女性は骨盤が歪みやすいので冷え性や腰痛になりやすい!?その理由を徹底解説!
女性は男性に比べると冷え性になりやすく、靴下を何枚も履いて寝る人もいます。
その冷え性は、骨盤の歪みが原因になっているかもしれません。
女性と男性では骨盤の作りが違うことにより、女性は骨盤が歪みやすくなっています。
そして、骨盤が歪んでしまうと血行が悪くなり、冷え性や腰痛を引き起こしてしまいます。
それでは、どうして女性は骨盤が歪みやすいのでしょうか?
ここでは、そのことについて詳しく説明していきます。
女性は男性よりも骨盤が歪みやすい?
一般的に男性よりも女性の方が冷え性や血行不良の人が多いといわれています。
このことは、骨盤の歪みが深く関係しています。
そして、冷え性やむくみ、肩こりや腰痛などは、特に更年期に起こりやすい症状ですが、女性ホルモンの乱れが影響して自律神経のバランスが崩れることにより、血行が悪くなり症状として表れます。
また、女性と男性の骨格の作りは異なり、女性の骨盤は男性に比べて歪みやすいことから、血行が悪くなり、冷え性や腰痛を引き起こしてしまいます。
骨盤の歪みが影響して出る症状
日常の何気ない姿勢や妊娠や出産の影響で、骨盤は歪みやすくなります。
骨盤が歪んでしまうと体幹が弱くなり、血液やリンパの流れが悪くなります。
そのため、体の代謝が低下してしまいます。
そして、骨盤の歪みが影響して神経を刺激してしまうこともあり、神経痛を引き起こすこともあります。
また、血行が悪くなることや、内蔵が下の方に落ちていくことから太りやすくなります。
その他にも、冷え性・むくみ・腰痛・便秘・関節痛・慢性疲労・肌荒れなどの症状が起こりやすくなります。
骨盤が歪むことにより、このような色々な症状を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
女性と男性の骨盤の違い
骨盤の形の違い
人間の骨格は基本男性も女性も同じ作りをしていますが、男性と女性の骨盤の形は違っています。
一般的な男性の骨格は女性に比べると太く丈夫な感じになっていますが、女性の骨格は男性に比べると細い感じがします。
そのことは骨格だけでなく、骨盤の形や質も違っています。
男性の骨盤は下の部分が短く、上の部分は長くなっており、すり鉢のような形になっています。
そして女性の骨盤は、女性特有の丸みを帯びており、お椀の形のように広くなっています。
このように男性と女性とでは、骨格や骨盤の形が違っていることから、骨盤の歪みやすさも違ってきます。
女性の骨盤は胎児を守るための形をしている
女性は赤ちゃんを産むことができます。
そのことはとても苦しみを伴いますが、男性にはできないことなので、赤ちゃんが産めることは女性の特権といって良いでしょう。
そして、妊娠し出産するには、骨盤がお椀のような形をしているほうがお腹の中で赤ちゃんが成長しやすく、産みやすいのです。
お腹の胎児は弱く守らなければいけないので、骨盤が丸く広い形をしていることにより、お腹の中で胎児を安定させて守ることができます。
それと、出産の時に胎児が通る産道を広くし、通りやすいようにするために女性の骨盤の底は深くなっています。
このように、女性には赤ちゃんを産む機能があるので、男性と女性の骨盤の形や質は違っています。
そして、骨盤の形が違うことにより、骨盤の歪みやすさも違ってきます。
女性は血行が悪くなりやすい骨格?
