腰痛対策にはクッションが便利!おすすめの使い方と注意点
腰痛の対策をするなら、クッションを導入するのがおすすめです。
クッションを使えば、腰への負担を和らげることができるため、腰通の予防や改善には最適なのです。
しかし、ただ何となく使っていたのでは、思うような効果を得られないこともあるので、使い方には注意しなければなりません。
そこで、腰痛対策に効果的なクッションの使い方と、注意点について説明しましょう。
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椅子に座るときの使い方
自然な姿勢を維持する
椅子に座るとき、クッションを背中に挟むようにすると、姿勢を正すことができます。
腰痛には、姿勢が大きな影響を及ぼすので、この効果はとても重要です。
椅子に座っていて猫背になる人がいますが、これは背骨が不自然な形に曲がってしまうため、そこから腰の痛みへとつながっていきます。
そのため、なるべく背中が曲がらないように、背筋を伸ばす必要があるわけです。
背筋が伸びていれば、背骨が自然なS字カーブになっているので、腰に負担がかかることはありません。
とはいえ、自力で背筋を伸ばし続けるというのは、なかなか大変なことです。
短時間ならなんとか維持できても、長時間となると、疲れてどうしても背中が曲がってきます。
しかし、クッションを背もたれに置けば、そのサポートをすることができます。
背中にフィットしたものを使えば、座り心地も良く、楽に姿勢を維持することができるでしょう。
座面の硬さを解消する
椅子に座るときは、座面の硬さも、腰への負担にかかわってきます。
座面が硬すぎるると、圧力が腰に跳ね返ってしまうため、腰痛にはよくありません。
そこで、座面との間にクッションを敷くことが有効となります。
クッションの柔らかさが、圧力の跳ね返りを和らげ、腰のダメージを軽減してくれるのです。
ただし、柔らかすぎるものは、姿勢を安定させることができず、逆に負担が大きくなります。
そのため、硬すぎたり柔らかすぎたりしない、適度な硬さを意識しましょう。
また、クッションの大きさにも注目です。
小さすぎると体がフラフラしてしまうので、座面に敷くなら少し大きめのものが適しています。
しかし、椅子から落ちるようでは落ち着いて座れないので、大きめでありながらも、椅子に合ったサイズを選びましょう。
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車を運転するときの使い方
シートの角度を調節する
車を運転する時に気をつけなければならないのは、腰の位置です。
車のシートは、少し沈んでいるため、腰が膝よりも低い位置になることが多いですが、これは、腰に負担をかける座り方です。
そのような状態だと、背骨が自然なカーブを維持できないのです。
そのため、なるべくフラットな状態になるよう調節する必要がありますが、シートの高さを変えられない車も多いです。
そこで、クッションを使った調節が有効となります。
シートとお尻の間にクッションを挟み、腰が低くなり過ぎないようにすれば、自然と正しい姿勢になります。
腰が沈んだままで長時間運転したりすると、かなりの負担がかかってしまいますが、この方法で姿勢を正せば、楽な姿勢で安全な運転ができるのです。
体の反っている部分にあてる
シートの背もたれに体を預けたとき、腰の部分は少し反った状態になります。
人間の背骨はそのようにできているので、これは自然な形なのですが、その状態を維持するためには背筋を伸ばし続けなければなりません。
しかし、長距離の運転ではそれも困難なので、椅子に座るときと同様、クッションを挟んでサポートする必要があります。
運転中の腰痛に悩んでいる人は、これだけでもかなり楽になるはずです。
そして、首の後ろにもクッションを挟むと、腰の負担をさらに軽減することができます。
首も、後頭部より少し前に沿っているのが自然なので、そこも同時にサポートすることで、姿勢の維持がより確実なものになるのです。
これは、普通のクッションをヘッドレストにあてるだけでも効果があるので、誰でも手軽にできます。
寝るときの使い方
仰向けのときに隙間を埋める
腰痛を防ぐために姿勢が重要なのは、起きているときだけではなく、寝るときも同じです。
仰向けで寝る場合、背骨はやはりS字になっていることが大切であり、座るときのように、腰の部分に隙間ができます。
これをクッションで埋めることで、寝ている間に腰を痛めることを回避できます。
ただし、腰にあてる方法は、腰痛の種類によっては逆効果になることもあります。
腰を反らしすぎたことが原因の腰痛には、さらに腰を反らせるような行為は禁物なのです。
その場合は、膝にクッションを入れるのがおすすめです。
膝が少し上がることで、腰は自然と下がってくるので、反りを防ぐことができます。
膝が伸びすぎないことは、腰にはとてもよい状態なので、不安な人は膝のクッションにしておけば間違いはないでしょう。
横向きのときにバランスをとる
横向きで寝るのは、基本的には腰の負担が少ない方法です。
膝と背中が適度に曲がることで、筋肉の緊張がなくなり、腰も楽になるのです。
しかし、何も使わずに横を向いた場合、バランスをとるのが難しいため、体が捻じれやすくなります。
そんな状態で長時間眠っていたのでは、腰への負担が大きくなることは確実です。
そのため、横向きで寝るときは、必ずクッションが必要になります。
両膝の間にクッションを挟めば、体が安定するので、不自然な歪みが起こることはありません。
また、抱き枕などを体全体で抱くようにするのも効果的です。
膝だけにクッションを挟んだのでは、寝返りが大きい人は外れてしまう可能性が高いですが、抱き枕であれば、その心配もなくなります。
クッションを使うときの注意点
姿勢を意識する
クッションは、よい姿勢のサポートをすることで、腰の負担を軽減してくれますが、それに頼ってばかりではいけません。
いくらよいクッションを使っていても、座り方自体が悪いのであれば、やはり腰を痛めてしまいます。
まずは自分でも姿勢を意識しないと、クッションの効果は十分に発揮されないのです。
したがって、足を組んで座ったり、頬杖をついたり、足を投げ出して腰を浮かせるといった、不自然な姿勢はやめるべきです。
クッションを腰痛の対策で使うなら、自分でも正しい姿勢を保つ努力をしていきましょう。
他にも、長時間座り続けるのをなるべく避けることも有効です。
仕事や運転でも、可能な限り休憩を入れて体を休める時間をつくれば、腰痛対策はより確実になります。
劣化したら取り換える
クッションは、長く使って入れば、必ず劣化していきます。
特に、よく使う場所のクッションは劣化が早くなるので、定期的な交換が必要です。
型崩れしたクッションをいくら使っても、それでは本来の効果は得られないので、ときどき状態をチェックしておくのがよいでしょう。
また、クッションによって劣化のスピードは異なるものですが、よい素材を使っているものは、使い心地がよい分、劣化が早いことがあります。
なるべく長持ちさせるためには、乱暴な扱いを避け、丁寧に手入れをすることが大切です。
洗濯の仕方を工夫したり、クリーニングを利用したりすれば、少しでも劣化を遅らせることができるでしょう。
まとめ
クッションを使うことは、腰によい効果が多くありますが、どれにも共通しているのは、腰に負担がかからない自然な姿勢です。
腰痛対策には、これが最も重要なポイントであり、クッションを使えば、それを効果的にサポートできます。
そのためには、自分に合ったものを選び、正しい使い方をすることが大切です。
クッションをうまく使って、日々の生活を健康的なものにしていきましょう。