不快な膝痛をアロマでケア!女性におすすめのアロマオイルは?
階段の昇降やちょっとした動きで感じる膝痛。
身体に痛みがあると、毎日の生活が憂鬱なものになってしまいますよね。
そんな時におすすめなのがアロマオイルです。
精油のいい香りで気になる膝をケアするのです。
膝痛に効果的なアロマオイルでマッサージを行えば、気分も和らぎ膝痛を忘れてしまうかもしれません。
特に女性におすすめのアロマを見てみたいと思います。
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目次
膝痛で老いを実感してしまう…
肩こりや腰痛、膝痛は中高年になると誰もが感じる体の不調です。
中でも膝痛は50代以降の人ならほとんど誰もが感じるようになります。
中高年以降の膝痛の主な原因は膝軟骨の減少と言われています。
では、膝軟骨が減少するとどうして膝痛が発症してしまうのでしょうか。
人間は軟骨のおかげでスムーズな動きが可能!
人間の身体には350もの関節があります。
膝もそのうちの一つ。
通常、骨と骨の継ぎ目である関節は軟骨によって覆われています。
「骨」という字が入りますが、軟骨は骨ではありません。
軟骨の成分は90パーセントが水分です。
ですから表面はつるつるで、とてもなめらか。
軟骨が骨の継ぎ目にあるおかげで、私たちはスムーズな動きを行うことが出来るのです。
また、軟骨は骨と骨のぶつかり合いを防いでくれるクッションの役割も持っています。
水分豊富な軟骨が骨のぶつかる衝撃を吸収し、骨が傷むのを防いでくれているのです。
軟骨は年齢とともにすり減り、再生されない
軟骨は持って生まれたものを一生使い続けなくてはなりません。
大人の永久歯のような感じと考えるとわかりやすいですね。
一度ダメージを受けると再生されにくく、減少してしまうのです。
関節が動くたびに衝撃を吸収してくれてきた中高年の軟骨は50年近くも酷使されたもの。
すり減ってしまうのも無理はありません。
軟骨がすり減るとクッションの役割を果たせなくなるため、骨同志がぶつかってしまうため周りの筋肉や靭帯に炎症や異常が起こってしまうのです。
そしてこれが膝痛の原因の一つとなってしまいます。
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膝痛が女性に多い理由とは…
一般的に、膝痛を訴えるのは中高年以降の女性に多いと言われています。
勿論男性にも多く見られるのですが、重症化した膝痛でお悩みの方には女性が多いのです。
なぜなのでしょうか。
女性は太りやすい?
中高年以降になると、新陳代謝が衰えてしまいます。
基礎代謝が下がるので、消費されるエネルギーも減少。
そのため、人間は太りやすくなってしまいます。
特に女性は男性に比べると筋肉の量が少ないので消費カロリーは男性よりも低くなりがちです。
結果として若い頃と同じくらいしか食べていないのに太る、ということになってしまうのです。
また、女性は家庭を守り家にいる人が多く、男性ほど動き回ることがない傾向にあります。
動かないので、消費されるカロリーが少なくなってしまうのです。
女性ホルモンの影響もある?
中高年になると、女性は卵巣の機能が低下し、女性ホルモン「エストロゲン」の量が著しく減少します。
エストロゲンの減少によって、関節を支えている筋肉や軟骨が衰えてしまいます。
さらにエストロゲンの減少は血行不良も引き起こします。
このため膝軟骨に必要な栄養が十分に行き届かず、老廃物や疲労物質をため込んでしまうため痛みを生じると考えられます。
膝痛改善のために!生活習慣チェック!
膝痛を感じる方がまず気をつけたいのが体重。
立っているだけで膝には大きな負荷がかかっています。
中高年になり、いわゆる「中年太り」になってしまった人は注意が必要。
急激な体重増加は膝痛を悪化させる原因です。
適度な運動を行ったり、食生活に気をつけたりするなどして体重を増加させないように気をつけましょう。
また、身体を冷やすことも厳禁。
血流が悪くなると膝痛は悪化します。
冷房の入れすぎや冷たいものの摂りすぎなどで体を冷やさないようにしましょう。
こうしたこまごました注意が膝痛だけではなく体全体の調子を上げてくれるかもしれません。
中高年以降の方は自身の生活習慣を見直し、改善しましょう。
女性ならアロマで身も心も癒されよう!
