良い睡眠をするためには自分に合った枕が必須アイテムだった
最近睡眠が大変注目されるようになっています。
健康でイキイキと生活するために良い睡眠が大切であることが注目されるに伴い、寝具にも関心は高まっています。
良い睡眠には寝具にこだわることが大切で一流のアスリートなんかも寝具にはかなりこだわっています。
そんな寝具の中でも枕が自分に合っているかどうかは、良い睡眠ができるかどうかに大きな影響を与えます。
今回は良い睡眠ができるための枕について説明したいと思います。
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目次
枕に頭だけを置くのはNG
枕って頭に置くというのは当たり前のこととして知っているとは思いますが、ただ、頭に置いたらそれでいいとは思っていませんか?
それは大きな間違いです。
枕の正しい位置というのはどこなのでしょうか。
それは自分の頭から首にかけてまで枕があたっていることです。
頭だけに枕があたっている状態を想像してみてください。
首は枕にもあたらず、敷布団にもあたらずで、どこにもあたってなくて、首と敷布団の間に空間ができている状態になると思います。
この状態というのは実は首にとても負担がかかっている状態で、首がやすまらないでいるのです。
枕は頭にも首にもあたるような位置に置き、頭も首も力を入れなくても大丈夫な状態にしてください。
また、枕を頭、首だけでなく、肩まであたるように置く人もいますが、これもよくありません。
そして枕は基本的に横長だと思います。
横幅が80センチだとしたら、中心の40センチ時点に頭の中心がくるようにしてください。
つまり枕の中心が頭にくるようにしましょう。
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負荷が均一であることが大切
枕を頭、首にあてて寝るということは大切ですが、それだけではまだ良い睡眠にはつながりません。
頭から首にかけての下にかかる負荷も気にすることが大切です。
頭と首の重みが、まくらにかかりますが、その負荷が偏らず、均一にかかっていることが大切です。
後頭部あたりが中心に枕に負荷がかかり、首の重みの負荷は枕に少ししかかかっていないという状態によく陥りがちですが、それはよくありません、首に負担がかかるし、本当にリラックスできている状態ではありません。
負荷が均一にかかっているかどうかというのは、専用の機械でもあれば正確な数値がわかるでしょうが、家庭にそのようなものはありませんよね。
ですので、感覚に頼るしかしかありません。
枕を使って、普段寝ている体勢になって、枕への負荷がどのようになっているかを感じてください。
頭ばかりでもなく、首ばかりでもない、枕にあたっているところ全体が同じくらいの強さで負荷がかかっている枕であれば、それはあなたに合っている枕の一つのバロメーターです。
寝ていてストレスを感じない感覚になれること
枕を使って普段睡眠している体勢になってみて、そこで体に何らかのストレスや違和感がある状態であれば、枕が合っているとは言えません。
ストレスというのは、痛みや、ハリや楽でないなどの感覚を指します。
「楽だな」とか「一切力も入れずにいられる」という感覚になれることが大切です。
また、以前から使っている枕というのは、慣れがあるので、そういった良い感覚になりがちですが、実は全然自分には合っていない場合がありますので、そこらへんの「慣れ」と勘違いしないよう気をつけてください。
背骨から頭に欠けて一直線になっている
自分が寝ている姿勢を鏡でみるとよくわかると思いますが、寝ている体勢のとき、背骨が敷布団と平行に続くようになると良いです。
背骨の上には首の骨や、頭蓋骨がきますよね。
その首の骨と、頭蓋骨の中心線が背骨と一直線(敷布団に対して)になるような高さの枕を選びましょう。
つまり、枕を置いて寝たときに、背骨、首の骨、頭蓋骨の中心線が敷布団に対して並行、一つの線で結ばれるような姿勢であるのが理想です。
枕が高すぎる場合は、首や、頭蓋骨の中心線は敷布団に対して斜めになるし、枕が低すぎても逆方向に斜めになります。
