「オーダーメイドまくら」ってどうなの?実際に作ってみた感想と、既製品との違いとは?

まくら

睡眠って、ものすごく大事な要素ですよね。

ぐっすり眠れたか、そうでないかによって、翌日の体調が、激変することは年齢を重ねるごとに、痛感させられる事実でもあります。

そんな快適な睡眠のためのマストアイテム、「まくら」ですがなかなか、しっくりくる「まくら」に出会えないという方も多いのではないでしょうか。

私自身も、そんな悩みを抱える一人でした。

けれども、先日、「オーダーメイドまくら」を購入し、その悩みから解放されたのです。

その経緯と、「オーダーメイドまくら」について、詳しくお話したいと思います。

あなたの快適な睡眠のため、ぜひご一読ください。



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「オーダーメイド枕」は、どこで購入すればいいの?

オーダーメイド枕ブランド「PILLOWSTAND」とは?

私自身が、購入した枕は、「PILLOWSTAND」というメーカーの商品。

400年以上の歴史がある寝具メーカー「東京西川」がプロデュースする「オーダーメイド枕」ブランドです。

東京都、千葉県、神奈川県、栃木県、兵庫県には、メーカー専門の店舗が設置されており、直接、店舗に出向いて、作成してもらうことが可能です。

ただし、土日は混雑が予想されるとのことですので、事前に店舗の予約フォームや、電話で、予約しておくことが望ましいようですね。

店舗が設置されていない地域では、どうすればいいの?

期間限定ショップとして、上記以外の場所でもオープンしている場合があるようです。

それでも、そんな遠方にまで出向くのは無理とおっしゃる方はご自身がお住まいのご近所にある大型ふとん店で取扱がないか確認してみることを、おすすめしたいと思います。

私自身も、「PILLOWSTAND」の店舗が設置されていない地域に住んでいるのですが近所のふとん店に確認したところ、取り扱いがあるとの返答でした。

これなら、わざわざ遠方まで足を運ばなくて済みますし、なにより、メンテナンスが気軽に行えて、便利ですよね。



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「PILLOWSTAND」の担当者や施設とは?

「眠りのソムリエ」って、どんな人?

訪れたのは、商業施設の一角にある、大型ふとん店。

地元では、有名なお店で、店内は平日でも人でごった返しています。

人混みをかきわけて、レジの店員さんに「枕を作りたいんですけど・・・・」と申し出ました。

にこやかに「少々お待ちください」と返答した後、すぐさま、担当者に連絡を。

どうやら、「PILLOWSTAND」が「眠りのソムリエ」と称する特別な担当者がお手伝いして下さるようですね。

すぐに現れたのは、眼鏡をかけて、ちょっと上品そうな雰囲気をかもし出した、50代くらいの女性。

穏やかで、まったりした印象の方で、まさに「眠りのソムリエ」にふさわしい、癒し系の方でした。

彼女に別の場所に案内され、いよいよ、私の「枕づくり」がはじまったのです。

「ピロースタンド」って何?

案内された場所は、「ピロースタンド」と呼ばれるオーダーメイド枕を作成する方のための、スペース。

カントリー風の外国の屋台のようなオシャレなスタンドになにやら、かごに入った大きなマカロンみたいな品物が陳列されています。

よくみると、かごに入ったそれは、枕の素材。

実際に触れて、感触を確認できるよう並べているものだとわかりました。

なるほど、実際に触れてみないと、素材の違いってよくわかりませんよね。

いよいよ作成、その前に、まず行うことは?

まず決定すべきこと、「タイプ」はどれ?

まず、はじめに決定するのは、作成する「タイプ」。

3つのタイプの中から、選択します。

「レギュラータイプ」は、税抜き価格で、9800円

6種類の素材から中身を選ぶことができ、保証は1年間で、その期間は無料で再調整が可能です。

「プレミアムタイプ」は、税抜きで、15800円

こちらは、厳選された3種類の素材から、中身を選択でき、保証は2年間で、その期間は無料で再調整が可能です。

「レギュラータイプ」より、さらにアップした感触を追及される方に、おすすめなのだそう。

さらに究極の「オーダーメイド枕」を追及する方には、「完全オーダーメイド枕」がおすすめ。

税抜き価格で、25000円と、枕にしては、高額ではありますが、永久に無料で再調整できるだけでなく首の長さや、寝返り後の姿勢にまで、こだわりぬいた、まさに世界で一つの、あなただけの枕です。

どれにしようか、かなり、迷ったのですが、はじめてのオーダー枕ということもあり、まずは「レギュラータイプ」を試してみることにしました。

「レギュラータイプ」は、ホームページでは、1年間保証と記載されており、ここでもそのように表記したのですが、実際のお店では、2年間保証だと言われました。

購入される場合には、この点も、再度、確認しておいた方がよいかもしれませんね。

枕はどんな形?

