実は両方とも大切!腰痛にならない為の適切な椅子と机の高さとは
腰痛になるのは、デスクワークが原因であることが多いです。
デスクワークが原因と言うと、デスクワークの際に使っている椅子が原因であると思う方が多いですが、実は腰痛になるのには椅子だけではなく、机も関係しています。
椅子と机の両方のバランスを良くしないと、腰痛になってしまうのです。
では、椅子と机は、どういう高さにすれば正解なのでしょうか?
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肘が直角になる高さが正解
椅子と机の高さとして適切なのは、椅子に座り、机に向かって肘を曲げた時、その肘が直覚になり、肘から先が地面と平行になるという高さです。
机が高すぎたり、椅子が低すぎたりしたら、肘の角度が90度よりも狭くなり、ひじから先の角度は並行ではなく、やや肘から肘先に向かって上昇していくようなイメージになるでしょう。
その逆で机がひくすぎたり椅子が高すぎたりしたら、肘の角度は90度よりも広くなり、手は下に下がっていくイメージになります。
そのどちらの姿勢になるのも腰痛にとっては良くないと言えます。
でもなぜ、肘の角度が重要になってくるのでしょうか?
それは肩こりに関係しています。
肩こりが腰痛に繋がる
肘の角度が悪く、上手く手の重みを机に分散させることができない状況でいると、どうしても肩には多大な負担がかかります。
ということはそれが原因で肩こりになります。
肩こりになるのであれば腰痛は関係ないではないかと思うかもしれませんが、実は肩こりと腰痛は密接な関係があります。
肩がこってしまうと、それをなんとか軽減しようと、身体は自然といろいろな姿勢をとるようになります。
椅子が高すぎたり、机が低すぎたりして手が下がっているようであれば、なんとか楽にしようと無理に後傾してしまったりします。
逆の場合は猫背のような形になることが多いでしょう。
でもそうした姿勢はどちらも腰にとってすごく負担となります。
だから、椅子と机の高さのバランスが悪いと腰痛になるといえるのです。
肘の角度には注意して高さを決めていってください。
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目線の高さにディスプレイがくるのが理想
さらに理想を言うのであれば、目線の高さにディスプレイがくる高さが理想になります。
目線の高さにディスプレイがくるとクビに余計な負担がかからなくなります。
頭というのは意外とすごく重たいです。
だから、ディスプレイが下の方にあると、それだけですごく負担になります。
ずっと下を向いてないとならないということになりますし、ずっと下を向いているということは、頭の重みを首の力で支えていないとならないということになります。
逆に机が高かったり椅子がひくかったりして、ディスプレイが上にありすぎると、今度はずっと上を向いていないとならないので、結局首への負担はかなりのモノになります。
それも、肩こり同様に腰痛に繋がるものになります。
首もカバーしようとしてしまう
当然ながら、肩こりだけでなく、首がこっていたとしても、身体全体でなんとかソレをカバーしようとしてしまうのが人間の身体です。
だから自然と体勢はおかしくなっていくでしょう。
ましてや首というのは、肩よりもさらにこりやすいところですから、そうなる可能性は極めて高いと言えるでしょう。
なので、ディスプレイの高さは目の高さにすることがおすすめです。
ディスプレイをしっかりと目の高さにしていければ、首に自然なカーブがかかるようになります。
首の骨に自然なカーブがあらわれれば、それによって頭の重みを分散することができますし、そのままの流れで腰にも綺麗なカーブが現れるようになるでしょう。
腰の骨は、全体的にカーブをしている状態が理想です。
そのカーブを首の置き方によって作り出せるのであれば、そうしない理由もないと言えるでしょう。
是非こういう風に調節していってください。
ただししっかり足がつく高さでないとならない
こうして机の高さと椅子の高さを調節しようとすると、マレに足がギリギリきちんとつかなくなる位の高さになることもあるでしょう。
机の高さが調節出来ればそうなることはなく、椅子と机をそれぞれバランスよく調節していけるようになるはずですが、机の高さ調節は、出来ないものもたくさんあります。
その場合、椅子で高さを調節するしかなくなりますが、椅子だけで高さを調節すると、どうしても身長の小さい人などは、足がつらくなることもあるでしょう。
でも、足はしっかりと両方とも地面につけておかないとなりません。
足を伝って重さを分散する
なぜなら、そのしっかりと付けた足を伝って重さを分散していくからです。
足をつかないでいると、体重の重みは全て腰のあたりに来ることになります。
ということはそれだけ腰がうける負荷が増していくということです。
でもしっかりと足を付けば、多少の重みは足にきます。
立っている時にも腰は疲れるものですが、どちらかというと足の方が疲れます。
あれは、しっかりと両足を地面について、体重を足に分散しているからです。
もちろん立っている状態と座っている状態では多少体重のかかり方が違うので、立っている時ほど足に分散されることはありませんが、それでも確実に分散はされます。
だから、椅子に座る時には足をしっかりとつくべきなのです。
身長が足りない人は足置きを使って調節すると良い
身長が足りなくて足が付けられない場合は、どうやって椅子と机の高さを理想の高さにしていけば良いのでしょうか?
それは特別難しいことはありません。
もし身長が足りなくて、椅子と机の高さをなかなか理想通りに出来ない場合は、椅子の足もとに足置きを使えばいいのです。
それはフットレストとも呼ばれるものですが、そういうものを使っていけば、まるっで足元だけ地面が高くなったようになります。
そうして足元だけ地面が高くなれば、椅子の高さと机の高さを理想通りにしたまま、かつしっかりと両足を地面につけることが出来るようになります。
何も、実際に地面にしっかりとつかなければならないということはありません。
両足をしっかりとつける目的が、体重を分散することなのですから、その体重をしっかりと分散させることができればそれでいいのです。
そしてそのために役に立ってくれるのが、フットレストです。
身長が小さい人は、フットレストを購入してみるのがおすすめです。
机を変えるのもアリだが…
身長が小さい人の机と椅子の高さ調節法として、机を変えるというのもアリです。
机を高さ調節出来るタイプにしてしまえば、まず間違いなく足がしっかりとつかないということはなくなるでしょう。
でも、オフィスで自分だけ机を変えるというのはいささかおかしな話です。
家で仕事をする時だったり、あるいは自分の机は自分で用意するというような環境であればそれも問題ないでしょうが、なかなかそういう人もいないでしょう。
だから、机を変えるという方法は、あまり実現性の無い方法ではあります。
その点フットレストは導入していることすら誰にも気が付かれない可能性もありますし、気がついても特別誰も何も気にしないでしょう。
だから、ベストなチョイスだと言えます。
まとめ
腰痛にならないためには、椅子の髙さだけではなく、机の高さにも気を払い、肘の角度や首の角度、そして足がしっかりと両方とも地面につくようになることを意識して調節していってください。
すると、長丁場のデスクワークによる腰痛も、少しはおさえられるようになるはずです。
仕事のクオリティを上げるためにも、こうして腰痛にはしっかりと対処していきましょう。