腰痛にいいのは高反発マットレスだけではありません!腰痛の予防と改善に効果てきめんの敷き布団、ムアツふとんについて
最近はベッドで眠る人が増えてきているせいか、腰痛予防と改善に高反発マットレスを愛用しているという人も多いようです。
しかし一方では、畳の部屋や板の間に敷き布団を引いて眠るという人もまだまだ少なくありません。
そこで今回は腰痛に悩んでいるという人にぜひおすすめしたい、畳や板の間、そしてベッドでも使えるスグレモノの敷き布団、ムアツふとんについて紹介していきたいと思います。
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目次
ムアツふとんが誕生したきっかけについて
ムアツふとんは高反発や低反発のマットレスが普及する以前に、日本で開発された敷き布団です。
もともと病院で長期間寝たきりになっている患者さんの床ずれ防止用として、主に医療機関向けに開発されたものでした。
そして臨床試験用として病院で採用された際には、床ずれの予防に優れた効果を発揮したということで高い評価を得ました。
そこで発売当初には全国医師協同組合連合会の推薦を得て、1980年当時は厚生省より病院用基準寝具として使用を認められたのです。
以後、一般家庭用にも販売経路を広げ、現在のような健康寝具として販売されるようになりました。
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腰痛予防と改善の秘訣は、たまご型のウレタンフォーム
ムアツふとんの素材は適度な硬さを持った特殊なウレタンフォームです。
そのウレタンフォームの表面に縦のたまご型の点をたくさん並べることで、上下から加えられた体圧を立体的にうまく分散することができ、何十キロもある人間の体重が掛かってもヘタることなく耐えることができるのです。
ちなみにこの縦のたまご型の点の形状はすでに宇宙ロケット開発にも生かされていて、そこからヒントを得た昭和西川という会社が、床ずれや腰痛、肩こりの予防と改善に効果的なムアツふとんという優れた敷き布団を誕生させたのです。
高反発マットレスは腰痛に効果的ですが…
高反発マットレスは腰痛には確かに効果的で、寝返りも打ちやすいということで人気を集めています。
ところが高反発マットレスの反発力が強すぎると寝返りが打ちやすい反面、腰が突き上げた感じになりかえって負担が掛かってしまうのです。
ところがムアツふとんの場合はたまご型の点で支えることによって、反発力を感じる面積を極力減らして反発力が強くても腰に負担が掛からず、常に快適な寝姿勢でいられ寝心地が良い敷き布団に作られているのです。
さらに身体が圧を感じにくくするために、たまご型の凹凸の間隔を55㎜にしてありますので、やわらかい感じでありながらしっかりと支えられているという安心感があり、リラックスして眠りにつくことができます。
たまご型の点が寝返りを打てない人の睡眠もサポート
ムアツふとんのたまご型の点は寝返りをサポートするだけでなく、ケガや病気などで身体が不自由で寝返りが打てない人の睡眠もしっかりとサポートしてくれます。
寝返りが打てないと体圧が掛かっている部分の血流が妨げられるため、腰痛を発症する原因になります。
寝たきりの人の場合は特に仰向けのままの姿勢なので、なおさら腰痛が悪化してしまうのです。
ところがムアツふとんは背骨の自然なS字形カーブを保ち、連続したたまご型の点のフォルムが体圧を放射状にうまく分散してくれるので、身体が沈み過ぎず血液の流れも妨げませんので腰痛などのつらい痛みの予防、改善につながるのです。
ニーズに応えた多種多彩なムアツふとんがそろっている
ムアツふとんはできるだけ個々のニーズに応えるよう、多種多彩な敷き布団がそろえてあります。
フロアタイプとベッドタイプ
ムアツふとんには畳や板の間に敷いて使用するフロアタイプと、ベッドやマットレスに敷いて使用するベッドタイプがあります。
年配の人の場合は畳や板の間で眠りたいという人が多いのですが、さらに年を重ねて高齢になると、今度は立ち上がる時に足腰に負担が掛かるということでベッドに変えるという人も多いようです。
