入浴剤の効果を実感するには、どのようにすれば良い?
入浴剤を愛用している人はたくさんいます。
入浴剤はたくさんの種類があり、その効果も様々です。
でも入浴剤のいろいろな知識を知らないと、間違った使い方をしてしまうことがあります。
せっかく入浴剤を入れるのであれば、できるだけ効果を実感したいですよね。
ここでは入浴剤の効果を実感しやすい方法について、お話していきます。
適切な入浴剤の量を守って使用する
入浴剤の上手な使い方を、事前に理解しておく
入浴剤にはいろいろな効果があります。
種類によって違いがありますが、冷え性や腰痛、湿疹などの効果を期待することができます。
せっかく入るなら、十分な効果を期待したいですよね。
そのためには、入浴剤の上手な使い方を、事前に理解しておくことが大切です。
中でも適切な入浴剤の量を守りながら、使用することも重要になります。
入浴剤の量は多すぎても少なすぎても良くない
入浴剤を入れると、良い香りを楽しめて、お湯の色が変化します。
そのため入浴剤を少し入れただけでも、満足してしまう人もいるようです。
でも入浴剤はある程度の量を入れないと、十分な効果を期待することができません。
逆に量が多すぎてしまうと、入浴剤が残ってしまったり、肌への刺激が強くなってしまったりすることがあります。
入浴剤を使用して、かえって肌のトラブルが起きてしまった、というケースにならないように、十分注意しましょう。
パッケージに表示されている目安の量を確認する
私もよく湯船に入浴剤を入れますが、最初の頃は節約しようと思って、できるだけ少ない量しか入れていませんでした。
確かに少ない量では、温浴効果が弱いと感じたことがあります。
入浴剤は個包装になっている商品や、缶にたっぷり入った商品など、種類は様々です。
入浴剤のパッケージに表示されている、目安の量を事前に確認して、できるだけ量を守るようにして使いましょう。
入浴剤を入れる時間を考慮する
泡が出る炭酸ガスの入浴剤は、全部溶けてから
入浴剤はいつ入れてもそれ程変わらない、と思っている人も中にはいるようです。
私も入浴剤を使い始めた頃は、知識がほとんどなかったため、時間を気にせず入れていたことがあります。
お湯を浴槽にためると同時に入浴剤を入れて、しばらくしてから入っていたこともありました。
でもこのような使い方では、入浴剤の十分な効果は得られません。
入浴剤を入れてから、どれくらいの時間で効果が発揮されるかは、その種類によって変わってきます。
中でも入れると泡が出るような、炭酸ガスの入浴剤の場合、全部溶けるまで少し時間がかかります。
シュワシュワした泡が出てくるだけでも、効果が実感できるような、気分になる人も多いのではないでしょうか。
でも実際はこれが全部溶けきってから、効果が期待できると言われているのです。
十分な効果を期待するため、このことを念頭に置いて、入浴剤を入れると良いでしょう。
入浴剤を入れてから、2時間くらいまでに
炭酸ガスの入った入浴剤は、特に温浴効果を期待したいというような人に、おすすめの商品です。
でも入浴剤を入れてから、2時間くらいまでに、入浴した方が良いと言われています。
それ以降になると、香りやお湯の色を楽しめることはありますが、肝心な効果は薄れてしまいます。
家族がいる方は、このことを考慮しながら、入浴剤を上手に活用していくことが大切です。
入浴剤を入れるお湯の温度にも配慮する
炭酸ガスの入浴剤は高すぎると抜けてしまうことも
入浴剤を入れる時は、できるだけ高い温度のお湯に入った方が、効果が得られやすい、と思ってしまいがちです。
私も身体が温まりやすく、汗もかきやすいから、お湯の温度を高くしていたことがあります。
でもこれでは逆効果です。
炭酸ガスの入浴剤の場合、お湯の温度が高すぎると、抜けてしまうことがあります。
少しぬるいくらいのお湯で、つかる方が良いです。
炭酸ガスの温浴効果を利用しながら、ゆっくりつかるようにしましょう。
長くつかり過ぎると、身体に負担がかかることも
高すぎるお湯にいきなりつかってしまうと、交感神経が働き、血圧が上昇する恐れがあります。
急激な温度変化は、心臓に負担がかかってしまいます。
循環器疾患をお持ちの方や高齢の方は、特に注意が必要です。
浴室やお湯の温度に十分配慮して、入浴するようにしましょう。
またお湯に入ってリラックスした状態になると、副交感神経が働くようになります。
でも入浴剤を入れると、気持ちが良くなり、ついついお湯に長くつかってしまいがちです。
でも長すぎる入浴は、かえって身体に負担がかかる原因にもなるので、十分注意しましょう。
入浴剤を入れて半身浴やストレッチを行うと効果的
半身浴は身体を芯から温め、血行を促進させる
入浴剤を入れて半身浴などを行うと、さらに効果的です。
身体を芯から温めることができて、血行を促進させることができます。
効果的に入浴剤を使ってお風呂に入ると、出た後も身体が温まった状態を、持続させることができます。
軽いストレッチで、肩こりを解消
炭酸ガスの入った入浴剤は、筋肉のコリを解消させる効果が期待できます。
年齢とともに肩こりが酷くなった、と訴えている人が多くいます。
私は40代ですが、以前より肩こりが酷くなりました。
特に疲れた日は大変です。
でも入浴剤を入れてお風呂に入ると、だいぶ楽になったと感じます。
ゆっくりつかるだけでも楽になりますが、ストレッチを行うと、さらに効果的です。
身体が温まってきたら、肩を伸ばして動かして、軽くストレッチしてみましょう。
好みの香りや色を選んで、リラックスして入浴する
様々な香りや色を楽しめる商品もある
入浴剤には良い香りのする商品が、たくさん販売されています。
入浴剤では森林や柑橘系、花の香りなど、様々な香りを楽しむことができます。
自分の好みの香りを選んで、楽しみながら入浴することも大切です。
また入浴剤を入れた時の、湯船の色にもこだわってみると良いでしょう。
濁ったお湯や、鮮やかなグリーンやピンクなど、様々なお湯の色を楽しむことができます。
入浴剤の香りや色、種類の数は、商品によって変わってきます。
温浴効果などの他に、香りや色にもこだわって、選んでみると良いでしょう。
疲れを取り、ストレス解消効果もある
入浴剤の効果は、前述したとおり、冷え性や腰痛などの改善といった、嬉しい効果が期待できます。
でもその他に、リラックスできるという効果も高いです。
日常生活をしていると、時には怒ったり、イライラしたりしてしまうことはありますよね。
でもストレスがたまったまま、一日を終えてしまうのは良くありません。
寝る前に気持ちが良くなる入浴剤を入れて、ゆっくり疲れを取りたいものです。
中には疲労を回復させる効果の高い、入浴剤もあります。
入浴剤を入れると湯船だけでなく、浴室全体も良い香りに包まれます。
自分の好みの香りや色を楽しみながら、ゆっくり湯船につかると、ストレスの解消にもつながります。
好みの入浴剤を使って、入浴を存分に楽しみましょう。
まとめ
入浴剤は適切な量を、湯船に入れることが大切です。
多すぎても少なすぎても良くありません。
また入浴剤を入れる温度や、入浴する時間にも配慮することが大切です。
さらに香りや色などを楽しみながら、リラックスして入ると良いです。
適切な入浴剤の使い方や入浴方法を理解して、効果を実感できるような入浴をしていきましょう。