電車の椅子でも腰痛対策! 腰痛の時の電車の椅子の座り方のポイント5つ
腰痛の時は、椅子に座るとさらに腰痛が悪化する人もいるでしょう。
特に、電車の椅子のような比較的に浅いと言える椅子の場合、腰にはあまり良いとは言えません。
でも疲れていたら座りたいものです。
そこでここでは、腰痛の時の電車の椅子の座り方のポイントを5つほど紹介していきたいと思います。
座るならばこうして座りましょう。
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背もたれに背中がつくように座る
まず大切なことは、電車の椅子の背もたれに背中がつくように座るという事です。
電車の椅子に座る時には、あまり深く座らない人も多いかもしれません。
でも、電車の椅子だって椅子であることには変わりはありません。
椅子であるという事は、背もたれまで深く座った方が腰痛にとっては良いのです。
でもなぜ背もたれまで深く座った方が腰痛にとって良いのかわかりますでしょうか?
それは、背もたれまで深く座ることによって、背筋の支えが出来るからです。
大切なのは、背もたれに背中をつけることではなく、楽に背筋を伸ばせるかどうかです。
何もないところで背筋を伸ばすよりも、あきらかに背もたれという支えの前で背筋を伸ばした方が楽です。
楽ということは無意識でも長時間良い姿勢をキープできるようになるという事です。
つまり、腰に悪い姿勢になりづらいという事になるのです。
だったら当然そうするべきなのです。
すいている席に座るのもポイント
電車の椅子というのは不思議なもので、深く座る人と浅く座る人が軽く交互になるように座ることが多いです。
もちろん空気を読まずに、人がいてもお構いなしで椅子に深く座る人はいますが、多くの人が隣の人が深く座っている場合には椅子に深く腰掛けません。
そういうことがあるので、電車の椅子に深く腰掛けたいと思った時、人が座っているところの隣に座ってしまったら、深く腰掛けづらいでしょう。
ということはつまり、腰痛対策として電車の椅子でしっかりと深く腰掛けていこうと思ったら、なるべく人がいないところに座るようにするべきだという事になります。
そのためには、なるべく空いている車両を選ぶことも大切になってきそうです。
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端っこに座るようにする
腰痛の人が電車の椅子に座る際には、なるべく端っこに座った方が良いでしょう。
それには二つのメリットがあるからです。
まず一つは、それを支えに出来るという事です。
背筋をなるべくまっすぐにしようと思った時、背もたれだけではなくそうした支えが他にあった方が、より真っ直ぐにしやすくなることは当然です。
高さ的に合わない人もいるかもしれませんが、その高さでも支えになるという方には、それはかなり助かるでしょう。
もう一つの利点は、立ち上がる時、或いは座る時の腰の負担を軽減できるという事です。
支えがあるのですから、座る時にも立つときにも、その支えに力を預けながら動けば、腰に力をいれなくてもすむようになります。
腰痛が痛むのはやはり、腰に力を入れた時が多いです。
だから、腰に力を入れなくも良いというのは、大きなメリットだと言えます。
特に立つ時には助かる
特に立つときには助かるでしょう。
深く座っている分、立つときにはどうしても腰に強い負荷がかかってしまうのです。
そんな時腰の力で立とうとしたら、余計に腰痛が悪化してしまう可能性は大いにあります。
だから、なるべく端っこに座るようにしてください。
端っこが空いたら移動する
端っこはあまりあいていることがありません。
なので、たまたま自分が乗った時に端っこがあいていたら間髪入れずにそこにすわりましょう。
もしあいていないようでも、自分が乗っている間にそこがあく可能性は多いにあります。
もしそこが空いたら、出来ればそこに移動していくと良いでしょう。
お尻のポケットに何も入れないで座る
電車の椅子に座る際には、お尻のポケットに何も入れないで座るという事もすごく大切だと言えるでしょう。
お尻のポケットに何かを入れて座ると、それが邪魔で自然と腰をくねらせるようになります。
なんとなく想像は出来るかもしれませんが、腰をくねらせてしまうというのは、腰にとって負担になります。
さらにお尻の下に何かがはいっていたら、そのお尻を浮かしたくなるでしょう。
つまり、足を組んでしまいがちになるのです。
腰をくねらせるのも腰に悪いですが、足を組むという事も同じように腰に悪いと言えます。
つまり、お尻のポケットに何かを入れていたら、二つの悪い腰に悪いことがおこると言えるのです。
基本お尻のポケットには何も入れない
それは当然電車の椅子だけではなく、どこに座る時でも言えることです。
もちろんオフィスの椅子に座る時だってお尻の下に何かあれば、それを嫌がり、足を組み、腰をひねり避けようとするでしょう。
定食屋さんやファミレスなどで座る時だってそれは同じです。
どこに座るにしてもお尻の下にものがあるというのは良くないのです。
そこにしかソレを入れることができないというのであれば仕方ないところがありますが、もしそうでないのであれば、それは避けた方が良いでしょう。
軽くあごを引いて座る
腰痛の人が電車で椅子に座る時には、軽くあごを引いて座るのがおすすめです。
なぜ軽くあごを引くのがおすすめかわかりますでしょうか?
それはすごく簡単な話です。
あごを引いて座らないと、背もたれまで深く座った場合、全体が後傾姿勢になってしまうからです。
腰によい姿勢というのは、腰から首までが全体的にS字になっている姿勢です。
その体勢ならば上手く体重の重さを分散できて、腰痛になりづらいと言えます。
では、あごを引かないで電車の椅子に深く腰掛けていたらどうなるでしょうか?
その場合には、全体がCの反対向きのようなシルエットになります。
つまり、全体的に反っているようなシルエットになるのです。
それだと結果的に上手く体重を逃がしていくことができないと言えるでしょう。
それどころか普段そんな姿勢なかなかとることはないので、普段かからない余計な負荷すらも腰にかかってしまうと言えるでしょう。
だから、しっかりと深く座り、背もたれを利用するのであれば、ある程度あごを引いて座らないとならないと言えるのです。
両足をしっかりと地面につける
電車の椅子に座る時には、両足をしっかりと地面につける事も大切になります。
完全に足を組まなくても、人は椅子に座っていると軽く足をクロスさせることはあります。
たとえば左足はつま先だけ地面につけるようにして、その曲がったかかとの上に右足の足首を乗せるようにして、本当に軽く足を組む事もあるでしょう。
でもそれも良くありません。
その姿勢だと、しっかりと足の方に体重を逃がしていくことができないのです。
かかとをしっかりと両足とも地面につけて、そっちの方に体重を逃がしていけるようにして座らないとなりません。
膝を曲げすぎるとついついかかとがうきがちになるので、しっかりとかかとを地面につける時には、膝の角度で調節していくと良いでしょう。
膝の角度を90度くらいにしていけば、自然とかかとはしっかりと地面につきます。
まとめ
腰痛の人が電車の椅子に座る際には、これらの5つのポイントを抑えておくことをおすすめします。
本当にちょっとしたことではありますが、これらのことを意識しているのといないのとでは、やはり腰にかかる負担は大きく違ってきます。
それは、電車に乗る距離が長くなれば、時間が長くなればなるほどに大きくなっていくでしょう。