腰痛の対策にはマットレスの硬さを重視する必要がある
腰痛で悩まされている原因がマットレスのことがあるということを知っているでしょうか。マットレスの硬さによって腰痛が引き起こされていることがよくあるので、どんな硬さのマットレスを選んだら良いのかを理解しておきましょう。
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マットレスの硬さが重要な理由
腰痛対策としてマットレスを選ぼうとしたときに硬さが重要なのはなぜなのでしょうか。硬すぎるときや柔らかすぎるときにどんな問題が起こるのかを紹介します。
硬いと起こる問題
マットレスが硬すぎると寝心地が悪いという印象を受ける人が多いですが、ほど良く硬い方が心地良いと感じる人も大勢います。ただ、適正なものよりも硬いマットレスを使っていると腰痛を引き起こす原因になるので注意しましょう。硬いマットレスの場合には横になったときに腰が浮いてしまいがちです。人の体は仰向けになるとおしりと肩が後ろに出っ張る形になっています。そのため、間にある腰が浮いてしまい、寝てる間はずっと大きな負荷がかかってしまうのです。
柔らかいと起こる問題
マットレスが柔らかければ体にぴったりと密着するから腰が浮くことはありません。そのため、柔らかければ腰の負担が軽くなると考えている人も大勢います。確かに腰で体を支えなければならないような負担はありませんが、別の観点から腰に負担がかかるようになるので注意が必要です。マットレスが柔らかいと体が深くマットレスに沈み込んでしまいます。重いところほど深く沈むのは容易に想像できるでしょう。体の一番重いところはおしりの場合がほとんどです。すると体が「く」の字に折れてしまうことになり、猫背のような姿勢で寝ることになってしまいます。この姿勢は腰にとって負担がかかるため、寝ている間に腰痛を悪化させてしまうのです。
適切な硬さは人によって違う
このように硬くても柔らかくても腰痛を引き起こす原因になりますが、最適な硬さはこれというのが決まっているわけではありません。体格によって適切な硬さが異なるので、自分に適した硬さのマットレスを探し出すことが重要です。
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最適な硬さを調べる方法
自分に最適な硬さのマットレスはどれなのかはどうやって調べたら良いのでしょうか。最適な硬さを調べるための基本を紹介するので、腰痛対策のために探してみましょう。
マットレスに寝てみるのが肝心
何よりも重要なポイントはマットレスに実際に寝てみて確認することです。宣伝広告を見て腰の痛みの対策になると知り、新しいマットレスを買ったことがある人もいるでしょう。それで確かに効果があったという人もいるものの、実は硬さが合っていなくてあまり効果がなかったという人もいます。自分に合うものは自分で寝て確認するのが最も大切なのです。
マットレスに全身が触れているかを確認
マットレスに寝てみたときにまず確認すると良いのは全身が触れているかどうかです。硬すぎる場合には浮いてしまっているところがあります。腰が浮いている場合が多いですが、背中が浮くケースもあるので注意しましょう。チェックするときには姿勢も大切で、気を付けの姿勢をしてから力を抜いていきましょう。これで全身がマットレスに触れているなら硬すぎることはありません。
腰の下に手を入れてみよう
次にマットレスと腰の間に手を差し込んでみましょう。マットレスと腰の間に簡単にすっと手が入るくらいがちょうど良い硬さです。横からでは手をしっかりと押し込まないと入らないようではマットレスが柔らかすぎると考えましょう。他の人がいるなら姿勢を見てもらって、おしりが沈んでいるかを確認するのも良い方法です。少し遠くから見てもらうことによっておしりの沈み具合がわかり、腰が曲がっているかも判別できるようになります。
背骨のラインに注意しよう
柔らか過ぎないかを確認する方法として背骨のラインに着目するやり方もあります。背骨がまっすぐになっているのが理想的ですが、マットレスが柔らかいと丸まってしまいます。特に首と腰の中間点あたりが曲がっていると腰だけでなく背中にも負担がかかるので要注意です。腰だけでなくて背中も痛いという状況に陥りかねないので背骨のラインも確認しておくようにしましょう。
寝返りを打ってみよう
最後に確認すると良いのが寝返りのうちやすさです。眠っているときにはずっと仰向けというわけではなく、寝返りを打って床ずれなどが起こらないようにしています。寝返りを打ってみたときにスムーズであれば良いですが、柔らかすぎると寝返りを打ちにくくなりがちです。寝返りを打ちにくいと眠っている間、ずっと同じ姿勢のままにする癖ができてしまうことがあります。それが原因で腰に負担をかけ続けてしまっている場合もあるので、寝返りを打つのに抵抗感がないマットレスがおすすめです。
まとめ
マットレスは硬すぎても柔らかすぎても腰痛の原因になってしまうので注意しましょう。実際にマットレスに寝てみて全身がマットレスにつくか、腰が曲がっていないかといったことを確認していけば体格に合った硬さのマットレスを選び出せます。