たくさんある「西川」ってどうなっているの?寝具王国「西川」を理解して良いまくらを探す方法
まくらを選ぶ際には有名な寝具メーカー「西川」の情報は外せませんが、「東京西川」「京都西川」「西川リビング」...その他数々の西川があって迷ってしまいます。
良いまくらがありそうですが、多くの「西川」の関連が複雑で情報も集めも難しいので、つい敬遠してしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。
まず西川グループの構造や多くの「西川」の関連について整理して、スムーズにまくら探しができるようにご説明します。
それから多くの西川のまくらの中からおすすめ品をピックアップしてご紹介します。
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目次
西川グループについて
「西川」は創業1556年という約450年の歴史を持つ寝具メーカーです。
「西川」で検索するといくつもサイトが出てきますが、寝具を買うために押さえておきたいのは以下の6つの西川です。
●東京西川
●京都西川
●西川リビング
●昭和西川
●日本橋西川
●心斎橋西川
「西川」は元々「西川甚五郎商店」が中心となって寝具の販売店や製造業者や卸業者をまとめていたのですが、それが昭和22年に解体して、傘下にあった業者や子会社や支店がそれぞれ独立して別会社になったため、今日のように多くの「西川」が存在するようになったのです。
数々の「西川」はグループとして「西川」という名前やロゴは共有していますが、すべて別会社です。
どこかが中心でまとめているわけではないのですが、規模の点から「東京西川」が中心的な存在です。
「東京西川」は屋号で、会社名は「西川産業(株)」です。
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製造販売している西川メーカーは4つ
「東京西川」「京都西川」「西川リビング」「昭和西川」の4つが独自の自社製品を開発製造しています。
公式ホームページで製品を販売するほか、それぞれが全国に販売店を持っています。
「東京西川」と「昭和西川」は東京、「京都西川」は京都、「西川リビング」は大阪を拠点にしています。
「東京西川」と「京都西川」と「西川リビング」は提携関係にありますが「昭和西川」はその中に入っていないのでサービスなどの関連性はやや薄いです。
上記3メーカーは提携関係にはありますが、それぞれ自社開発製品があり競合しているので、他メーカーとシェアして販売している商品は限られています。
販売だけの西川小売店は2つ
「日本橋西川」と「心斎橋西川」は製品の製造はしない小売店で、店舗と公式ホームページで西川ブランドの商品を販売しています。
「日本橋西川」は東京、「心斎橋西川」は大阪を拠点にしています。
これらの店は西川ブランドの商品を広く扱って販売しています。
東京西川、京都西川、西川リビング、昭和西川の製品をいっしょに取り扱っているので、消費者にとっては便利です。
例えば東京西川の「エアー」は京都西川では買えませんが、日本橋西川では買うことができるという具合です。
「西川」は以上にご紹介した6つの他にも、寝具の一部の製造を請け負う子会社や西川の布団カバーを製造する会社など、いくつか中小の西川関連会社があります。
これで西川グループのことが少しお分かりいただけたでしょうか?