女性ホルモンの減少は膝痛の原因となるだけではありません。
いわゆる更年期障害を引き起こし、女性は肉体的にも精神的にも不安定な状態になってしまいます。
メンタルがまいっていると、膝痛にもうまく対処することができなくなるかもしれません。
膝痛には適度な運動が有効。
しかし、更年期障害によって気分が憂鬱になっていると、運動をする、例えば軽いウォーキングさえする気分にはなれないでしょう。
家に閉じこもっていると筋力は益々衰え、膝痛は悪化するばかりです。
運動が必要とわかっているけれど、どうしてもそんな気分になれないという方におすすめなのがアロマを使用したマッサージなのです。
アロマの効果ってあるの?
精油を使用した医療法は西洋では伝統的に行われてきました。
精油を用いて病気の予防や治療、心身の健康やリラクゼーションのための治療を行います。
アロマの効果については科学的ではないという意見やや非論理的であるという意見があります。
しかし、精油の香りでリラックスできて、心に安らぎを感じることはありますよね。
実際的な治療とは別の次元と考えて、痛みを感じる中で安らぎを得る方法の一つとして実施することをおすすめします。
おすすめのアロマを見てみよう
アロマは植物由来の精油で、自然の恵みが詰まっています。
それぞれが持つ独特の芳香が痛みや精神に良い影響を及ぼすと考えられています。
女性の膝痛は男性のものと異なり、メンタルにも影響している場合も多くあります。
そんな時におすすめのアロマオイルをいくつかご紹介したいと思います。
ペパーミント
冷却効果のあるアロマです。
筋肉の炎症を鎮め、熱を持つ痛みや頭痛、発熱にも効果的と考えられています。
ユーカリ
喉や気管支の痛みに有効。
筋肉痛緩和にも有効です。
ローズマリー、ジュニパー
身体を温めてくれる作用があります。
身体の冷えによる筋肉のこわばり、関節痛、首や肩のこりに有効。
解毒作用もあり、疲労物質の排出にも効果的です。
スイートマジョラム、ラベンダー、カモミール
三大鎮痛精油とよばれています。
月経痛、神経痛、メンタルの不安などに有効と考えられています。
ラベンダーとカモミールは子供からお年寄りまで安心して使用可能。
子供の皮膚トラブルや歯の痛みなどにも使用できます。
クラリセージ
女性独特の悩みにおすすめのアロマです。
月経痛を緩和し、ホルモンのバランスを整えてくれます。
ゼラニウムやローズのアロマと一緒に使うとより効果的です。
メリッサ、グレープフルーツ、レモン
爽やかな柑橘系アロマです。
メンタルの不安や頭痛などに有効。
ローズ、ネロリ
自律神経失調症に有効と言われるアロマです。
主にメンタルの部分への働きが強く、精神的苦痛から解放してくれます。
アロマオイルのおすすめ使用法
植物由来で安心のアロマオイル。
まずおすすめなのは、オイルを使用したマッサージです。
マッサージは血行を良くし、身体を温めてくれるのでおすすめ。
ただし、適度な強さと時間で無理のないように行いましょう。
他には入浴時にバスタブに入れるのもおすすめです。
バスタブに5~6滴入れ、15分以上つかりましょう。
その際、浸透を良くするために塩や日本酒を一緒にいれると効果的です。
さらに痛みがひどい時は湿布に数滴たらして使用するのもおすすめ。
ただし匂いがあまりきつくない湿布を使用した時に限ります。
まとめ
中高年になってからの女性の不調はホルモンバランスの変化によるものが多いです。
膝痛もその影響で生じることがあります。
そんな時はアロマオイルでゆったりした気分になり、リラックスするのがおすすめ。
マッサージオイルとして使用すれば、いい匂いに包まれてほっとします。
その際はまずベースとなるオイルを決めてから使用してくださいね。
ベースオイルはキャリアオイルとも言いますが、オリーブオイルやホホバオイルがおすすめです。
アロマオイルで癒しの時間を楽しみましょう。