています。
例えば、下着メーカーのワコールでは、凹凸の少ない裁縫方法を採用しており、摩擦がすなく衣服のスレにより骨盤ベルトがずれにくくしています。
他にも、Y字構造にしていることで背中を2点で支えることもできるので、ウォーキングによる筋肉の動きを2点からバランスよく支えることでこちらも骨盤ベルトのズレを予防してくれます。
出産後のスタイルの悩みは骨盤ベルトが解決
出産に近づくにつれて女性の体は、出産の準備に入ります。
女性ホルモンも活発に働くようになり「リラキシン」というホルモンの影響により骨盤を支える靭帯が緩み始めていくことで、お腹は大きくなりさらには骨盤は広がっていくことでお腹周りがポッコリとしてきます。
また出産後には、お尻の周りの骨である大転子が外側にひろがっていることからお尻が大きくなったように見えます。
また、出産直前はあまり歩き回ることができないことから足の筋肉が落ちることで脂肪の燃焼効率が一時的に悪くなってしまうので、お尻や足周りには脂肪がつきやすくなってしまいます。
しかし、このような症状は出産を経験した女性ならば普通のことであり自分だけが特別ということではないので安心してください。
そして、一度開いた骨盤であっても骨盤ベルトを出産した後に着用することで、徐々に骨盤が閉じ始めていきますし、体を引き締めることで矯正することができます。
特別に筋トレをするというのは辛い気がしますが骨盤ベルトは着用するだけなので簡単でおすすめです。
骨盤ベルトの需要増加
最近のテレビに出ているママさんタレントの方々を見ると出産を経験した後でもすっきりとしたお腹周りになっているのをよく見かけます。
お金を持っているからお金をかけてお手入れしたと思いたいところですが、やはりお金だけでは妊娠後の体をケアすることは難しいかもしれません。
そのためにも、妊娠前の筋肉量まで体を鍛えなおしたり、骨盤の開きを修正することが必要です。
実際にママさんタレントが使用した骨盤ベルトも紹介されていることもあり、若い主婦の方々の間でも妊娠前のスリムでスタイルのよい体に取り戻せるという期待感が高まっていることが骨盤ベルトに対する見方を変え、需要の増加へと繋がっています。
今では、「トコちゃんベルト」だけでなく「マタニティーベルト」という呼ばれ方をして新商品が続々と登場しています。
骨盤ベルトのある生活へ
骨盤ベルトは、決して着用している間が快適なのかというとそうではありません。
骨盤を締め付けているので、歩きにくいことや圧迫感を感じることにもなります。
しかし、その圧迫感こそが普段の生活ではなかなか作り出すことができない骨盤お矯正に必要な圧力です。
日々のトレーニングと骨盤ベルトの矯正能力を合わせて1日でも早く骨盤のズレを改善できればと思います。
まとめ
骨盤ベルトを使い始める時期は、妊娠中や出産後など多岐にわたります。
特に妊娠中は、お腹の中に赤ちゃんがいるので、締め付けるようなことをすると成長に影響するのではと思うところですので、私のおすすめはできれば出産後の骨盤が開いた状態で矯正すること。
それまでは、しっかりと筋肉や体幹を鍛えて普段から猫背にならず筋肉で背骨を支えることができる筋力を手にしておくこと重要と言えます。
ぜひ、骨盤ベルトで産後の体型を取り戻していただければと思います。