腰痛になったら改善したい行動⑤ 電車通勤を楽にするの9つの方法

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ただ立っているだけなのが一番つらい、という腰痛の方、いませんか?人を待っているとき・プレゼンで前に出て説明するとき・列に並んでいるときなどありますが、やはり電車通勤、特に満員電車が苦痛ではないかと思います。

電車通勤を楽にするの9つの方法を説明します。


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満員電車で立って通勤することは、腰へのダメージがとても大きい

もともと乗客が少ない電車であったり、始発から乗れる、という人はとてもよい通勤電車環境です。しかし、みんながそんな環境とは限りません。

特に都市部では、通常時間の出社では基本的に満員で、座るなどとても無理、という状況ではないかと思います。

通勤電車、特に満員電車で立って通勤することは、腰へのダメージがとても大きいです。その理由として以下が挙げられます。

  1. 電車の揺れに耐える必要がある
  2. 他者から押されるのに耐える必要がある
  3. 座っている人の足の投げ出しやスーツケースの持ち込みなどにより、無理な態勢を強いられる
  4. 駅に到着するたびに乗り降りに気を遣う
  5. つり革がいつもつかめるとは限らない
  6. 雨が降ったら傘の持ち方に気を遣う。他者の傘も気になる
  7. 荷物が多い場合、つり革を持てない

ほとんどの項目が自分で解決できない内容です。このため、満員電車で立って通勤すると、常に受け身の負担を強いられ、肉体的だけでなく精神的にも負担が増えてしまいます。


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腰痛に対しては、通勤電車で座ることが何より重要

腰痛になったら改善したい行動④ 家の中の腰痛に悪いものを捨てる」でも書きましたが、腰痛の人は、健康な人よりも何倍も腰への負担に敏感になります。腰に負担がかかると、すぐに痛みとなって現れます。

通勤電車で立っていることは、非常に大きな負担ですし、毎日のことでもあるため、腰への負担が簡単に積みあがっていきます。

通勤電車では少しでも楽な体勢をとることが重要になります。

通勤電車で腰に負担をかけないようにする方法

少しでも通勤電車での腰への負担を軽減するための方法を以下にあげます。

  1. 荷物を減らす
  2. 荷物を棚に置く
  3. ドア脇で壁に持たれる
  4. 無理に耐えようとしない
  5. 少しずつつり革に近づく

また、通勤電車で座る方法としては以下が挙げられます。

  1. 乗る電車を早くする
  2. 始発駅に行く
  3. 近くの始発駅から出た電車に乗る
  4. 特定の駅で降りる人を覚える

荷物を減らす

この目的は大きく以下の3つです。

  1. 重さを軽くして電車が揺れても体がふられないようにする
  2. 体積を小さくして他者にぶつけたり引っかかったりしないようにする
  3. 手を開けてつり革や手すりをつかめるようにする

できれば鞄を持たず服のポケットで済ませるのが望ましいです。ただ、そこまでできなくても、極力荷物を減らすよう心掛けることは重要です(参考:「腰痛になったら改善したい行動① 毎日の持ち物を見直す」)。

荷物を棚に置く

これは、棚の近くに立つという制約が付きますが、棚に荷物を置けるのであれば、置いてしまいましょう。荷物を持ったまま電車の揺れや他者からの圧迫に耐えるのは苦痛ですし、つり革・手すり持ちにくくなります。

ただ、かばんがなくなるなどのリスクは0ではありませんので、常に近くに立って、不自然な状況があればすぐに気づける距離にいる必要があります。

ドア脇で壁に持たれる

ドア脇は人の流れが澱むスペースになります。他者からの圧迫がかかりにくい上、仮にドア付近で圧迫があっても手すりや壁で支えられますので、腰への負担はかなり軽減できます。

ドア脇が空いていれば素直に利用し、空いていなくても、駅での降りる人が多い場合などは、スペースが空く可能性が高いので狙っておきます。

無理に耐えようとしない

通勤電車では乗り降りが激しく、行ったり来たりの人の流れがおきます。

この流れに逆らって耐えようとすると、返って強い力で押し返されます。通勤電車、特に満員電車は、他者を気遣っている余裕が誰しも少ない状況になっています。

下手に逆らおうとすると、人はかえって押し返そうと考え、多勢に無勢ですぐに押し出されてしまいます。

また、無理に耐えると転倒したり、荷物が引っかかったりするリスクもありますので、基本的には人の流れに乗るのが良いです。

また、電車が走行している状況でも、電車の揺れに無理に耐えたりせず、隣の人にある程度体を預けながら乗ることで、無駄に力が入るのを抑え、腰への負担を和らげます。

少しずつつり革に近づく

つり革が持てればかなり腰への負担を軽減できますが、必ずしもつり革をもてるとは限りません。

満員電車の場合、乗った時点でつり革に近づくのは困難ですが、少しずつでもつり革に近づくようにしましょう。

最初は、通路の奥の方に進んで、耐えます。

やがて、大きな駅で、座っている人がおり、その前に立っていた人が座ると、そこにスペースができますので、椅子の前のスペースに立ってつり革を持つことができます。

運が良ければ、別の駅で椅子が空くことも期待できますので、あきらめずにつり革に近づきましょう。

乗る電車を早くする

ここからは電車で座るための方法になります。まず手っ取り早いのは、乗る電車をいつもより早い時間にすることです。30分程度早くすると、意外なほど乗客が減る場合があります。

どのくらい早くすると座れるようになるかは、路線や時間によりますので、いくつか試してちょうどよい乗車時間を見つけましょう。

始発駅に行く

始発駅が通勤途中にある場合は、途中その駅でおりて、始発電車に乗り換える方法があります。この場合、通勤の所要時間が長くなりますので、時間に余裕をもって通勤するようにしましょう。

すでに始発電車待ちの列ができている場合もありますので、通常より早めに家を出発する形になります。

ただ、始発駅の場合、座れる可能性が高くなりますので、始発電車の列のどのあたりまでが座れるか試しておきましょう。

始発駅が、通勤方向と反対の場合、あえて始発駅方向に向かうことで、確実に座れるようになる場合があります。
ぜひ一度、時刻表を見ながら最適な電車の時間を探してみてください。

近くの始発駅から出た電車に乗る

路線の終端ではなく途中の駅から始発電車が出る場合、乗客が少ない場合があります。自分の駅の近くに始発駅がないか調べてみましょう。

案外1時間に数本近くの始発駅から電車が出ている、という場合もあります。

乗客の数が単純に少なければ、座れる可能性も上がりますので、始発駅から発車する電車を探してみましょう。

特定の駅で降りる人を覚える

通勤電車の場合、ほとんどの人が毎日決まった駅で乗り、決まった駅で降ります。ですので、自分が乗った駅の近くの駅で降りる人が見つかれば、座れる可能性が高まります。

ただし、相手が席を立ったら自分が座れるように、相手の目の前に立つ必要があります。毎日のことになりますので、相手に不審がられないよう自然にふるまいましょう

まとめ

以上、通勤電車での腰痛に対する課題と対策を書いてきました。通勤電車は毎日のことですし、腰への負担が非常に大きいため、真っ先に取り組みたい改善項目になります。

改善の仕方は色々ありますが、必ず効果が出るとは限りません。時には、家を会社の近くに引っ越す、車・自転車を使うなど、大きな変化も想定しなければならないかもしれません。

いずれにしても、日々のことを少しでも改善して、腰への負担を軽減できるよう、取り組みましょう。




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