素材にはどんなものがあるの?

「レギュラータイプ」「プレミアムタイプ」の場合、枕自体が4つのポケットに別れており、それぞれに、素材を詰め込んで、最適な枕を作成する構造となっています。

「完全オーダーメイド枕」の場合は、このポケットがさらに多く、上下2段、それぞれ7つ、合計14カ所に分かれています。

素材にも、それぞれの特徴があり、「レギュラータイプ」は「マイクロファイバー」「パフ」「エアセルパイプ」「アクアビーズ」「備長炭パイプ」「そば殻」の6種類から、「プレミアムタイプ」は「ソロテックス粒わた」「柿渋シンセビーズ」「ミニ備長炭エアセルパイプ」の3種類から、「完全オーダーメイド枕」は「エンジェルフロート」「ソロテック粒わた」「パフ」「エンストマー銅パイプ」「ミニ備長炭エアセル」「そば殻」の6種類から、選択することが可能です。

ちなみに、やわらかめの枕が好みである私は、この中から「マイクロファイバー」を選択しました。

好みは人それぞれであり、自分の好みの素材を選べるというのは、実にありがたいですよね。

「洗えるもの」や「時間の経過とともに入れ替えが必要なもの」「消臭性があるもの」など素材独自の特徴もありますので、確認して選択しましょう。

「眠り」に関する事前の情報収集も必要!

素材を決めると同時に「眠り」に関する問診も行われます。

基本的な内容は、「眠りについて気になることがあるか」「どんな姿勢で眠るか」「現在使用している枕はどんなものか」「敷寝具はどんなもので、何年くらい使用しているか」などです。

とっさに質問されると、記憶があやふやだったり、明確な返答ができなかったりしますので事前に確認しておくと、よいかもしれませんね。

これらの内容は「まくらカルテ」と呼ばれるカルテに新しい枕の作成情報とともに記載されます。

いよいよ作成!その手順とは?

計測の際の注意点とは?

いよいよ、作成のための計測開始。

実際にベッドに横になって、測定を行い、パット上のものを入れたり出したりして感触を確かめながら、枕の構造を決定していきます。

この際、注意したいのが、測定時の服装。

実は、枕づくりを甘く見ていた私、厚手のパーカー付きのトレーナーを着ていったら、「脱いでいただかないと正確な測定ができませんよ」と言われてしまいました。

微妙な感覚が重要となる枕づくり、細かい点にも気を配りたいものですね。

実際に枕を作成したら、再度確認!

データーを元に素材を詰めて、枕が出来上がったら、もう一度、枕をしてベッドに横になり、寝心地を確認してみます。

その際に、「高くしてほしい」などの要望を伝えれば、それに応じて、素材の量を調節してくれます。

お店のベッドと自宅の環境は、まったく同じではありませんし、あとでいくらでも調節できますので、この時点では、あまり神経質にならず「とりあえず決めておく」くらいの感覚でよいでしょう。

最後に決定した、素材の量を、先ほどの「まくらカルテ」に記載し、作業は完了。

待ち時間もほとんどなく、トータル30分程度で作業は終了しました。

実際に使用してみて、どう感じた?

正直、使用し始めて、1週間くらいは、「しっくりこない」という感じでした。

以前の枕をかなり長期間使用していたこともあったと思います。

けれども、1週間を過ぎたころくらいからでしょうか、ずいぶんと寝返りが楽になって、ぐっすり眠れるという感覚が味わえるようになってきました。

使用して、3カ月くらい経った頃、悪くはないけど少し、高さに物足りなさを感じ始めたので、電話で相談してみました。

担当者に相談すると、敷寝具の具合によってもベストな枕は変わってくるので、不具合を感じたら遠慮なく持参してほしいとのこと。

早速持参し、中身の量を少しだけ、増やしてもらいました。

どう変わったかと聞かれると、うまく表現できないのですが、「すっぽり収まった感じ」「なんだかちょっといい感じ」とでも言えるでしょうか。

おかげで、さらに快適な眠りを確保でき、満足しています。

まとめ

今回のことで、強く感じたのは、「まくら」というのは本当に繊細で、ほんの少しの調整で、格段に心地よくなるものであるということ。

既製品の枕では、その点が補えず、具合はよくないけど、買ってしまったから仕方ないと我慢している方が多いのではないでしょうか。

「オーダーメイドまくら」を利用すれば、確かに、ちょっとお値段は高めにはなりますが、人生の大半の時間を費やし、活力の源ともなる、貴重な睡眠のため、このくらいの出費は惜しくないと感じるのは、私だけではないはずです。

試しに、ちょっとお店を訪れて、話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか。

結果的に、もっと早く足を運んでおけば良かったと、感じることになるかもしれませんよ。






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