腰痛持ちの方必見です。 あなたの椅子は大丈夫ですか?
日本人の10人に1人が腰痛持ちという統計があります。
デスクワークが長い人は特に腰痛に悩んでいる方が多いのではないのでしょうか。
実は体を使った仕事をしている人に比べ、デスクワーカーの腰痛は非常に割合が高いのです。
知らず知らずのうちに姿勢が崩れ、腰に負担を与え続けているのからだそうです。
この機会に高機能な椅子を検討してみてはいかがでしょうか。
12年間腰痛の私が絶対おすすめする腰痛によい椅子ランキングはこちら
腰痛の原因は座ることにあり
人間の体というのは直立したときに最適な構造に作られて言います。
つまり二足歩行をバランスよく行うために、背骨はS字形状となっているのです。
背骨はS字形状が崩れると、体のあちこちに無理な負荷がかかってきます。
このため椅子に座った時もこのS字形状が維持されることが理想的なのです。
しかし座り方を間違えてしまえばどうなるでしょうか。
またご自身の椅子と相性が悪い場合はどうでしょうか。
S字形状が崩れてアーチ状になってしまいます。
これが腰や椎間板に負担を与える原因となります。
また腰や椎間板への負担は内臓を圧迫し、肩こりや血流の阻害、疲れやすいなど様々な原因となってしまうのです。
優れた椅子は意識しないでも正しい姿勢に導いてくれる椅子と言い換えることが出来ます。
長時間のデスクワーカーの場合、安価な椅子では気付いた時には腰を痛めている場合があるかもしれませんね。
腰痛にならないためのポイントは3つです。
体圧の分散
体圧の分散のもっとも単純な考えは接触面積を広くすること、しかしこれは椅子においては現実的ではありませんよね。
クッション素材を工夫することもひとつです。
ウレタン素材などです。
しかし高機能のオフィスチェアはもっと進化しています。
高価格帯のオフィスチェアのほとんどはメッシュ素材で出来ています。
各メーカーが人間工学に基づき研究を重ねているのです。
また人間の動きに合わせて動的に体圧を分散するように設計されています。
S字形状を保つ
先ほど書いたようにS字形状を維持するということが最も大事なことなのです。
まずお尻の上あたりにある骨盤の上部が背面でサポートされること、次に、さらにその少し上の腰椎付近もサポートされること。
ここは個人差がもっとも出るところです。
そのため調節ができることが望ましいです。
後にご紹介するオフィスチェアは、非常に細かく、この部分を調整できるようになっています。
座面は骨盤を安定してサポートするために大切です。
高機能なオフィスチェアでは姿勢に合わせて自動的に座面が動くチェアもあります。
こうすることで安定して骨盤をサポートしているので腰に負担がかかりにくいのです。
自分仕様に細かく調整できる機能
S字形状を保つには自分に合わせて椅子を調整することが必要です。
普通の椅子は座面の高さぐらいしか調整できませんが、高機能チェアではおどろくほど多くの可動部があるのです。
肘掛け一つとっても髙さや内外の角度まで調整できるようになっています。
自分にとって最適な椅子に調整することができるのです。
パンフレットを読むと可動部が一覧になっていることがあります。
選択の際にはぜひチェックしてみてください。
12年間腰痛の私が絶対おすすめする腰痛によい椅子ランキングはこちら
厳選!おすすめオフィスチェア
良いオフィスチェアは値段が高いものが多いは事実です。
しかし、一流企業ではオフィスチェアに十分なコストをかける常識をご存じですか?
それだけ長時間作業を行う椅子という存在が業務効率において重要だからです。
デスクワーク、趣味の時間が長い人にとって良い椅子というのは必須アイテムですね。
腰痛を侮ってはいけません。
クリニックに通う費用を考えれば椅子に投資するのは賢い選択と言えます。
それでは腰痛の方必見、代表的なオフィスチェアを紹介してまいります。
アーロンチェア (ハーマンミラー)
1994年にアーロンチェアが発表は衝撃を与えました。
ワーキングチェアとして最も有名です。
ニューヨーク近代美術館の永久展示品となった優れたデザイン性も魅力です。
生理的彎曲とよばれる理想のS字を座った状態でサポートする椅子がアーロンチェアです。
ペリクルというメッシュ地の張りで体圧を分散、熱もこもりません。
また品質保証サポートが10年以上というのも魅力的です。
エンボディチェア(ハーマンミラー)
同じくハーマンミラー。
アーロンチェアを現代の作業しせいに合わせて進化させたとも言われています。
パソコンでの作業が多い方におすすめです。
筆記作業や書類チェックする作業などは前傾姿勢とよばれます。
一方パソコン作業は後ろに傾いた姿勢になります。
パソコン作業ではこの後傾姿勢を取る時間が多くなります。
一概に比較は出来ませんが、調整機能を比べてみると前傾姿勢はアーロンチェア、後傾姿勢はエンボディチェアが優れているという見方も出来るでしょう。
バロン(オカムラ)
日本の家具ブランドとして有名なオカムラ製作のオフィスチェアです。
先進のエルゴノミクスが生み出す快適な座り心地を実現しています。
日本人の体形にあわせて作られているので座ってみるとしっくりくる方も多いと思います。
12色のカラーバリエーションがあるのも特徴です。
お気に入りの色がきっと見つかると思います。
コンテッサ(オカムラ)
同じくオカムラ製オフィスチェアです。
イタリアのインダストリアルデザインの名門「GIUGIARODESIGN」とオカムラの共創で、椅子背面の美しく個性的なデザインが特徴です。
スマートオペレーションを基本コンセプトに、人間工学に基づいた使用感にもこだわりを持っています。
リクライニング姿勢にも優れていますので、デスクで思索するとき、一服入れるときなどリラックスすることが出来ます。
スピーナチェア(イトーキ)
座った時に自動で座面が稼働する仕組みになっています。
腰部のサポート機構(アクティブランバーサポート)が、体の密着度を高めて、腰に負担をかけません。
スピーナチェアは腰痛持ちの方の評価が特に高いことで知られています。
まさに腰痛持ちの方むけオフィスチェアと言えるでしょう。
2007年度グッドデザイン賞金賞を受賞。
本チェアの背もたれは新素材の「エラストマー樹脂」を採用。
縦リブ形状の独創的なデザインは、外観の美しさだけでなく樹脂特有のべたつき感を軽減し、快適なオフィスワークを実現します。
インスパイン(コクヨ)
座ったままで座面を無段階調整できる座面が前傾姿勢をしっかりサポート。
背もたれ部は、一本でつながったワイヤーが柔軟に背中に追従するワイヤーランバーサポートを採用。
最適な座り心地を生み出します。
ノートPCやタブレット端末の操作など前傾した作業姿勢に対応する無段階の前傾機構、理想の座り心地を実現するポスチャーサポートシートなど最新機能を搭載しています。
座る姿勢を動的に捉えるエルゴノミクスチェアの新たな進化形です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
長時間作業にとって椅子は大事な存在です。
腰痛のみならず、肩こり、背骨のゆがみ、それらが重なることによって健康生活をおびやかすことすらあるのです。
大塚家具など大きな家具店が近くにあれば、今回ご紹介した椅子の試座がまとめてできます。
購入の際には、実際に座ってみることをおすすめします。