そこで畳や板の間、ベッドに適した敷き布団を用意し、より腰痛の予防や改善、快眠できるよう2タイプから選べるようになっています。
丸めるのべタイプと3つのブロックの三つ折タイプ
ムアツふとんには丸めて収納するのべタイプと、3つのブロックから構成されていて三つ折にして収納する三つ折タイプと二つのたたみ形状があります。
眠る時に敷き布団やマットレスの折り目が気になるという人には、腰のあたりがヘタりにくい丸めてマジックテープで止めるのべタイプのものがおすすめです。
一方、収納性を重視する人の場合は、コンパクトに折りたためることができ収納しやすい三つ折タイプが人気です。
通気性の良い2フォームと快眠重視の3フォームタイプ
ムアツふとんはウレタンフォームの構造が、2フォームと3フォームの2種類のタイプから選べるようになっています。
2フォーム構造になっているムアツふとんの場合は、2重構造の下層に無膜ウレタンを使用することで通気性を大幅にアップし、夏の暑い季節や湿度の高い時期でも涼しく清潔に使用できるようになっています。
一方、凹凸ウレタンフォームを3つの構造に重ねてある、3フォームタイプのムアツふとんの場合は、2フォーム構造になっているものに比べるとさらに身体が沈み込まない構造になっているため、より質の高い睡眠と疲労回復効果を実感することができるようになっています。
尚、2フォームのものは高さ8cm、3フォームのものは高さ9cmになっています。
従来のものに比べてより清潔に使える
ところで厚みのある敷き布団やマットレスの場合は湿気がこもりやすく、カビやダニが発生しやすいといったデメリットがあります。
ところがムアツふとんの場合は通気性の良いウレタンフォームを使用し、さらに中間層の空気の流れを良くするためにポケット構造にしてありますので、通気性が従来の敷き布団やマットレスと比べておよそ2倍も向上して湿気がこもりにくくなりました。
お手入れも簡単で、風通しの良い場所に立てかけておくだけでカビやダニの発生を防ぎ、長期間清潔に使用し続けることができるようになっています。
また側地にはバクテリアの繁殖を抑えるポリジン加工が施されていますので、イヤなニオイも抑制されて常に快適に使用することができます。
側地は取り外して洗濯機で丸洗いもできるので、汗をかいても常に清潔に使用できます。
慢性的な腰痛だけでなくケガや病気による腰痛にも!
ムアツふとんは慢性的な腰痛の予防と改善だけでなく、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどのケガや病気による腰痛にもしっかりとしたサポート力を発揮します。
ぎっくり腰や椎間板ヘルニアを改善するには医師の治療が必要ですが、治療中でも眠る時には腰に負担や痛みができるだけ生じないようにしたいものです。
またケガや病気で長らく横たわっていると床ずれの原因にもなりますが、ムアツふとんならばつらい床ずれも予防でき、長く横たわることで起こる腰痛もかなり軽減されます。
家庭用の敷き布団としてだけでなく病院のベッド用の敷き布団としても安心して使用できる、それがムアツふとんの魅力であるといえます。
ちなみにムアツふとんはネットのホームページで身長と体重を入力すれば、身体と好みに合った反発力のムアツふとんを選ぶことができるようになっていますので、腰痛で悩んでいる人は一度見てみてはいかがでしょうか?
まとめ
ムアツふとんは現在のような高反発や低反発マットレスが誕生するかなり以前に、1971年から発売された敷き布団ですが、マツコ・デラックスさんのCMで初めて知ったという人も多いようです。
ムアツふとんはたまご型の点が重要なポイントになっていますが、体重に応じた反発力を選ぶこともでき、誰でも快適な睡眠を得ることができて腰痛の予防と改善に優れた効果を発揮する敷き布団です。
今までのマットレスや敷き布団に不満がある人には、ぜひ一度試してもらいたいと思います。
きっと腰痛のない、さわやかな朝の目覚めを実感することができるかと思います。