次は4つの西川メーカーの、それぞれのおすすめまくらをご紹介します。
東京西川のおすすめまくら
医師がすすめる健康枕シリーズ
整形外科医師の監修で開発したまくらです。
「後頭部」「首」「肩」を支えることによって快適な眠りを生み出す「三点支持理論」がすべてのまくらに生かされています。
肩こりに悩む人のための「もっと肩楽寝」、首こり用の「もっと首楽寝」、柔らかく女性のなで肩にフィットする「もっと寝顔美人」、横向き寝専用まくら「もっと横楽寝」、成長するお子様用の「コピロ」など、様々なまくらがあります。
どのまくらも高さを調節できるようになっていて、それぞれのニーズに合わせた細やかな機能が快適な眠りを補助します。
肩こり、首こりに悩む人、横向き寝の人、使っているまくらが合わないと思っている人におすすめのまくらです。
エアー3D、4D
数々のアスリートがマットレスを利用する「西川エアー」シリーズのまくらで、最新のメカニズムで頭部を支える構造を持っています。
エアー3Dは、波型形状のウレタン素材で抜群の頭圧分散と通気性を実現して、高反発と低反発の両方の利点を生かしたクッション性で頭部をサポートします。
高さや硬さは数種類の中から選べます。
エアー4Dは、ウレタンを格子状に組み込んだ素材で、内部にジェル素材を組み込んで睡眠中の温度上昇を防ぎます。
頭圧分散性と通気性に加えて、中央がくぼんだ形状から安定性があり、横向き寝にも対応します。
オーダーメイドピロー
東京西川の一押しは「オーダーメイドピロー」です。
それぞれの人の体格や根姿勢に合わせて14か所の調整をして、その人にだけ合うまくらを作ります。
中に入れる素材も6種類の中からお好きなものを選べます。
シンプルに仕立てる「Fits」とコットン素材にこだわった「自由自在」があります。
オーダーメイドなので来店する必要がありますが、全国の販売店で対応しているので、日本中で手に入れることができます。
京都西川のおすすめまくら
浪越枕
京都西川と指圧で有名な「浪越アソシエイツ」が共同開発して作ったまくらです。
まくらを5つの部分に分けて、頸椎から後頭部の負担を軽減する構造にしています。
首から肩にかけてフィットするカーブの設計になっています。
適度なクッション性で寝返りを助けて、肩と首の負担を減らしてストレートネックを改善します。
寝たままできるセルフ指圧ガイドブック付きです。
自然な寝返りがうてるまくら
睡眠の専門医が開発したまくらです。
人間は睡眠中に何度も寝返りを打ちますが、その際の負担を軽減することで肩こりや首こりを防ぐまくらです。
異なる硬さで頭部のくぼみにしっかりフィットする「フィットレール構造」で睡眠中に楽に寝返りが打てるようにしています。
体形や好みで高さが調整できて、横向き寝にも対応しています。
西川リビングのおすすめまくら
ピローギャラリー
西川リビングと睡眠環境科学研究所と整形外科医が共同開発したまくらです。
洗濯機で洗えて清潔を保つことができます。
肩口にフィットするデザインで横向きになっても快適な眠りが続けられます。
3つの層を重ねる構造で高さを調節できて、硬さも4タイプから好みのものが選べます。
自分好みの快適な寝心地が作れるまくらです。
ホテル仕様マシュマロタッチ枕
世の中は健康ブームで高反発、低反発、医師監修まくらがあふれていますが、ただとにかく柔らかく贅沢な寝心地が欲しいという人におすすめのホテル仕様のまくらです。
クッションのような弾力性があり、マシュマロのような柔らかさで深い眠りを誘います。
家庭で高級ホテルの贅沢な寝心地が味わえます。
高さが調節できる中袋がついています。
昭和西川のおすすめは「ムアツまくら」
「昭和西川」といえば「ムアツふとん」などで有名な「ムアツ」のブランドがあります。
ムアツの構造を生かした「ムアツまくら」も好評で様々なバラエティがあります。
「ムアツ」は特殊なウレタンフォームの表面に凹凸があるもので、床ずれ防止のために病院用に開発されました。
寝返りが打ちやすい反発力を保ちながら、体に触れる表面の面積を減らすことで突き上げ感を減らして柔らかい寝心地を作る構造です。
また凹凸の形状は体圧を水平、放射状に分散させて体に負担がかからないようにします。
このムアツ構造をまくらに応用したのが「ムアツまくら」です。
パイプで高さ調節ができる「ムアツまくら5000」、3D構造でゆったりサイズので高さも調整できる「ムアツまくら10000」、S字カーブが頭を無理なく支える「ムアツ枕ニュータイプ」、帝人エコメッシュ生地を使用した「ムアツまくらエコメッシュ」、高弾性、高通気性、低反発など好みのものを選べる「ムアツスリープスパピロー」など、様々なタイプのムアツまくらがあります。
どのムアツまくらも頭部や首や肩の負担を減らして質の良い眠りをサポートします。
まとめ
一見複雑な寝具メーカー「西川」のことが少しご理解いただけたでしょうか?
西川は4つのメーカーに分かれていますが、どのメーカーも数々の優れた製品を開発製造しているので、まくらや寝具をお探しの方は是非情報を集めて比較検討してみることをおすすめします。
ここでご紹介したまくらは膨大な種類の西川まくらのごく一部です。
ご説明した西川の情報を参考にして、各西川の情報サイトにアクセスしてご自分に合ったまくらを見つけてください。