そうならないちょうどよい高さの枕を選びましょう。
そのためにも寝ている姿勢を鏡で見て、背骨、首の骨、頭蓋骨の中心線を想像し一直線になっているかを確認してみましょう。
良い睡眠のバラメーターは3つ
いよいよ自分に合っていると思われる枕が用意できたら、その枕を使ってあとは寝るだけですよね。
そしていざ寝てはみるものの、本当に自分に合っていて、良い睡眠ができているかどうかというのはどうやって確認したらいいのでしょうか。
良い睡眠が本当にできているかどうかは3つの視点から確認することができます。
1つめは朝目覚めたときに夢をみた覚えがない状態でいることです。
人間は寝ている間なんらかの夢をみているのですが、浅い眠りの場合はみた夢を思いだせますが、深い眠りの場合はみた夢を思いだせません。
いわゆる爆睡したなあって感覚のあとって夢見た記憶すら朝にはないと思いますが、そういった状態であれば、しっかりと寝られていると思われます。
2つ目は途中で目が覚めないことです。
深い眠りであれば、ちょっとやそっとのことでは起きません。
浅い眠りだと、ちょっとした物音や暑い、寒いといった気温の変化、尿意で起きてしまいます。
3つ目は起きたときに前日の疲労がとれているかどうかです。
目の疲れ、筋肉の疲れ、頭の疲れなどさまざまな疲れがありますが、起きたときにどの程度疲れがとれているかを今までと比較して、疲れが今までよりとれているなと思えるようでしたら、良い睡眠がとれているといえます。
オーダーメイド枕っていうのはあるけれど
枕が世間でも注目されるようになってきてからオーダーメイド枕という言葉もよく聞くようになりました。
枕をオーダーメイドできるのです。
プロのスタッフがあなたに合った枕を作ってくれるのです。
どういった枕にしたらいいのか全然わからないと思う人にはおすすめしたいです。
オーダーメイド枕の業者もいろいろありますが、よくあるのは、あなたの姿勢や骨の曲がり方を専用の器具で確認し、その姿勢、骨の曲がり方にあった、枕を作ってくれるというものです。
ですので、基本的には、その作ってくれた枕で寝ることで、背骨から、首の骨、頭蓋骨の中心線までが一直線に近い状態になるだろうし、頭にばっかり負荷がかからず、首にも枕があたるようにはなると思います。
ですから、合っているといえば合っているのですが、あなたに最も合っているベストの枕ではない可能性も十分あります。
枕の高さや形は大切ですが、枕の素材や、硬さというのも大切です。
枕の素材や、枕の硬さがあなたに合っていること、つまりあなたが心地よく感じられる、楽に感じられる素材、硬さであることが大切です。
こればっかりは感覚によるところが大きいです。
いろんな素材、硬さの枕を体感してみて、最も心地よく感じ、楽でいられる枕の素材、硬さを選び、そして、あなたに合った高さ、形の枕にしましょう。
オーダーメイド枕以外では
ちなみにオーダーメイド枕は値段がやはり高いです。
そして、オーダーメイド枕によっては、自分の調整つまり高さや、形を変えられるものもあります。
その場合、ちょっと自分に合わないなと感じるようであれば、調整したらいいので非常に便利です。
オーダーメイド枕がもし高いし、抵抗があるようでしたら、既存の枕から選ぶことや、既存の枕を購入し、自分で調整するという方法もあります。
例えば購入した枕の中に、折りたたんだバスタオルをいれて、全体を高くするだとか、巻いたバスタオルを枕の端に入れ、そこに首が当たるようしてみることで首に枕が十分あたるようにするといったように、自分で作ってみて、合っている枕をつくることだってできます。
まとめ
自分に合った枕って、実はかなり多くの要素があることが今回わかったかと思います。
良い睡眠をするための枕選びは決して簡単ではありません。
そして、自己流だけでは良い枕も選べません。
インターネットの記事や、専門家の意見も聞きながら、枕を選ぶことが失敗しないコツといえます。
しかし、それだけではなく、自分の感覚すなわちその枕を使っての感覚も大事にしなければなりません。