女性の骨盤の中は器官でいっぱい
男性よりも女性の骨盤の中にはたくさんの器官が入っています。
男性は膀胱や尿道や直腸が骨盤の中に入っていますが、女性はそれらと女性生殖器官である子宮や卵巣や卵管が入っています。
そのため、女性は骨盤が広くなっていますが、骨盤の中はいっぱいになっています。
このように女性の骨盤の中は器官でいっぱいになっているので、それが原因で血管を圧迫し血行が悪くなってしまう場合があります。
したがって、女性は男性よりも冷え性や腰痛になりやすいといえます。
月経前の子宮の膨らみが冷え性を悪化させることも
女性には月経という生理現象があります。
月経前になると子宮は少し膨らむので、それが血管を圧迫して血行が悪くなります。
そのため、月経前に冷え性が悪化する人は、このことが原因になっている可能性が高いといえます。
それと、女性は出産する時に、胎児を生みやすくするために骨盤を開くので、それが原因となって血行が悪くなってしまいます。
したがって、赤ちゃんを生む機能をもっている女性は骨盤が歪みやすく、妊娠出産をすることにより骨盤は歪んでしまいます。
普通は、出産をしてから骨盤の開きは徐々に正しい位置に戻っていきます。
しかし、妊娠をしなくても、日々の悪い姿勢やクセなどによって骨盤は歪んでしまいます。
血行が悪くなる原因は骨盤の歪み
女性ホルモンが乱れると血行が悪くなりますが、骨盤が歪んでも血行は悪くなるので注意が必要です。
そのため、歳を重ねて更年期になると冷え性になる人がいますが、それは更年期による女性ホルモンの乱れが原因ではなく、骨盤の歪みが原因の可能性もあります。
したがって、冷え性や腰痛などを引き起こさないためにも、骨盤の歪みを予防したり矯正することが大切です。
骨盤が歪んでいるのか確認する方法
日頃、冷え性や腰痛や便秘に悩まされている人は、骨盤の歪みによる血行不良が原因かもしれません。
そこで、骨盤が歪んでいるのか確認する方法を紹介します。
骨盤の歪みは辛い症状を引き起こすので、これから紹介することを参考にして、骨盤が歪んでいるのか確認することをおすすめします。
両側の骨盤の高さを測る
まずは、床の上で仰向けに寝てみましょう。
その後、骨盤の両側を手で触れます。
そして、両側それぞれの骨盤の高さを手で測ります。
この高さとは、床からお腹側までの骨盤の高さになります。
測り方は、指を目安に測ると良いでしょう。
このように骨盤の高さを測り、左側と右側の高さが違うと、骨盤は歪んでいることになります。
右側が高い人は左側に骨盤が歪んでいます。
逆に左側の方が高い人は、右側に骨盤が歪んでいます。
このように簡単に骨盤の歪みを確認することができるので、興味のある人はやってみましょう。
そして、骨盤の歪みは、ストレッチや姿勢を正すことで矯正できます。
また、骨盤ベルトを使用することで矯正することができますので、骨盤の歪みで悩んでいる人や、骨盤が歪んでいるかもしれないと思っている人は、これらの方法で骨盤を矯正すると良いでしょう。
骨盤の歪みを矯正する簡単なストレッチ
では、簡単な骨盤の歪みを直すストレッチを紹介します。
まずは、立っている状態で脚の幅を骨盤の長さに開きます。
そして膝の力を抜き、腰を大きく円を描くように回します。
この時、腰を回すことよりも骨盤を意識して回すと良いでしょう。
これを右回り左回り30回ずつ行います。
次に仰向けになり、両手は体の横に置き、両膝を立てます。
そして、呼吸をゆっくりしながら両膝を右側か左側に倒します。
この時、右と左の膝を離さないとこが大切です。
両膝を倒したらその姿勢のまま10秒待ちましょう。
その後、両膝を元に戻し、今度は反対側に倒します。
これを右側と左側合わせて10回行います。
これらの簡単なストレッチを行うだけで、骨盤を矯正することができるのでやってみましょう。
まとめ
以上説明してきたように、女性は赤ちゃんを産む機能があることにより、骨盤が歪みやすくなっています。
そのため、冷え性や腰痛などの症状を引き起こしやすくなります。
しかし冷え性は骨盤の歪みだけでなく、筋肉量も深く関係しており、女性は男性よりも筋肉量が少ないため、冷え性になりやすいのです。
ですが、男性よりも女性は骨盤が歪みやすいので、立っている時や歩いている時、座っている時の姿勢にも注意する必要があります。